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実は、これから一年で最も暑くなるサンフランシスコです。そしてもっと暑いサクラメントデルタ。酒向気温が35℃と予想されるなか、サクラメント近郊のUCディビス校に行ってきました。
交通機関は、アムトラック。サンフランシスコ・セールフォーストランジットセンター前(SFC)から、コネクティングバスベイブリッジを渡り、対岸のエメリービル(EMY)まで行き、そこから前州都現州都を結ぶ”キャピトルコリードー”を利用。早朝便は、静かな車両(Quiet Train)として知られており、列車内は会話は慎み、仕事したりできる環境にあり、静かすぎてラップトップのサクサク音がよく聞こえます。
2時間の乗車で目的地ディビス(DAV)に到着。この日の予想最高気温は35℃で朝9時でもかなり日差しが強く感じました。そして強烈な乾燥でした。
駅前でバス停を探していたら、真っ赤なバスがやってきまして、UCディビスキャンパスに行きたいことを話したら、あとで具体的にどこに行きたいか聞くので、乗ってくださいと親切。やってきたバスでよかったらしいです。「ユニトランス」というバスは、キャンパス内および周辺で走っています。乗ってすぐ、ロンドン名物の二階建てバスも見つけて、ロンドンの頃の懐かしさが込み上げてきました。名前の由来は、”ユニバーシティ”と”トランスポーテーション”の略語らしいです。
ドライバーさんみんな若さいっぱいと思ったんですが、運営のほとんどが同校の学生によって運営されているのだそうです。キャンパス内のこと聞いてもすぐ答えてくれたのがそんな理由だったんだとあとで知りました。ルートはアルファベットになっています。料金一回$1.50
10分くらいで「クワッド(Quad District)」のメモリアルユニオンに着きました。最後にまたドライバーさんにアドバイスを受け、早速インフォメーションで紙の地図をもらいました。アプリにもマップありますが、全体の位置を把握するのにはやはり紙マップは便利です。
UCディビス校は、海外からの留学生やホームステイプログラムが豊富で、日本の提携校の学生さん生徒さんを大勢受け入れています。学園都市ディビス、近郊都市含めてバックアップ体制もしっかりしているようです。
*今回UCディビスに来た本来の理由
さて、ここからはブラリ独りキャンパスツアー。学生さんによる各種キャンパスツアーもあるのでご興味のある方は下記サイトをご覧くださいね↓↓
ディビスは、平坦な土地柄、世界的にも有名な自転車都市です。ディビス校の移動手段がチェリンコなのは有名すぎるのですが、丘陵地にキャンパスのあるUCバークレーからは想像を絶するほどの自転車の数と駐輪場に多さに圧倒。
UCディビスは、カリフォルニア州立大(UC)10校のうちの一校です。サクラメントデルタの豊かな大地の中、1905年農業大学校として始まっていて、世界屈指の農学部があります。その頂点とも言えるのがワイン通なら誰でも知っている世界的なワイン醸造学部がありアメリカ国内はもとよりヨーロッパ・フランスの老舗ワイナリーの後継者や次世代のワインメーカーさんの方々も学んでいる場所。その校舎を一目見てみたい気持ちもありました。
北側のインターナショナルセンターから南端にある「ロバート・モンダビ研究所(Robert Mondavi Institue for Wine & Food Sience)が目的場所。
UCディビス校に莫大な寄付をしているナパバレーの老舗ワイナリー「ロバート・モンダビ」。様々な場所にその名前があります。サクラメント周辺からも観劇に訪れるほど有名な劇場で、数々の素晴らしいパフォーマンスを観ることできます。エントランスは明るく広く素敵な場所でした。
Mondavi Center For Paforming Arts URL|https://www.mondaviarts.org/events-and-tickets/
モンダビセンターのすぐ脇にウエルカムセンターがあり、ここでもキャンパス内の情報をゲットできますし、小さいながらもギフトショップがあります。ここまで来ればもうすぐ目的地。
ウエルカムセンターから徒歩5分ちょいで目的地に到着。青とオレンジ系の壁は空と大地の意味しているように見えます。ここが世界一のワイン醸造学部ロバート・モンダビ研究所。
校舎の間を抜けると、一面食べられる植物しかないガーデンがありました。雑草に見える些細な草でさえ食用(ハーブ類)。食べられないのは芝生くらいか… 木になっていいるザクロを初めて見ました。
農学キャンパスとしてスタートした歴史を垣間見たような瞬間。遠くにトラックが走ってる以外誰もいない(時間的授業中^ ^)ここで優れたブドウの苗(品種)が登録され、ワインの歴史ができてると思うと感慨深く、暑すぎて止めようかと思ったけど、来てよかったです。
モンダビ研究所の次は、食堂編。途中に見えたのが、「サイロ(Silo)」牧場とかで見る牧草とか飼料を保管しておく円形の倉庫。どうもそこがカフェになってるらしく、中に入ってみると、なるほど学生たちの胃袋を満たす食べ物屋さんになっていました。
もう一軒ガラス張りのスッキリした建物が、「ラティチュード(Latitude Dining)」。一応オープンしていたのですが、授業中は静かなもんです。
アジア系フードもあり、世界中から学生が来てるんだなぁと思いました。
今は、新学期。新入生(フレッシュマン)に限らず全ての学生たちのテキスト、文房具や授業に必要な物をここで揃えるわけなので”激混み”ちょうど午前の授業終了だったので一気にキャンパスストアに殺到。お土産にノートを一冊買ったのですが、30分近く並ぶ羽目になりました。おかげで久しぶりに学生気分を味わうこともできました。
朝9時にディビス駅を降り、ユニトランスに乗りキャンパスに向かって到着したのが9時半前。用意を済ませたあと個人的に行きたかった場所に行ってみました。まだ高校生くらいにしか見えないフレッシュマンが真新しい自転車に乗り、キャンパスストアでは、学用品を買うのにお父さんが一緒というインド系の親子を何組かみた。案外1人で買い物するのが白人の学生さんで、2〜3人固まってレジを待つのがアジア系。30分も並ぶとそんな特徴が見えてきたりしました。バスドライバーがめちゃ若いのは基本学生さんだからとは恐れ入った。
同じUCでもバークレーとキャンパスの雰囲気が違うのは広大は敷地とそれ以外にも理由がありそう。スタンフォード大とも”風”が違う。大学キャンパスの比較で、とても興味深い”勝手なキャンパスツアー”でした。