【ポルトガル】「この世のエデン」の宮殿ホテルで過ごす至福の時間！

セテアイス宮殿が建てられたのは、1787年のこと。社交的な初代オーナーと２代目オーナーがこの美しい宮殿を舞台に催したパーティーの華やかさは、ヨーロッパ中の貴族たちに知られており、誰もが一度は招かれたいと熱望していたんだとか。

その後、約170年の時を経て、1955年にホテルとしてオープンしました。エディット・ピアフ、ニクソン元大統領、ボノ他、数多くのセレブを迎えてきました。現在も高級ブティックホテルとして世界中の宿泊客をもてなしています。

華麗な宮殿ホテルの中を歩けば、貴族たちが集った200年以上前にタイムスリップしたような気分になるかもしれません。

さて、シントラ観光のハイライトになるのは、やはり数ある宮殿です。
今回ご紹介するセテアイス宮殿があるのは、観光客に大人気のミステリアスなレガレイラ宮殿から徒歩3分ほど。また、ジョニー・デップ主演映画の舞台にもなった穴場スポット、ビースター宮殿からは徒歩６分ほどです。さらに、旧市街にあるシントラ宮殿は、歩いて20分弱と観光に大変便利です。

リスボンからも日帰りで訪れることのできるシントラですが、中心地に宿泊すれば、混み合う時間を避けるなど、余裕をもって街歩きを楽しむことができるはずです。

セテアイス宮殿は丘の上にあるため、旧市街までは坂道になりますが、美しい水場や宮殿を眺めながらの散歩はとてもすてきです。道中では孔雀に出会うこともありますよ。

他にも、人気上昇中のモンセラート宮殿までは車で５分程度。ただし、前の道が一方通行なので、帰りは車で30分以上かかり、歩いた方が早いかもしれません。

また、ペーナ宮殿へは徒歩だと1時間程度のハイキングになります。車は、前の道が一方通行なので、ペーナ宮殿道路（Estrada da Pena）まで10分ほど歩き、タクシーやバスを利用すれば、そこから10分程度で到着します。
なお、セテアイス宮殿の凱旋門越しには、カラフルなペーナ宮殿が見え、知る人ぞ知るユニークな写真撮影スポットになっています。

いくつかの宮殿を観光した後、宮殿内の一室へと帰ってくるのは、なかなか乙なものです。せっかくなので、この美しい宮殿ホテルで過ごす時間もぜひ、楽しんでください！

例えば、庭園のテーブルで楽しむピクニックランチ。通常のレストランとは一味違う、リラックスした雰囲気で本格的な食事を楽しむことができます。
こちらは、前日までの予約が必要なので、興味のある方は、ホテルの予約と同時に検討してみてはいかがでしょうか。

また、夏場は、シントラの自然を感じられる屋外プールで過ごすのもお勧めです。客室数の少ないブティックホテルなので、プールサイドがそれほど混み合うこともないと思います。

さらに、宮殿は高台にあるため、シントラの自然、リスボンの街並み、また天気が良ければ海を眺めることができます。庭から眺める夕焼けもすてきですよ。
冬場は、プールの利用はできないものの、下界が全て白い霧に包まれ、とてもロマンチックだそうです。

また午後からテラスやバーでカクテルや軽食を楽しむのもすてきです。さらにリラックスしたい方は、敷地内にあるスパでマッサージを予約してもいいですね。

なお、ピクニックやスパ、バーなどは、宿泊客の利用が優先されてはいるものの、宿泊客以外でも利用可能です。

もちろん、雰囲気のあるお部屋でゆっくり過ごすのもいいですね。お部屋では、ポートワインや伝統菓子、またホテルとしてオープン当初から続いている無料の靴磨きサービスもあります。

ロマンチックな宮殿ホテルで過ごす時間は、きっと一生の思い出になるはずです。