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今回は、サンフランシスコ市内にスーパーがオープンした話しです。場所は、”ポークガルチ(Polk Gulch/ポークの小さい渓谷)”。市内幹線道路のバンネスAveに沿って、シビックセンターからフィッシャーマンズワーフまで南北に走っているのがポークスStです。そして交差するカリフォルニアStからロシアンヒル辺りまでのエリアです。ノブヒルとパシフィックハイツの谷間なのでそう呼ばれています。近年テック関係の方々が住み始めるようになってから、あれよあれよと洗練されてきたエリア。第二のバレンシアStとまで言われています。そこにサンフランシスコにしかない超地元思考のスーパー「バイ・ライト(Bi Rite)」の3店舗目がオープンしました。
サンフランシスコ住民で、知らない人はいないであろうスーパーマーケットが「バイ・ライト」。ミッション地区のスーパーで、パンハンドル(ディビサデロSt)にもオープンしています。3店舗目がようやく先月末、ポークガルチにオープンしました。
私事ですが、ほとんどの買い物はトレーダージョーズ(以下トレジョ)で賄っていますが、そもそもコンビニなので基本的な食材が中心。しかし、ちょっと変わった食材はバイ・ライトに行きたいのですが、徒歩圏内にないという現実。私バイ・ライトラバーなのです。だから今日から歩いてバイ・ライトに行けると思うと嬉しくて嬉しくて♡
嬉しいばかりではなく、将来的にここが拠点(HQ)となるんだそうです。
実は、バイ・ライトを立ち上げたサムさんはシェフです。そしてサムさんのキャリアは、この場所(2140ポークSt)が始まりなのだそう。以前ここは、「リアルフーズカンパニー」という、バイライトのコンセプトと瓜二つのサンフランシスコにしかないスーパーでした。サムさんは、当時ポークガルチに住んでいたこともあり、リアルフーズで働き始めたのです。レシピ開発に隣の「ロシアンヒル・ブックストア」でヒント探しをしていたようです。私もたまに利用しているこの本屋さんは、店主の審美眼でセレクトされた書籍が所狭しと並んでいます。オーセンティックな料理本からコンテンポラリーなレストランレシピまで揃っています。それとカード類もセンスの良いものが揃っていますよ。
キッチンを設たりちょっと時間はかかりましたが、外観にリアルフード時代のイエローを残したのはサムさんの思い入れかしらん?
サムさんにとって古巣に戻ってきたバイ・ライト・ポーク店ですが、幾つか既存店と相違があります。まず売り場面積は約370m2と最も大きくなり、通路がやや狭い既存店に比べ広くなりました(あのゴチャゴチャ感がいいという人も)。バイ・ライトのプライベートブランド(PB)がコーナーを設けてあります。
PB商品は、ローカル重視でここはお気に入りのポイントです。スーパーを探検(視察)する時は、こういったPB商品や売り場のディスプレイも見て回ると楽しいです。また、野菜や果物はファーマーズマーケットに出店しているベンダーさんと提携していて、フェリープラザの旬の野菜はここでも買えます。また日系ファームからも仕入れていてアジア系の食材も見ることができます。クラフトビールも充実しているし、PVワインもディリーユースにピッタリ。そして他店に比べてチーズ類が豊富に感じます(こりゃディナータイム充実間違いなし)。
その他いくつか知ってお期待のが以下
店内にキッチンがあるので作りたてのサンドイッチはもちろん、レシピ開発もしているので、ここがトレンド発信地となる可能性も大。シェフ出身で、しかも全店に目が行き届くサイズのスーパーの強みです。
観光でいらし方には行きやすくなり、フィッシャーマンズワーフから徒歩20分。ユニオンSQからTライン&#45もしくは#38&#49で25〜30分という場所。
スーパーマーケットウォッチャーさん、是非是非チェックしてみてくださいね!