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2024年を迎えた1月初週、サンフランシスコは無事に毎年恒例でサンフランシスコ湾から打ち上げられる花火で新年を迎えました。今週の様子をお伝えします。
長かったホリデーも幕を閉じた1月最初の週、静かだった市内も徐々に車や自転車の交通量が増えてきつつあります。今週は12月31日の真夜中から15分の間、ベイブリッジの麓付近から毎年恒例の花火が打ち上げられ、多くの観覧者で賑わいました。
この日は交通渋滞に備え、MUNIやCal-Trainは全て無料での運行となりました。花火は15分間賑やかに打ち上げられ、大きな問題もなく2024年に突入しました。なお、1月1日は快晴の穏やかな日となりました。
カリフォルニア州では、12月第3週にインフルエンザの流行とCOVID-19による救急外来受診が急増しています。この急増は、米国疾病対策予防センターのデータによると、2023年の最終週まで全国的に続いていますが、年末年始の集まり、旅行、そして新たに確認されたJN.1コロナウイルス変種が原因とされています。
全米規模でも、12月最終週に78,905人のCOVID-19、136,668人のインフルエンザによる救急外来受診があり、それぞれ前月から72%、225%増加した状態です。特に1月の第1週は、特にインフルエンザの患者数が加速するとされており、カリフォルニア州も例外なく呼吸器官系の感染率が上昇しているとのこと。ベイエリアのほとんどの病院は、季節的に患者が増えることを見越して、数カ月前から従業員のマスク着用を復活させるなどの対応をとっていますが、今後このJN.1ウイルスがどこまれ影響をおよぼすのか注目されています。
このコラムを書いている2024年1月4日現在、サンフランシスコの市のデータによると、今週1週間のサンフランシスコの陽性率は9.3%。前回の55からほぼ倍に増加しています。カリフォルニア州の平均陽性率は、12月22日からアップデートがないため先週と同じ9.8%。インフルエンザの陽性率は15.0%です。