キーワードで検索
皆さん、こんにちは!
さて、12月に入りここナポリも冬らしい寒さとなりました。先月末、同僚のソプラノ歌手がコロナにかかり、近くで歌っていた私たちは濃厚接触者になりましたが、伝染病が流行っていたピークの時とは対応もゆるくはなりました。それでも筆者は不安になり、この秋はコロナやインフルエンザ予防接種はしなかったので、それ以後はマスクをつけて外出しています。
その上インフルエンザやかぜも流行っています。
その後、別件の仕事で気を使い、体調も徐々に崩れ、初めは喉が痛くなり、咳も出てきて、熱は上がらなかったものの、10日ほど吸入器にお世話になっていました。
現在はだいぶん回復に向かっています。
今年も残りわずかとなりましたが、本当に今年は個人的には乱気な年でした。
そもそも更年期で体調が不安定でした。その上降ってわいたような予期せぬ出来事に巻き込まれることが多く、なぜか周り回って筆者のせいみたいなよくわからないことになっていたり、ある日の夜、居候しているいつものお家で、強風と豪雨で部屋の窓ガラスが割れ、たまたまその時に一人でお留守番していた筆者のせいになっていたり、人間関係でも何にもそんなこと言ってないのに言ってたと誤解され筆者のせいになっていたり、住んでいるマンションでも、洗濯物を干すベランダのところで、あなたがずぶぬれた洗濯物を干しているの?と言われたり、、、結局上の階の人だったことがわかり解決しましたが、、、もうこれでもかこれでもかといった具合でした。おそらく、筆者の性格的な弱点にも大きくかかわっているように思います。相手のことを先に思うので、変に気を使い、いろんなことをはっきりと言えずに、最終的に誤解を生んでしまうというわけです。
さすがに今年はこれを機にはっきりというようになりました。
夏にはワンちゃんの散歩中、怖い大きなわんちゃんに出会い、ピッパが逃げて筆者も勢いで後ろにバターンと倒れて救急病院へ行く始末。幸いリュックがクッション代わりになってくれて首のむち打ち程度で済みました。
とどめの一発は先月末、通訳の仕事でお金が払えないといった理由で当日ドタキャンがあり、それは仕方がないとしても、その後のリクエストでとにかくわがまま、二転三転と変更ばかりし対応できない要求を言ってきたため、丁重にお断りしたら、いつのまにかこれまた筆者のせいになっていたことでした。最後には事実無根な醜い評価も書かれてしまい、まさにモンスターユーザーな人たち、理不尽な言いがかりでいわゆるカスハラでした。
なので、今年は一日も早く終わらないかと願うばかりです。
歌の仕事でも今までありえなかったのは、歌劇場に行くときに普段歩いていくのですが、到着ししばらくすると、むせて咳が止まらなかったりし、それを見た同僚たちはコロナか?!と少し疑う目で見たり、仕事後家に帰ってすぐに寝込んでしまうこともよくありました。
音楽練習や舞台稽古では頭が割れるほど痛くなることもあり、休憩の時には同僚とバールに行くのも控えて、ひとり楽屋で休んでいました。
それでも唯一よかったことは歌です。やはり音楽、歌がどんな時でも支えになってくれました。
新たにマエストラのところへテクニックの向上のためにレッスンへ行くことにしました。
自分磨きをすることで前向きにもなれました。
それから、スーパーへ行き、クレジットカードで支払いその後カードを忘れて、何日も気つかず数日後無くなっていることがわかり、カードを止める前にひょっとしたらスーパーに忘れているかも?!と行ったところ、無事に保管してくれていたことや、ほかのスーパーでも財布丸ごと落としていて、これまた気つかず、そこのガードマンさんが呼び止めて届けてくれたり、、、イタリアでは特にナポリでスリが多いとか印象がありますが、親切な人たちも多く助けられています。
ともかく人生を歩むには体力的にも精神的にもいろんなハードルを越えなければならないということなんだろうと考えるようにしています。
実母もかれこれ20年以上パーキンソン病でかなり進行していて体もガタガタですが、それでも先月新たに手術をし、無事に回復し、退院後今は施設で暮らしています。
母はいつも弱音を吐かず、生命力が高く、認知症でもなく、凛としていて筆者の方が励まされました。
さすが昭和の初期時代の母は強しですね。
なので、こんなことでへこたれずに前向きに過ごしていこうと思っています。
そんななか気分転換にアメリカ領事館ちかくにありますレストランへランチに行きました。
お魚がメインで日本人にも気に入ってくれるお味になっていました。
また一度行ってみませんか?
ピッパ