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【大阪】「クイーン・エリザベス」7年ぶりの寄港!船内ツアー&キュナードオリジナル日本酒

あんこ

あんこ

特派員

更新日
2025年4月27日
公開日
2025年4月27日

7年ぶりに大阪港へ寄港した、英国の伝統と優雅さをそのまま海に浮かべたキュナードの客船「クイーン・エリザベス」。世界で一番有名なクルーズ船かもしれません。船内限定の日本酒体験や、美術館のような内装を楽しめる特別な内覧ツアーに参加してきました。筆者は先に行われた横浜での内覧にも参加済み。昨年クルーズ旅にすっかりハマり、今年もどこかへ行きたいと考えていた中、なかなか乗船できない憧れの船「クイーン・エリザベス」をしっかり見てきました。大阪港へは今回だけの寄港、その見学の様子の一部をご紹介します。

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7年ぶりの大阪寄港!クイーン・エリザベスとは?

「クイーン・エリザベス」は、英国の名門「キュナード」が運航するラグジュアリー客船。全長294m、乗客約2,000名、船員約1,000名が乗船し、アールデコ様式を現代風にアレンジした内装が印象的です。

キュナードは1840年創業、英国王室から“女王の名を冠する”ことを許された唯一の客船会社。タイタニック沈没時に生存者を救助した「カルパチア」も同社の船です。

現在運航中の船は「クイーン・エリザベス」「クイーン・メリー2」「クイーン・ヴィクトリア」「クイーン・アン(2024年就航)」の4隻です。

 

 

船内はまるで“動く英国美術館”

英国の伝統と気品が迎える「グランド・ロビー」

乗船してまず目に飛び込んでくるのが、3階吹き抜けの「グランド・ロビー」。

アールデコ様式を基調とした華やかな装飾に加え、初代クイーン・エリザベスを描いた寄木細工が、圧巻の存在感を放ちます。

船内には、エリザベス女王の肖像画やキュナードと英国王室とのつながり、キュナードの歴史を語る装飾が数多く展示されており、これらの展示やアートは、船内に息づく英国文化と品格を象徴しています。まるで王室のような贅沢で格別な体験が、訪れる人々を待っています。

優雅な時間が流れる「クイーンズ・ルーム」

  • クイーンズ・ルーム
  • クイーンズ・ルーム

最初に案内されたのは「クイーンズ・ルーム」。
昼間は本格的なアフタヌーンティーを楽しむ優雅な空間が広がり、夜にはドレスアップしてのガラ・イブニングが開催され、エレガントな舞踏会場へと姿を変えます。非日常的な特別な時間を堪能できる場所です。

上階のバルコニーからはダンスフロアを一望でき、その華やかな光景に思わず息を呑みました。

 

世界の本と出会える「ライブラリー」

優美な螺旋階段を降りると、そこにはライブラリーが広がっています。
6,000冊を超える多言語の書籍がそろい、ゲストが置いていった本や、旅の思い出として本を交換することもできるそうです。
日本語の本が集められたコーナーもあり、自分の本が誰かの旅の一部になる——そんなささやかな交流も、この船ならではの魅力です。

 

シアターからカジノまで。飽きない12階層のエンタメ空間

エリザベス女王が座られたボックス席

船内はなんと12階層!レストランやバーはもちろん、カジノ、本格シアター、ジム、スパまで完備。
特に800席を誇る「ロイヤル・コート・シアター」では、オペラや映画も楽しめ、エリザベス女王が座られた椅子に大阪で出会えるなんて感動以外ありません。

気品をまとった美しさ。クイーン・エリザベスのカラーの秘密

あの印象的な「ブルー、赤、黒」の配色には、ちゃんと意味があります。

深いブルーの船体は、海と調和しながらも優雅に映える気品の色。
赤い煙突(ファンネル)は、キュナードの伝統を象徴するカラー。
黒のラインは、クラシックで格式ある印象を演出。

遠くからでも「キュナードの船」とわかるこのカラーリング、実は伝統と誇りのデザインなんです。

 

今回の日本クルーズは3月〜5月限定!

「クイーン・エリザベス」は現在、日本各地を巡る約2ヶ月のクルーズを実施中ですが、大阪への寄港は今回限り(7年ぶり)で、次回の寄港予定は現時点では未定です。

大阪港では一泊停泊し、一時下船客のために多数のバスが待機。乗船客は、翌24日18時の出港までに観光地や大阪・関西万博などを訪れたそうです。

キュナードと明石酒類醸造の特別なパートナーシップ

  • 明石酒類醸造ロンドンスタッフが船内乗員にレクチャー
  • 明石酒類醸造のお酒
  • 明石酒類醸造社長

「クイーン・エリザベス」などを運航するキュナードは、パートナーシップを結ぶ明石酒類醸造との共同開発で製造された、船上限定のオリジナル日本酒を提供しています。

明石酒類醸造は、海外との接点が全くなかったところからスタートし、現在では年に10万ケース以上の酒を輸出するまでに成長。もともとは正式口座がなく、特別枠で発注を受け、現金で販売していたところから、キュナードと公式パートナーシップを結び、船内限定で提供するというシンデレラストーリーを築きました。

このキュナードオリジナル日本酒は、ひとつのタンクから瓶詰めされた“一点もの”で、自然素材にこだわり、愛情を込めて仕上げられた逸品。試飲時には、明石酒類醸造が自信を持って提供する特別本醸造原酒など3種類の「明石鯛」も振舞われました。

「キュナード」には、以下の3種類があります。」

・キュナード 純米大吟醸原酒

・キュナード 特別純米原酒

・キュナード 特別純米無濾過 生原酒

試飲もさせていただきました。人により好き嫌いは分かれますが、私は特に「キュナード 特別純米原酒」が飲みやすかったです。

さらに、特別な装置が登場し、原酒の提供にもこだわりが感じられました。味わいはスッキリしたキレのある日本酒で、米の甘さとフルーティーさが見事に調和しています。

キュナード船のみ楽しめる日本酒です。

こんな人におすすめ!クイーン・エリザベス体験

・海外旅行気分を味わいたい方

・アフタヌーンティーや英国文化に興味がある方

・一生の思い出に残る“非日常の旅”を探している方

・日本酒や地酒ファンで、限定コラボ好きな方

 

今後のクイーン・エリザベスのクルーズ(2025年)

5月末までの日本発着クルーズはすべて完売いたしました。
今後はアラスカやカリブ海など、海外の航路へと移りますので、ご興味のある方は、ぜひ海外でのクルーズをご検討ください。

まとめ:世界を旅する“動く英国”

クイーン・エリザベスで体験できる贅沢な船旅は、まさに特別なひととき。内覧ツアーでは、豪華な船内を間近で見ることができ、贅沢な時間を過ごすことができました。

気になる方はぜひ、キュナードの公式ホームページで詳細をご確認ください。次回の旅行の参考になれば幸いです。

キュナードホームページ

 

 

 

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