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NFLアメリカンフットボールのオークランド・レイダースがラスベガスに移転して、今度はMLBメジャーのオークランド・アスレチックス(A's)がいよいよオークランドでの最後のシーズンを迎えます。全米でも熱きファンが多いことで知られるオークランドA's。先日、菊池雄星投手が所属するトロント・ジェイズのデーゲームを観てきました。 前夜の9回裏のサヨナラホームランの余韻を残して、さわやかな初夏の風。野球は青空の下で観戦するにも、お昼寝するにもちょうどいい塩梅のゲーム観戦でした。
菊池投手は2日前に登板だったので、この日はブルペンで軽く肩慣らし程度でした。また、スタンフォード大学に入学が決まっている佐々木麟太郎さんも球場にいらしていたようでした。お恥ずかしい話、私はすれ違っていたのですが、お顔が分からずまったく気がつきませんでした(ごめんなさい)。佐々木さんは、ベイエリアに住んでいるわけですから、今度はスタンフォードまで野球観戦に行ってみようと思います。
花巻東出身の先輩後輩、再開を祝いどこかで食事してたかもしれませんね。
さて、試合は残念ながらA'sにまったくいいところがなく終わってしまったのですが、A'sは今シーズンでこのコロシアムを去り、2年後にラスベガスのストリップ地区に新しく完成するスタジアムに移転します。つまりオークランドでの公式戦は今年で最後となるのです。
実は移転の話は以前から出ていて、2006年にはシリコンバレーのフリーモント市に行くかもという話がもち上がりました。しかし、住民の反対運動により白紙に、続いてサンノゼ市に移転となったんですが、サンフランシスコ・ジャイアンツの絡みであえなく終わり。最近ではオークランド港のハワード・ターミナルに商業施設と共に移転してはどうか? これも消えちゃいました。レイダースのあとを追うようにラスベガスに移転が決まりました。
新スタジアムは、すでに閉鎖になったトロピカーナホテルを含めた場所に建設するそうです。
思えば、この球場は1962年に完成していて60年以上経っています。お手洗いから水飲み場、シートいたるまでかなり味わいが出てきており、サンフランシスコのオラクルパーク(2001年完成)と比べるとどーしても”古い感”がします。この球場は将来取り壊し再開発する案もあり、地元ニュースでも取り上げられていて、成り行きが注目されます。
そして、このA'sというチーム自体も1968年カンザスシティーから移転してきて、80〜90年代は勢いがあったのですが、その後低迷期が続きます……
ここでちょっと映画の話になりますが、2002年ブラッド・ピット主演の「マネーボール(邦題も同じ)」を観たことありますでしょうか? あの映画は、野球のデータ分析(セイバーメトリックス)からチームを勝利に導いていく内容です。実際にGMビリー・ジーン(ブラピが演じていました)の戦略で低迷中でリーグ最低年棒でありながらも、20連勝(アメリカンリーグの新記録)、2年連続100勝した実話の映画です。往年のA'sファンの方、そんな時代もあったと懐かしんでください。この映画ではオークランドで2000本安打達成したレジェンドもチラ出演しています……脱線しすぎ(失礼)
さて、8月2〜4日は、LAドジャースとの交流戦があります。この時期にサンフランシスコにいらっしゃる方、サンフランシスコからバートで30分足らずでオークランドコロシアムです。昔ながらのボールパークの最後のシーズン、みんな一緒に応援しませんか?
(撮影許可済)