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皆さんはどんなスポーツが好きですか?私は中学高校とバスケットボールをしていていました。その影響で学生時代にバスケットボールのサークルを作ってしまったほどでした。今はもっぱら観戦する方になりましたが、屋外のスポーツ、特にゴルフは緑が美しいフェアウェイや真っ白なバンカーやコース周辺の風景はやったつもりにさせてくれます。先日リンクスの意味がようやく分かったので今回は含めてコースの特徴の覚書としてまとめてみました。
では、ゴルフコースの種類についてまとめてみました。
・パークランドコース
多分、私たちがゴルフコースのイメージで真っ先に思い浮かべるのが公園のような景観のパークランドコースではないでしょうか。木々に囲まれていて、緑のフェアウエーは丁寧に整備されていて芝は柔らかい。木のおかげで風はそんなに影響しませんが、逆に障害物になるので、とにかく正確なショットが大切!
・デザートコース
アリゾナ、フロリダのような砂漠地帯に作られたコースでワニとか横切って行きそうな風景。フェアウエーとグリーン以外は、ハザードが極端に多い。気候的にとにかく乾燥しているので体力勝負。砂漠特有の風(砂嵐?)にも注意が必要。
・マウンテンコース
山岳地帯にあるコースで、当たり前ですが高低差が激しくアップダウンばかりなのが最大の特徴。なのでボールの位置はどこでも傾斜地(ライというらしい)足元もしかりで不安定この上ない…いやでも転がる。麓にあれば丘陵コースとも言われています。
・ヒースランドコース
あとでお話ししますが、”リンクス・スタイル”とパークランドを足して2で割った感じのコース。低木や草原ブッシュが広がります。割と砂質の場合が多くフェアウエーは硬めなのが特徴。
・チャンピオンシップコース
PGAなどの大会を目的にしてデザインされたとにかく難しいコース。距離は長くフェアウエーは狭い。緻密に計算されたハザードがたくさんあるのも特徴。今部分的に補修工事中のペブルビーチはその代表かもしれませんね。もちろんゴルファーにとっては挑戦してみたい憧れのコースですが、大概のプレーヤーは呆気なく返り討ちとなる。
・おまけ:日本らしい?河川敷コース
河川敷コースは、日本の都心の河川敷のイメージがありますがどうでしょうか。川沿いの土地を利用したコースは、平坦でこじんまりしてショートコースが多いです。ハザードも少なくて、プレー料金も手頃。気軽にゴルフが楽しめ、初心者にもオススメしやすいコースかもしれません。河川のないサンフランシスコ周辺で見たことないコースです。
皆さんの近くにはどんなスタイルのゴルフコースがありますか?
実は今回ゴルフコースのお話ししたくなった理由が、春の海風が心地よい某日。サンフランシスコから車で1時間ほど南にあるハーフムーンベイにあるリッツ・カールトンに行ってきたからです。
ここの「ハーフ・ムーンベイ・ゴルフリンクス(Half Moon Bay Golf Links/HMB)」は、オールドコース(アメリカン・パークランドスタイル)とオーシャンコースの36ホール。オーシャンコースはリンクスの典型的なコースなのだそうで、HMBの案内では、スコッティッシュ・リンクススタイルとありました。何それ?と調べてみたくなったのです。リンクスとは、海沿いの自然の地形を生かした砂丘地作られたコースのことで、ゴルフ発祥地のスコットランドにに多くみられるスタイル。ゴルフの聖地「セント・アンドリュース・オールドコース」がその典型なのだそうです。
特徴は、
▪️海沿いにある(イギリス、スコットランドの海岸部多くある)
▪️起伏が激しい(自然丘陵を生かしているため)
▪️木がほとんどない(代わりに深い草地やブッシュが多い)
▪️硬いフェアウエーと早いグリーン(土地自体が硬いのでボールがよく転がる)
▪️ポットバンカーと言われている深く狭いバンカーが多い(戦略的?おもしろくさせるため?)
▪️強風や雨がプレーを大きく左右する(海風や天候が急変しやすい)
何だか他のコースの難しいところを全部集めたみたいなスタイルです。ビユーンと大きな弧を描く豪快なドライバーショットよりもピシューンと地を這うような低空飛行ショット。”ゴロフ”と馬鹿にされる転がすアプローチが大切なのだそうですよ。ヘナチョコショットや転がすアプローチが得意な人が向いているみたいです。こんなショットやアプローチってビギナーに多くないですか?
ゴルフ場をよく、”リンクス(Links)”と言いますが、語源はスコットランドの古い言葉”hlic(リック、リーチ)”から。小高い丘、起伏のある土地の意味だそうです。スコットランドの海岸の砂地は農耕には不向きでもゴルフならOK!使えない土地(リンクス地形)にゴルフ場ができた。リンクスはゴルフ場と訳されますが、厳密には海岸沿いのゴルフコースのことなんです。なのでマウンテンコースのゴルフ場はリンクスではないのですね…
リッツ・カールトンが誇るゴルフリゾートは、太平洋岸の風光明媚な絶景コース。なんでもアメリカのゴルフ場の撮影で一番使われいるとの話。難易度も高いしゴルフファーなら誰しも挑戦してみたくなり、日本からゴルフをしにくる方もいるほどです。そしてこの美しい海岸線のカート道が、なんとトレイルコース(Coastal foot Path)になっているので、ぜひぜひ歩いてみてください。
場所は、オーシャンコース#1ホールの右側からホテル脇に小径(Path)がありますので太平洋に向かって歩きますと、いきなり風景が開けます。思わずお〜と声を出してしまうほどの大海原が現れます。うっすら霞んでいるし、その壮大さ景色は必見。ベンチが並んでいるので座って眺めていても良し。しかしせっかくなので、ここから南下してみましょう。途中に海岸に降りられる坂道もあります。表示に従いそのまま進むとENDのサインと柔いフェンス。そこから先は個人の土地らしい。”飛んでくるボールに注意”と書いてあるのもコース内を歩いている緊張感もあります(一回も飛んできませんでした)。プレーしている側は、常の誰かが見ているので、それなりのプレッシャーもあり、コースの難易度を更に上げるわけです。
#17は、よくゴルファー憧れのペブルビーチ・ゴルフ・リンクス(Pebble Beach Golf Links)と比較されるホールだそうです。最終#18は、ホテルのスィートルームから丸見えで、ここもペブルビーチと同じコースデザインでしょうか…
■施設名:ハーフムーンベイ・ゴルフリンクス
住所:2 Miramontes Point Rd, Half Moon Bay, CA 94019
電話番号:650-726-1800
オープン時間:7:00〜19:00
URL:https://www.halfmoonbaygolf.com
■施設名:Mullins Stake House(クラブハウス)
定休日:月・火
オープン時間:11:00 〜 (水木土〜20:00・金〜20:30・ 日〜19:00)
URL:https://www.halfmoonbaygolf.com/dining
*ハンバーガーがさすがステーキハウス!ミディアムレアでどーぞ
ベイエリアに住んでいると簡単にゴルフ場が見つかります。あまりに気軽なのでそのありがたみが薄れてしまうのですが、サンフランシスコの空港から30分ちょっと、世界のセレブ御用達のリッツ・カールトンホテルに泊まり、36ホールのHMBでゴルフを楽しめるなんて贅沢な環境です。本格的にゴルフシーズンになりますが、サンフランシスコ・ベイエリアにいらしたら名門コースでゴルフをするのもプレヤーにとっては思い出に残る素晴らしい体験になるでしょう。いかがでしょうか?
…14年前のこの日、この辺りには津波が到達しています…