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152. 巨大ショッピングモールに猫カフェも!タシケントの2024年最新スポットを一挙紹介

伊藤 卓巳

伊藤 卓巳

ウズベキスタン特派員

更新日
2024年7月23日
公開日
2024年7月23日
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サローム(こんにちは)!

1年半前サマルカンドに住み始めてからこの町に関する記事ばかりを執筆してきましたが、ありがたいことに私の記事を楽しみにしていらっしゃる在タシケント邦人の方がちらほらいらっしゃるそうことで、大げさながら使命感を感じ今回は久々にタシケントについての記事です。
果てしなく発展を続ける中央アジアでいちばんの大都会タシケント。私は月に一度のペースで上京(?)していますが、そのたび新しいスポットが誕生しており、そのたび驚愕しています。この記事では駐在員の方にも旅行者の方にもおすすめしたい、華の都タシケントの最新スポットを一挙ご紹介します。

●タシケント最大のショッピングモール、タシケント・シティモール

タシケント中心部にある複合施設、タシケントシティ(52. タシケントの今を象徴する複合施設タシケントシティ。夜の噴水ショーは必見!)。ヒルトンホテルやプラネタリウムなど、今までタシケントにはなかった施設が建ち並んでいますが、ついにこの一角にタシケント・シティモールという名のショッピングモールが今年2月にオープン。
タシケントにはサマルカンド・ダルヴォザ(54. 何でも揃うタシケント最大級のショッピングモール、サマルカンドダルヴォザ)など他にもいくつかショッピングセンターがありますが、このタシケント・シティモールはそれらを遥かに凌駕する、4階建ての巨大なショッピングモールなのです。

ときどきLED巨大広告に映るウズベキスタン国旗で彩られる外観
大きな楕円形の吹き抜けが印象的な館内

入っているテナントも、ZARAにアディダスにサムスンにと日本人にもおなじみのブランド多数。ウズベキスタンでは勝手に有名ブランドショップを名乗る店が多数見受けられますが、当然のことながらこれらの店はすべてオフィシャルショップです。

オフィシャルショップとしてはついにウズベキスタンに初上陸したZARA
今までこの国にはあまり売られていなかった登山用具やマウンテンバイクを置いているアウトドアショップも

ウズベキスタン界隈と極一部の旅行者の間で絶大な人気を誇る「て」の店こと7SABERも出店。さらに「てTECH」や「てPerfume」の店まであり、さらなる業種拡大を目指しているようです。

こちらはロシア発の謎の日本風健康グッズメーカーYAMAGUCHI。山口はロシア語で私は強いと意味になり、ロシアでいちばんかっこいい日本の苗字なのです

レストランも充実。3階にはBOBOYという高級ウズベク料理店があり、テラスからはヒルトンなどタシケントシティを一望することができます。同じく3階にはピザ、トルコケバブ、寿司ロールなどが食べられる安価なフードコートが。1階にはフランス発のカフェPAUL(アライバザール近くにも店舗あり)、シーフードレストラン、イタリア料理店、日本風レストランなどがあり、食事に困ることはありません。

ウズベク料理店BOBOY。メニューは一般の食堂と比べておおむね2倍かそれ以上の値段

さらに4階にはシネコンがあり、最新の映画を上映しています。
ただこれほどの規模のモールなのに本屋がないのが残念なところ。確かにこの国の人々は日本人と比べると活字を読む習慣が格段に少ないということは、生活していて日々実感しているのですが……。館内地図も少なめなので、迷子にならないようご注意を。

客層もいかにも富裕層といった家族連れやイケてる若者が多く、大都会タシケントのなかでも最も現代的で先進的な場所といえるこのタシケント・シティモール。長期滞在する駐在員の方であれば、何度もお世話になることでしょう。

地下鉄パフタコール駅、アリシェール・ナヴォイ駅からモール地下に直結!

■タシケント・シティモールTashkentCityMall

住所
TashkentCity,Toshkent
営業時間・電話番号
店舗によって異なる(下記URL参照)
アクセス
地下鉄パフタコール、アリシェール・ナヴォイ各駅から徒歩すぐ
URL
https://www.tcmall.uz/en/(英語)
Instagram
https://www.instagram.com/tashkent_city_mall

●猫天国の国についに誕生!猫カフェ・Cats&Friends

町を歩いているといたるところで猫を見かけるウズベキスタン。特に多いのがロシア系住民が多く住むタシケントの集合住宅エリアですが、これはロシア人の多くが動物好きで、自発的に猫の世話をしている住民が多いのが理由のようです(20. 遅ればせながらスーパー猫の日!ウズベキスタンの猫事情は?)。日本の猫と違い、近づいても逃げない人なつっこい猫が多いのがうれしいところ。
とはいえこういう猫は半野良猫、思いっきりふれあいたいけれどなかなか難しいのが事実。しかし、ウズベキスタンで思いっきり猫とふれ合いたい方に朗報です。この国では未だかつてなかったと思われる猫カフェが、ついにタシケントにオープンしたのです! その名も「Cats&Friends」。

受付が済んだらさっそく猫に癒やされに行きましょう! 広い部屋の中には20匹ほどの猫が。寝ている猫は起こさないでねとのこと。また赤い首輪の猫はわんぱくなので要注意だそう。
スタッフはロシア系で、皆猫を大切にお世話しているのが感じられました。お客もロシア人などスラブ系の人々が多い印象。

今回私は日本人の知人男性2人と訪れましたが、猫たちはいきなりドヤドヤやって来た東洋人中年男たちにも動じることなく、平然とくつろいでいました。お昼過ぎに訪れたためか、半分ぐらいの猫はお昼寝中。できるだけたくさんの猫と遊びたければ、午前中に行った方がいいかもしれません。
また今回は予約なしでOKと言われましたが、以前は完全予約制だったとのことで、念のため訪問の際は電話やInstagramのDMなどで予約が必要かどうか聞いてみるのをおすすめします。

どの猫もあまり私たちに興味がなさそうでしたが、最後の最後に一匹の猫が膝の上に乗ってくれました!

料金コースは1時間9万スム(2024年7月現在のレートで約1200円)が基本で、お茶やコーヒーは飲み放題。猫のえさは別料金となります。
市内にある私設の保護施設から猫たちを譲り受け、今年2月にオープンしたとスタッフ。人も猫もwin-winのこの試みがこれからも続き、ぜひ第2・第3の猫カフェができてほしいものです。

テーブルもあり、Wi-Fiも使えるので作業スペースとしても利用できるかも。PCに猫が乗ってきて作業できないかもしれませんが(笑)

■Cat Cafe Cats&Friends

住所
10Oqqo’rgonko’chasi,Toshkent
電話番号
+998-77-003-7553
営業時間
10:00~22:00
アクセス
地下鉄ハミド・オリムジョン、プーシキン各駅から徒歩各20分
Instagram
https://www.instagram.com/catsandfriends.uz/

●注目レストラン・バーのオープンが続くタシケント一の繁華街、タラス・シェフチェンコ通り

おしゃれなレストランや深夜まで客足が途切れないバーが並び、私が勝手にタシケントの渋谷と呼んでいる繁華街がタラス・シェフチェンコ通り。特にこのようなお店が集まっているエリアが、タシケント駅と地下鉄オイベック駅/ミング・オリク駅の間の区間です。

ガイドブック『地球の歩き方』に掲載されているウズベク料理店アフソナや、このブログでも紹介したアイリッシュパブ(80. ウズベキスタンでワールドカップを見たい!タシケントとサマルカンドのスポーツバー)がこのエリアの定番のお店でしたが、最近のトレンドはロシアやカザフスタンで成功したカフェやバーが進出していること。私が時々行っているおすすめのお店をご紹介しましょう。

まずは最新版ガイドブック『地球の歩き方Plat』に載っているカザフスタン発の人気カフェチェーン、コーヒーブーム Coffee boom。ドリンクだけではなくフードメニューも充実しており、ブランチにぴったり。この国のカフェには珍しく、アルコール類も置いているのがうれしいところ。
Instagram:https://www.instagram.com/coffeeboom.tashkent/

ロニ・ピッツァ・ナポリターナ RONI PIZZA NAPOLETANAも、もともとカザフスタンにあったチェーン店。ここの売りは本格窯焼きピザ。ピザはウズベキスタンでも気軽なファストフードで、どこでも気軽に食べられますが、ここのピザは他とはひと味違うおいしさです。
パスタやサイドメニューも豊富。クラフトビールやカクテルなど、お酒にもこだわっています。
Instagram:https://www.instagram.com/ronipizzauz/

Brasserie Lambicはロシアからやってきた高級ビールバー。ベルギーやドイツなどヨーロッパ諸国のビールがそろっています。この国では生ビール1杯200円以下で飲めてしまいますが、ここでは何とどのビールも1000円以上。その分他のバーでは決して飲めない極上のビールが味わえます。この国では貴重なギネスビールも。ビールに合うフードメニューもあります。
Instagram:https://www.instagram.com/lambic_uz/

●何を食べようか迷ったら24時間営業のフードモール・タシケントへ!

ティムール広場と地下鉄オイベック/ミング・オリク駅のほぼ中間地点、先述のタラス・シェフチェンコ通りから近い場所に去年オープンしたのが、大規模フードコートのフードモール・タシケント。この国の従来のフードコートは主にスーパーやショッピングモール併設で、お店もピザ屋やバーガー屋、ケバブ屋などが中心ですが、このフードモール・タシケントは明るく開放的で、シンガポールのホーカーズのような雰囲気。食べられる料理はベトナム料理、タイ料理、韓国料理などのアジア料理やカフェメニューが中心です。何とクラフトビール専門店も!

ビルの1階にあるフードモール・タシケント。暑い時期はテラス席でくつろぐことができる
案内図とお店一覧。シャシリクやサモサが食べられるウズベク料理店も

このヤングでナウいフードコート、フードモール・タシケントは24時間営業(一部のお店は深夜クローズ)。たびたび音楽イベントなども開かれるようで、陽気なタシケントの若者たちが集っています。旅行者にとっても、何を食べようか迷ったときや深夜に腹ぺこのままタシケントに到着してしまったときなどに利用しやすい、なかなか便利な施設です。ぜひ気軽に行ってみてください。

Oishi|おいしいという寿司ロール店も。ウズベキスタンでもSUSHIは根付きつつあります

■フードモール・タシケントFoodMallTashkent

住所
6Shahrisabztorko’chasi,Toshkent
営業時間・電話番号
店舗によって異なる(下記Instagram参照)
アクセス
地下鉄アミール・ティムール・ヒヨボニ、ユヌス・ラジャビィ、オイベック、ミング・オリク各駅から徒歩約20分
Instagram
https://www.instagram.com/foodmall.tashkent/
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