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今回は、毎月開催されているフレンチマーケットと毎週開催されているファーマーズマーケットのダブルで楽しめる第二日曜日の歩き方。早起きは三文のお得?アンティークと新鮮食材を合わせてゲットしてサウサリートを散策するモデルコースです。
カレンダーを見たら、第二日曜日の予定が何もないことに気がつきました。フリーマーケット好きとしてはフレンチマーケットに行かねばと、お宝に巡り会えるよう祈りながらゴールデンゲートブリッジを渡りました。向かった先はマリンカウンティー・サンラファエルです。毎週第二日曜日にフリーマーケットが開催されています。ブースの数が140くらいで歩いて回るにはちょうどよく、落ち着いた雰囲気の中でお宝探しができます。フードブースもあるので、温かい飲み物片手にゆっくり回ってみてください。
ディーラー同士他のブースでショッピング。値段交渉しあってる奇妙な光景もありまして、プロのおメガネにかなう物がある質の高さが伺えます。アメリカンアンティークやミッドセンチュリーの雑貨は、規模の割に見つかる確率が高くお気に入りです。
サンフランシスコダウンタウンから日曜日で渋滞もなく30分足らずのドライブです。ラグーンでは水鳥もゆっくりしていてまるで別世界。この静けさは、富裕層というより日常生活の質の高さを垣間見た気がします。
10時前に到着すれば比較的パーキングも見つかりやすく、また若干遠くてもこの水辺を歩くので散歩がてらあまり苦ではありません。
巨匠フランク・ロイド・ライトの代表作のひとつが「マリンカウンティー・シビックセンター」です。日曜日は中に入れませんが、建築デザインに興味のある方は、曜日をあらためてぜひ庁舎内を見学して欲しい場所です。場所柄お硬いイメージがありますが、やわらかな彩光がそれを一掃してくれ、また来たくなるお役所です。
マリンカウンティー・シビックセンターでは、毎週木・日とファーマーズマーケットが開催されています。行きつけのフェリービルのファーマーズマーケットとは売っているものが少し違っていました。お庭のあるお家が多いのでしょうか? この季節は苗を売っているブースがいくつかありました。アパート住まいの私には羨ましいかぎりです。またスモーク用のアップルツリーも売っていて、自家製ベーコンやスモークサーモンとか作ってるのかしらとこれもまた羨ましいことです。
フードブースもバラエティーに富んでいて、みんなでピクニックスタイルでブランチしていました。第二日曜日、一石二鳥なマリンカウンティーシビックセンターです。
帰路は、サウサリートに立ち寄ります。
サウサリート発祥の陶器「ヒースセラミックス(Heath Ceramics)」はシンプルで飽きのこないデザインばかり、和食も含めどんな料理でもしっくりなじんでくれます。サウサリートの工場と併設されているアウトレットは寄っておきたいところです。職業柄テーブルセッティングに興味があるのですが、カリフォルニアスタイルのオーガニックなさりげないセッティングは、毎回参考になります。サンフランシスコにもショールームがありますが、各エリアそこに住んでいる人の生活スタイルを感じさせます。
海辺の町サウサリートにはたくさんのカフェやレストランがありますが、今回は仙台のお父さんから引き継ぎ、現在二代目のお嬢さん切り盛りしている「ベイサイド・カフェ」に行ってみました。ホームメイドのアメリカンスタイルのカフェです。卵料理の細かい希望やパンの種類は必ず聞かれます(笑)
どーして卵だけはこんなにこだわりがあるのか? 卵料理に関しては不思議な国アメリカです。
リピーターが多いのが家庭的で継続して営んでいるカフェなのが分かります。
ちょっとホッコリする日曜日ブランチです。
日曜日の朝9時頃にダウンタウンを出発。右側に朝日をゴールデンゲートブリッジを渡り、アンティークやビンテージのお宝を探し、歩いて行ける距離にマーケットがあって、そしてサウサリートでブランチ。もし観光でサンフランシスコ訪れたとしてもローカルな雰囲気を十二分に感じられる、月に一度の限定的な日曜の歩き方です。
【玉石混交:ぎょくせきこんこう】
価値のあるものとないものとが、入りまじっていること。