【サンフランシスコ】感謝祭が近づく11月中旬、市内の様子

伝統的に感謝祭の翌日に行われていたユニオンスクエアのホリデーツリー点灯式、コロナ禍以降からキャンセルが続き今年も正式な発表がない状態です。今年は特にメイシーズがユニオンスクエアからの撤退を発表しており、さらに不透明な状況となっています。メーシーズの閉店はすぐではなく、次の借り手が決まった時点とされていますが、メイシーズのホリデーイルミネーションを含めたユニオンスクエアの様子がサンフランシスコの風物詩となっているため、今後の動向が懸念されています。

11月14日に気候予測センターが発表した情報によると、10月から12月の期間にラニーニャ現象が発生する可能性は57%で、この予想は先月と比較すると減少状態であることがわかりました。ラニーニャ現象とは、赤道付近の太平洋中央部および東部の海面水温が平均より低い状態のことを指し、大気循環パターンやジェット気流の位置に影響を与えることで知られています。ラニーニャ現象が発生している間、カリフォルニア州の中部および南部は平均よりも乾燥した状態になる傾向があり、山火事が懸念されます。

センターの予報チームによると、熱帯太平洋の海水温は予想ほどには下がっておらず、ラニーニャ現象が発生するには時期が遅すぎるとのこと。

今週末にベイエリアで開催されるイベントを一部ご紹介します。

このコラムを書いている2024年11月14日現在、サンフランシスコの市のデータによると、今週1週間のサンフランシスコのコロナ感染陽性率は2.5%。10月中旬は6％台だった数値ですが、今週も落ち着いています。カリフォルニア州の平均陽性率ですが、コロナ感染陽性率は3.5％。インフルエンザ陽性率は2.1%、呼吸器合胞体ウイルス（RSウイルス）は2.0%。インフルエンザとRSウィルスの陽性率が、わずかに上昇しています。