80. ウズベキスタンでワールドカップを見たい！タシケントとサマルカンドのスポーツバー

アライバザール近くにあるバーで、そこまで広くはありませんがサッカーのビッグマッチがあるときは大きいスクリーンで中継を流してくれます。臨場感を味わいたい方にはおすすめのお店でしょう。

店名の通り、ここの売りは肉料理。特にステーキが柔らかく絶品です！　大勢で行くならぜひ注文したい「1メートルステーキ」は見た目もインパクト抜群、お味も文句なし。

この期間はワールドカップをほぼ毎試合やっているほか、インスタグラムを見るとチャンピオンズリーグ決勝なども流していたようでした。このような試合になると満席必至なので、ぜひ事前予約を。

おしゃれなお店が並ぶ地下鉄オイベック駅近くの一角にある、ヨーロッパ風のパブ。客層も欧米人旅行者や駐在員が多めで、まるで別の国に来たかのような雰囲気です。

私はこのお店では今回のワールドカップは見ていないのですが、今年6月にウズベキスタンで行われたU-23アジアカップの決勝、地元ウズベキスタンが準優勝に終わった試合をここで観戦。
広々とした1階にいくつかテレビが設置されており、ここで試合が流れています。ワールドカップなどの大会以外でも、毎週ヨーロッパ各国リーグ注目のゲームが流れているよう。そして天井に掛かった各ビッグクラブのフラッグは、サッカーファンの心を高揚させるはずです。

アイリッシュパブという店名なのにあいにくギネスビールはありませんが、お酒の種類は豊富でビール以外にもワインやウイスキーなどを取り揃えています。
食事もパブ定番のフィッシュアンドチップスやソーセージをはじめ、お酒に合う料理がずらり。

まさに正統派スポーツバーといえる人気店で、やはり見たい試合があるときは前もって席を予約しておくのが安心でしょう。サッカー以外でも、ハロウィーンやクリスマスパーティーなど季節に応じたイベントを開催しているそう。特に何もない日でも、ふらっと飲みに行きたいときなどに使えるお店です。

最後にご紹介するのがサマルカンドのお店。ガイドブックどころか地図アプリにも載っていない超穴場店です。
正式な店名も不明ですが、入口にデカデカとMANCHESTERの文字とイングランドの名門マンチェスターユナイテッドのエンブレムが描かれているので、Manchester Shashlikというお店としておきましょう。そう、ここはサッカーの試合を見ながら焼きたてシャシリクが食べられるお店なのです。
お店があるのは新市街のディナモスタジアム脇、パルサービール工場近く。この一帯はここ以外にもお酒が飲めるお店がひしめく飲み屋街になっており、飲み歩きが楽しいエリアです。

このお店もテレビがいくつか設置されており、ウズベキスタン国内リーグから海外サッカーまで頻繁に試合が放送されています。また数室ある個室でもテレビがついており観戦可能。今回の日本vsドイツ戦もしっかり流してくれました。アットホームな雰囲気で店員さんもフレンドリーなので、見たい試合があれば気軽に相談してみましょう。

メニューはなく、ビールを頼むと同時にナッツやポテトチップスなどのおつまみが運ばれてくるので好きなものを選び、その後店内のショーケースでシャシリクを選ぶ方式。牛肉（говядина:ガヴャージナ）や羊肉（баранина:バラーニナ）、鶏肉（курица:クーリッツァ）といったロシア語を覚えておくと、どれがどの肉か聞くことができるでしょう。以前は豚肉（свинина:スヴィニーナ）もありましたが、最近は置いていないようです。

また、ここでは水たばこ（シーシャ）も吸うことができるのが嬉しいところ。日本では値段が高いイメージの水たばこですが、この国ではこのようなバーで安く気軽に楽しむことができます。
店員さんがフレーバーを選ばせてくれるので、お好きな味でお楽しみください。

サッカーに国境はないとよく言われますが、それはウズベキスタンでも同様。このようなスポーツバーに行って試合を見ていると、ここのチームが好きなのか？　とかおれは日本人選手の誰誰を知ってるぞとか、たいていウズベク人客が話しかけてきます。このような場でサッカー観戦仲間ができるかもしれません。
そしてワールドカップの日本戦を見ていると店員さんやお客から何度も言われたのが、同じアジアだから応援しているぞというありがたいお言葉。これからも日本代表が勝ち進むにつれて、ウズベク人からの注目がどんどん増え応援の声も大きくなることでしょう。ぜひ行けるところまで行ってほしいものです。

それではコルシュグンチャ・ハイル（また会う日まで）！