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本年も引き続き地球の歩き方をどうぞよろしくお願いします!今月は5年ぶりに「B04地球の歩き方サンフランシスコとシリコンバレー2025〜2026版」が発売されるので私も楽しみ。そこに紹介されている観光ポイントと言えば、フィッシャーマンズワーフやゴールデンゲートブリッジですが、もう一つ、シーズンになると駐車場がなくなるほど混雑するビューポイントが「ツインピークス」です。
高さ281mのツインピークスは、デビッドソン山(283m)に次ぐ市内で2番目・3番目に高い丘です。ビューポイントからは、ゴールデンゲートブリッジからサンフランシスコ湾イーストベイ方面の景色を眺めることができる大変有名な観光名所です。元は初期のスペイン人入植者によって「Los Pechos de la Choca(乙女の胸)」と呼ばれていました。ツインピークスと言えばテレビドラマを思い出す方もいらっしゃいますね。あれはシアトル郊外の小さい町の名前で舞台だったはずです。その町に行った時、確かに二つの頂上が見えていました。
ツインピークスを訪れるほとんどの観光客は、景色を眺める場所「クリスマスツリー・ポイント」まで車で行く(観光バス)か、徒歩や自転車で行くのですが、ノースピークの約20m下にあり、サンフランシスコの景色を眺めることができます。トライアスロンのバイクのトレーニングに使うアスリートもいるので自転車はかなりきついでしょう。
昼間の景色も素晴らしいですが、夜景も大変素晴らしくツアーも催行されています。
一方で、在来動植物の保護区として、サンフランシスコ公園局( San Francisco Recreation & Park)で管理されほぼ未開発。広さ13ヘクタールには絶滅危惧種(固有種)のミッションブルーバタフライやその生息になくてはならない在来種シルバールピナス(Silver lupine)の保護区となっています。
非常に稀ですが、早朝にはコヨーテに出くわすこともあります。
この絶景を堪能するのは、1.2kmのトレイルを歩いてみることです。ノースピーク「ユーレカ」とサウスピーク「ノエ」は、約200m離れていますが、初心者にも安心な距離です。頑張ればノースピークの頂上で360度の景色を見ることができます。太平洋から吹き付ける霧を伴う風によって、西側斜面は霧や強風が当たりますが、東側斜面は日当たりが良い場所です。いかに風が強いかは木の傾きで感じることができます。
ツインピークス南斜面と東斜面に沿って更にトレイルもあります。ポイズンオーク(漆)や、植物を踏んづけたりしないよう昨年歩道ができたので、安心して歩けるようになりました。
歩き方のヒント:クリスマスツリーポイントにおトイレはありますが、売店はありませんので、お水とスナック、歩きやすいシューズ。天候の変化に対応できるように重ね着をしていきましょう。
最寄りまでの公共交通機関:MUNI37クレストライン・ドライブ(Crestline Drive)MUNI48はポートラ( Portola)
いかがでしたでしょうか?実はこれから緑が豊かになりお花も咲きハイキングには良い時期になります。整備される前のトレイルはゴロゴロした岩や砂で滑りやすかったりしていたのですが、先日初日の出を見に行った時、歩道が完成していたので歩いてみたくなりましたので、機会があればぜひ歩いてみてくださいね。