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サローム(こんにちは)!
前回の記事ではサマルカンドに新オープンしたおすすめホテル、コシュハウズ・ブティック・ホテルを紹介(134. サマルカンド旧市街で快適ステイ!伝統建築様式が美しいおすすめ新ホテル、コシュハウズ・ブティック・ホテル)。このホテルに泊まった翌日、大晦日にタシケントに移動し2日連続でホテルステイを楽しみました。泊まったのはこれまた昨年オープンしたばかりの注目ホテル、「インターコンチネンタル・タシケント(InterContinental Tashkent)」。そう、世界中にホテルを展開するかの天下の高級ホテルブランド、インターコンチネンタルがついにウズベキスタンにも進出してきたのです。しかもティムール広場から徒歩5分という抜群の好立地。
今回は年末年始をウズベキスタンで過ごそうとやって来た妻と2人での滞在になりましたが、普段ラグジュアリーなホテルに泊まり慣れていない私たちは高級ホテルに来るととたんにそわそわし、挙動不審になってしまいます。それでも2年前の年越しで利用したヒルトン・タシケントシティ(7. タシケント最新高級ホテル・ヒルトンタシケントシティ宿泊レポート!)以来となるタシケントでの高級ホテルステイを何とか楽しんできました。その模様を宿泊レポートとしてお送りします。
部屋数は200以上で、1泊400ドルを越えるクラブラウンジアクセス付きスイートルームなどもありますが、私たちは最安クラスのクラシックルームを予約。料金は会員メンバー加入割引込みで1室215ドルでした。
チェックイン時に、この季節の旬の飲み物のザクロジュースを出してくれました。このような気配りは世界中のゲストから愛される有名高級ホテルならでは。
なおこの際、前日の宿泊滞在登録はありますか? とスタッフから聞かれました。ウズベキスタンでは出国時滞在登録を確認されるケースがあるほか、このようにホテル宿泊時にも前日の登録は済んでいるかどうか尋ねられる場合があります。詳しくは下記の記事を参照のこと。
105. 【短信 2023年最新版】ウズベキスタン旅行の際の滞在登録(レギストラーツィア)について
なおロビーにはカフェがあり、ゲストでなくてもここでひと休みができます。ここに宿泊する予定がなくても、ちょっとだけでもホテルの雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
客室に入るとこんなベッドが目に入ってきていきなりぶったまげます。この大晦日は私たちの結婚記念日で、事前に花束のリクエストをしておいたのですがついでにベッドデコレーションもしてくれたようです。ついでというより、こちらがメインに思えるほどのド派手なサービスですが。それにしてもちょっと恥ずかしい……。
もちろん花束もしっかり準備。さらに特製ケーキやお手紙もあり、恐縮なことこの上ありません。
また部屋は眺めのいい12階で、こちらも結婚記念日特典として高層階にしてくれたようでした。
われに返ってお部屋をチェック。部屋の広さは35平米で広々。55インチの大きなテレビが目を引きます。ミニバーやミネラルウオーター、エスプレッソマシンも完備。バスタブはなくシャワーのみでした。
優雅にホテル内のレストランで夕食……といきたいのですが、ホテル内のレストランは高額の年末年始チャージが必要なようで、宿泊料金を払うだけでいっぱいいっぱいの私たちには不甲斐ないながらちょっと手が出ません。年越しパーティーもあるようですが、こちらも50万スム(2024年1月現在のレートで約6000円)となかなかのお値段。ヒルトン宿泊レポートに続き、ホテル内のレストラン情報に関してはまったくお役に立てなかったことをお詫び申し上げます。
さらに大晦日の晩は市内の大方のレストランは休業し、出前宅配アプリも利用できませんでした。結局周辺の飲食店でほぼ唯一オープンしていると分かったKFCでフライドチキンを購入、酒屋で買ってきたシャンパンと妻が持ってきてくれた日本の缶詰やカップ麺とともに、ささやかすぎるディナーを取ることになったのでした。インターコンチネンタルで大晦日にこんなジャンキーかつ慎ましい夕食を食べた夫婦はおそらく世界で私たちだけでしょう。このホテルに限らず、年越しをウズベキスタンで過ごす予定の方はご飯事情に十分お気をつけください!
そのままここで年越しを迎えました。高層階にアップグレードしてくれたのが幸いし、0時になった瞬間にはたくさんの花火が上がったのを目にすることができました。というわけでアッサローム・アライクム2024。
明けて元旦。窓からは新年の幕開けにふさわしい、すばらしい景色を眺めることができました。はるか向こうに見えるのはキルギスの国境になっている、雪の積もった天山山脈。ちょうど日の出の時間に起きた妻によると初日の出の眺めも美しすぎたとのことですが、悔しいことに私は爆睡していたようです……。
楽しみにしていた朝食へ。この日は元日特別サービスで、チェックアウト時刻の12時まで朝食を取ることができました。
タシケントのどのカフェよりもクオリティが高そうな朝食メニューがテーブルに並びます。なかでもとにかくパンの種類が多いこと! できれば全種類制覇したいところですが、数が多すぎてとうてい制覇できそうにないのが残念なところです……。
チェックアウト時間までホテル内をできる限り探検してみることに。最上階の17階にあるのは、レストランバーのEmber&Embar。肉料理やアジア系創作料理が楽しめるようです。
最後までこのホテルの魅力を味わい尽くさなければと、12時ギリギリまで滞在してチェックアウト。ウズベキスタンでの年越しは背伸びしていつも高級ホテルの滞在になっていますが、今回も大満足のホテルステイになりました。願わくば次にこのようなホテルに泊まる時は挙動不審にならず堂々と滞在し、レストランもしっかりと楽しみたいところですが……。
それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!