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ボナペティサンフランシスコ8月新発見な食材

美丸(Mimaru)

美丸(Mimaru)

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2024年8月26日
公開日
2024年8月26日
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あっと言う間に8月終わります。新学期の準備や引っ越しに追われた月だった方もいました。9月から新生活の前に8月のマーケットを!今月は生まれて初めてみた謎に満ちた食材がありました。

新しいベンダーさんのブースに某シェフ。ずーっと話してるんで諦めて記念写真撮りました

発酵食品の勢いは止まりません。今彼らはなんでも”発酵(Farmented)”させてみようと先入観が全くない斬新なアイディアが尽きないようです。発酵食品のワイズゴートさんの前には試食の人たちが入れ替わり立ち替わり(私もその一人・微笑)健康と食の意識が高く、新しいものには目がないエリアなのがよく分かります。

老舗ホテルフェアモントのお庭の蜂蜜

マーシャルファームの蜂蜜は、ベイエリア各地に巣箱を設置してその場所の蜂蜜を採取しています。お味見すると全く違うのが本当ビックリ。ノブヒルにある老舗ホテルのフェアモントのお庭にも巣箱があってフェアモントの蜂蜜として売っています。サッパリ系の甘さ、サンフランシスコのお土産にいかがでしょうか?ソノマ、ナパバレー、ベイエリアブレンドもあります。

プルーンは1日5粒で医者いらずなんだとか

健康食品として有名なプルーンはフレンチプラムの事。今月は、ストーンフルーツが最盛期を迎えて何種類も出ていますが、このフレンチプラム(プルーン)を手がけているのはわずか2カ所の農家のみ。生食だと甘さ控えめですが、ベイクしたり加熱すると甘さが強くなるって昔聞いたことがありました。プルーン(prune)はフランス語でPlamの事

カラフルなチリ

甘いチリから激辛チリまで色や形もさまざまで見てるだけでも楽しい。”万願寺とうがらし”は、スイートチリとして売られています。

ヤード(yard≒0.9m)くらいの長さになるグリーンビーンズ(インゲン豆)を見つけました。子供の小指くらいの細くながいインゲン豆、ビヨヨ〜ンて生っているの見てみたいです。

久しぶりの大発見!たまげた食べ物”メキシコ・トリュフ”

”ハイトラコッシュ”読めなかったらメキシコ人がパッと読んでいたのにもたまげた

これは何だと思いますか?エアルームベジタブル、ユニークな伝統的食材ではフェリープラザのマーケットNo.1テラベジタブルさんが、またまた妙な物を並べていました。手にとった時、「エレファントマン」「フランケンシュタイン」が頭をかすめてしてしまい、腫瘍ができちゃったトウモロコシみたいでおよそ食べられるとは思えなかったです。

ところが、スペイン語を話すカップルが嬉々としてごっそり買って行ったのをみて、フードコーディネーターとして買わずしてどうする?これは実験室(台所)で研究してみなければ。大きさに関係なく1つ2ドル、試しに買ってみました。”マッシュルームと同じようにして食べる”と”グットラック”のアドバイス。戦利品を家に持ち帰り袋を開けてびっくり、なんかドロドロした黒いインクみたい溶けちゃったみたいになっていました(後で分かった:湿度は大敵で一気に劣化させる)。

調べてみたら「ハイトラコッシュ(コーン・スマト)」(haitlacoche, Cuitlacoche)。コーンに宿主する菌の一種でした。コーンの大敵の一方で、メキシコの珍味で”メキシコ・トリュフ”とも言われているそうですよ。新鮮なものは灰色でふっくらしています。劣化すると黒くドロっとなってしまうんだそうです。ハイトラコッシュは、収穫後すぐに食べちゃうか、翌日くらいには冷凍する温度管理の難しいマッシュルーム。

指を真っ黒にしながらどうにか食べられそうな薄い灰色部分を取り出し、オリーブオイルでソテーしてみました。鮮度の問題があるにせよ、ふっくら柔らかく滋味あふれ、トウモロコシ(スイートコーン)の甘い風味を感じました。採れたてなら更に風味が豊かなんだろうなとマーケットからさっさと帰ってこなかったのをかなり後悔しました。

コーンの病気みたいに思われがちですが、収穫期間と季節感からトリュフと言われるだけあって、1ポンド(約453g)あたり20〜25ドルで取引されています。生のトウモロコシがスーパーで2〜3本で1ドルの値段を考えるとかなりの商品価値(お金になる作物)と言えますよね。冷凍保存できるので商売としてもおいしい。

トウモロコシやマッシュルームより高価格でそれらの代替え作物として、1993年頃からわずかながら流通していて一応ほぼ全米に出回っています。

一般的には瓶詰めか缶詰が主流で、7oz(約200g)10ドルくらい。グルメフードショップに売っているようです。
参考:ウッドランド・グルメ

大きいのもで大人の親指大これで2ドル分。やっぱり高級食材

北カリフォルニア食材のトレンドをチェックしている活動の一環で、毎週フェリービルに買い物に出向いて、欲しいものはどのファームで入手できるか把握していても、やっぱりみた事もない食材があります!サンフランシスコのファーマーズマーケットは相変わらず食いしん坊には宝の山でした。

最後の週は、梨の豊水が出ていました。いよいよ味覚の秋がやって到来。

フードワイズ・ファーマーズマーケット

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