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皆さん、こんにちは!
さて、毎年行われていましたルチアーノ・パヴァロッティの没後記念コンサートは今年はしないことになりました。
実を言いますと昨年から無くなったのですが、今年公に無くなった発言をし新聞にまで載りました。
地元の人たちは<パヴァロッティが忘れられたのか?>とがっかりしていました。
しかしながらここ数年エミリア・ロマーニャ州に豪雨が降り、かなりの被害になってしまい、改めまして今年も豪雨が降り、再建していたのにまた再び建物土砂崩れがひどくなりました。それが原因で死者もかなり出ましたので、一応そういった理由があるからだそうです。その上、モデナだけにこだわることなく、世界のパヴァロッティなので、世界のどこでもパヴァロッティの記念コンサートはできるからだと取りやめたそうです。
私たち歌劇場で働いている者としては当然がっかりしました。しかし事情が事情なので仕方がありませんでした。
ここ数年、エミリア・ロマーニャ州で豪雨による災害復旧工事は進んでいますが、コムーネや州からもサポートが少なくなり、私たちの契約につきましても条件がますます厳しくなりました。
正直言いますと、歌劇場の近くに住んでいる人にはまだいいのですが、遠くから遥々働きに来る出稼ぎ労働者にとっては、非常に不利な契約で働きにくくなりました。それでも大好きな仕事なのでこれからも働きに行きますが、これからは真剣になんでも引き受けるのは考えないといけないなあと思っています。
小さな歌劇場なので労働組合も当然なく上からやりたい放題の言われっぱなし、
この条件がいやなら来なくっていいわよって強気な感じで、、、
もう少しいい条件の契約のある大歌劇場で働けるようになれればと
そしてこれからもこの仕事を続けることができるようにあきらめず精進していきたいとおもいます。
ピッパ