【南アフリカ】ヨハネスブルグで朝活！動物園マラソン

55ヘクタール（東京ディズニーランドとほぼ同じ）の広大な敷地内にのびのびと動物が暮らしています。

120年もの歴史を誇る動物園で、とにかく敷地が広く、坂も多いためゴルフカートのような乗り物が有料で貸し出されています。

敷地内では地元の方がいたる所でレジャーシートを広げてピクニックしていて、野生のリスや、放し飼いのクジャクやニワトリがウロウロしています。

事前の登録は一切必要ありません。7:00に動物園に行って受付でチケットを購入するだけです。そしてこのイベント開催中は、通常より安く動物園に入園できます！

通常はR126（約1000円）の入場料がイベントの日はR76（約650円）。もちろん、動物園はマラソン後も閉園まで通常どおりに営業してますので、レース後はこころゆくまで動物園を堪能できます。

動物園に入ったら受付テントを目指します。テントで名前を書いて参加登録したらあとは7:30までレース開始を待つだけです。

時間になると司会者のような方が出てきて、「みなさんお集まりいただいてありがとうございます、本日はお日柄もよく・・・（中略）それでは始めます、3、2、1、GO」と、ゆる～くスタートします。

あまりにさりげなくスタートが告げられるため参加者は戸惑って「え？今のスタート？」「行っていいの？」「3、2、1って・・・笑」とざわつきながらゾロゾロと走り出します。

コースは、テープや矢印の看板でわかるようになっていたり所々にスタッフが立っていて「こっちで～す」と指示してくれます。

このマラソンの醍醐味は、もちろん動物を見ながら走れるところです。

毎月開催しているとはいえ、たくさんの人間が一斉に移動している様子はめずらしいのか、柵から乗り出して様子を見ていたり、柵のなかで人間と並走していたりと動物たちも盛り上げてくれます。そして、日中は寝ていることが多い動物たちも朝なのでみんな活動的に動いています！

今回は牛の柵の前で多くの人が止まって草を食べさせていました。文字どおりみちくさを食っています。

中盤を少し過ぎた頃には、緩くて長い坂道が出現して参加者を苦しめます。その代わり、後半は下り坂が多いです！

ようやくゴールが見えてきたところでクジャクが前をゆ～っくり横切って行く手を阻みましたが、これもこのレースの醍醐味と思いやさしく見守りました。

ゴールすると、スタッフの方が拍手してくれたり、時間によってはさきほどの司会者が実況中継して盛り上げてくれます。その後は参加メダルをもらって終了です。メダルは、動物園オリジナルバージョンもあるのですが場合によっては品切れで別のレースのものも配られるようです。今回筆者がもらったのは2023年の保険会社主催のレースのメダルでした。でも、もらえればなんでも嬉しいですよね。また、コースは5kmですが物足りない人は2周して10km走ってもOKです。多くの人がゴールを通り越して2周目に突入していました。

園内にはレストランもあるので、レース後は朝ごはんを食べながらのんびり休憩できます。

昨年からもう何度も参加していますが、参加者はどんどん増えてきて人気になってきているようです。

また、この動物園は年間を通じてさまざまなイベントを開催しています。例えば、昨年の父の日には無料のコーヒーとドーナッツ配布、さらに無料ヘアカットも行われており盛り上がっていました！

ZOO TROTを含むほとんどのイベントの情報は公式WEBサイトではなく公式Face Book やInstagram、Xで公表されることが多いです。

ZOO TROTは地元の方が多く参加していますが、旅行者の方でも問題なく参加できます。地元の人々に紛れてアフリカならではの究極の朝活をぜひ試してみてください。

■ヨハネスブルグ動物園
住所: Johannesburg Zoo,Jan Smuts Avenue, Parkview, Johannesburg, South Africa
電話番号:(011) 646-2000
URL：https://www.jhbcityparksandzoo.com/services-facilities/zoo/about
Face Book:https://www.facebook.com/JohannesburgZoo
Instagram:https://www.instagram.com/joburgparkszoo
X :https://x.com/JoburgParksZoo
営業時間: 通常は毎日8:30～17:30、ZOO TROTイベント開催日は7:00～
入場料:通常時は大人R126、子供(3～12歳）R74、ZOO TROT参加の場合は一律R74