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サンフランシスコ西端リンカーンパーク内の「カリフォルニア・パレス・オブ・リージョン・オナー(California Place of Legion of Honer)」は、8月18日まで「日本の版画・浮世絵〜現代展」を開催しており、あわせて、着物のデザイン展もあり久しぶりに行ってきました。
リンカーンパークへの行き方は、ミュニ#1番バス 33rdアベニュー行きに乗って、ほぼ終点の32ndアベニュー&カリフォルニアStで下車しました。タイルアートの階段が見えたら下車します。
この階段は「リンカーンパークステップ」と呼ばれています。カリフォルニアStの西端にあり、1900年代初めにできました。特に補修されることもなくほったらかしにされて傷んでいたのを2007年パブリック・アート・インスタレーションとして修復を兼ねタイルアートにしようと計画を立て、市の公園局の許可を得て素敵なアート作品になりました。さびれて登れるのか? という階段が、いつの間にか美しく変わっていたのを覚えています
その階段を登るとリンカーンパーク・ゴルフコースのホールに出ます。脇道をボールに当たらないように気をつけて道なりに歩いてください。
突き当たりまで歩いていくと、突然ヨーロッパみたいな白亜の宮殿みたいな「パレス・オブ・リージョン・オブ・オナー」通称フレンチミュージアムがあります。このミュージアムは1924年、一般公開され今年ちょうど100周年を迎えます。第一次大戦でカリフォルニア出身の戦士3600名の事を忘れないようにあえて休戦の日(後のベテランズデー)11月11日しました。砂糖会社、そして慈善事業に尽力されてたスプレッケルンズ家が、旧市営墓地に建設しました。デザインはパナマ太平洋博覧会のフランスパビリオン(パリのHotel de Salm)のレプリカなのだそうでサンフランシスコ市に寄付をした形になります。ヨーロッパのものを中心に華やかな作品が多く、気分も高揚していきます。
入口近くのロダンギャラリーには世界でも指折りの素晴らしさを誇るパイプオルガンがあり毎週土曜日午後4時からミニコンサートもあります。
せっかく、サンフランシスコの西端までいらしたら、ランズエンドの「咸臨丸入港百年記念碑」は見ておきたいですね。1860年にポーハタン号の護衛艦としてピア9に接岸した咸臨丸。この位置は太平洋からサンフランシスコに入るには必ず通るこのゴールデンゲート海峡のすぐそばにあります(ゴールデンゲートブリッジはまだできていません)。
通り抜けたリンカーンパーク・ゴルフコースは、市営コースで比較的お手頃な値段でゴルフを楽しめます。プレー代が安い平日は親子で楽しんでいる様子も見受けます。7月29日からジュニアの夏休み向けゴルフプログラムも用意されレッスンプロの指導が受けられるチャンス。夏休みのアクティビティにはちょっといいかもしれませんね。