活発な大気河川現象の影響で雨が続くサンフランシスコ。今週の様子。

今週ベイエリアと北カリフォルニアは、太平洋北西部沿岸の大型低気圧により勢力を強めた強い大気川の影響による嵐の被害に見舞われました。この嵐によりサンフランシスコ国際空港では、多数のフライトが乱れ、数百便が遅延し、数十便が欠航する事態となりました。

気象庁によると、嵐に伴う雨は来週の火曜日まで毎日降る予報。サンフランシスコ、オークランド、サンタローザ、そしてレディングでは、来週の火曜日まで毎日90%以上の確率で雨が降るとされています。サンフランシスコ市内も今週は雨模様で、珍しく灰色の空に覆われています

今週、ブリード市長が市内で2箇所目となるチェースセンターの敷地内飲食エリア「スライブシティ」に、バーやレストランが屋外でのアルコール提供を許可する同市2番目のエンターテイメントゾーンを設置することを発表しました。

スポーツファンにはすでに馴染みのあるスポットである「Thrive City」では、来週11月30日にツリー点灯式を行い、エンターテイメントゾーンの正式オープン式が行われます。午後3時30分から午後9時まで開催される無料イベントでは、市内で最も高い約27メートルものクリスマスツリーが登場するほか、さまざまな催し物や、映画『ディス・イズ・ハウ・ウィ・ドゥ』で知られるモンテル・ジョーダンのパフォーマンス、ゴールデンステート・ウォリアーズの伝説的選手フェスタス・エゼリのゲスト出演が予定されています。

ちなみに市内初となったエンターテインメントゾーンはダウンタウンのフロント・ストリートで、同市初のエンターテイメントゾーンであるだけでなく、カリフォルニア州初のゾーンとしても知られています。

今週末にベイエリアで開催されるイベントを一部ご紹介します。

・11/23 – 12/22 + Friday, 11/29：Great Dickens Christmas Fair：10AM-6PM

ベイエリアに欠かせない毎年恒例のユニークなホリデーイベント。ビクトリア時代のロンドンを再現したグレート・ディケンズ・フェアでは、当時の衣装をまとった数百人のキャラクターによる活気あふれるエンターテイメントはもちろん、フードやドリンクも。今年はいよいよ今週末からオープン。クリスマス前の週末まで、5週間に渡って開催されます。

・11/21：Holiday Market @ Embarcadero Center：4-6 PM

シーズンに先駆けてエンバカデロで開催されるホリデーマーケット。アットホームなマーケットでは、クリスマスギフトに最適な雑貨やギフトをゆっくりと買い物できます。ホリデーカクテルや手作りのホットチョコレート、アップルサイダーも提供されます。

・11/24：San Francisco Fall Holiday Chocolate Salon and Festival 2024：11AM-4:30PM

30人以上のショコラティエ、菓子職人、エキスパートが集結する大型チョコレートショー。匠の技が光る最高級のグルメ＆プレミアムチョコレートのティスティングは必見です。

このコラムを書いている2024年11月21日現在、サンフランシスコの市のデータによると、今週1週間のサンフランシスコのコロナ感染陽性率は2.0%。10月中旬は6％台だった数値ですが、今週も変わらず安定しています。カリフォルニア州の平均陽性率ですが、コロナ感染陽性率は2.4％。インフルエンザ陽性率は2.6%、呼吸器合胞体ウイルス（RSウイルス）は2.7%。数ヶ月ぶりにコロナ感染陽性率が2％台に減少しています。