済州島は、韓国最大の島で、火山活動によって生まれたダイナミックな自然と豊かな文化が融合するリゾート地です。島の中心には、約180万年前の噴火で誕生した韓国最高峰・漢拏山(ハルラサン)がそびえ、島全体に約370のオルム(側火山)や溶岩洞窟、黒い玄武岩の海岸、白砂の遠浅ビーチなど、火山島ならではの景観が広がります。
2007年には「済州火山島と溶岩洞窟群」としてユネスコ世界自然遺産にも登録され、その地質学的な価値と自然の美しさが世界的に認められています。ダイナミックな絶景とともに、アクティビティも豊富で、週末旅行にもぴったりの旅先です。
海外旅行で気になるのが、やっぱり言葉の壁。でも、済州島なら心配いりません!
韓国政府が推進している【1330観光通訳案内サービス】は、日本語に対応していて旅行者の強い味方です。
1330通訳サービスのここがすごい!
・24時間対応(通話・チャットどちらもOK)
・Wi-Fi接続中なら通話料は無料
・観光情報、交通案内、トラブル対応まですべて日本語でサポート
筆者も実際に、出発前の日本からの問い合わせや、現地・済州島での観光中の質問で利用しましたが…
対応の丁寧さ・速さ・分かりやすさは感動モノ!
まさに「言葉が不安な人にとってのお守り」的存在です。
済州島の面積は大阪府とほぼ同じで、意外と広いです。東西南北に分けて巡るのも楽しいですが、筆者は主に北東部を回りました。
済州島といえば、美しい海と豊かな自然のコントラストが魅力。筆者が訪れた白砂の海水浴場を2つご紹介します。周辺にはおしゃれなカフェも点在しています。
済州島東部にある人気のビーチで、家族連れやカップルにおすすめです。
透き通った浅い海と穏やかな波が魅力で、「韓国のモルディブ」とも呼ばれています。
小さな火山「ソウボン峰」からはビーチ全体の絶景が楽しめます。
海沿いにはおしゃれなカフェが並び、特に「Cafe Delmoondo」が人気。
夜はロマンチックな海散歩も楽しめます。
マリンスポーツやカヤック、キャンプ場もあり、設備も充実。
済州市からバスで約40分、空港からは車で約30〜40分です。
近くには家族向けの宿泊施設も充実。
自然とアクティビティが楽しめる、済州島のおすすめスポットです。
済州空港から車で約15分の好アクセス。
赤と白の馬の形をした灯台がシンボルの、フォトスポットとしても人気のビーチです。
遠浅で泳ぎやすく、夕日がとても美しいのも魅力。近くには新鮮な刺身を味わえる食堂やカフェもあり、自然とグルメを満喫できます。
済州島ならではの豊かな自然、美しい世界自然遺産の景観、そして朝鮮時代の歴史を感じられる名所を厳選紹介。観光初心者も満足できる、多彩な見どころが済州島には詰まっています。
前述しましたが、済州島の中心にそびえる韓国最高峰(標高1,950m)の山で、火山活動によって形成されました。山頂には美しい火口湖があり、四季折々の自然景観が楽しめます。
登山コースは初心者から上級者向けまで複数あり、春の桜、秋の紅葉が特に人気。山全体が済州国立公園に指定されており、豊かな植生や野生動物も見られます。韓国人にとっても特別な霊峰で、多くの人が登山や自然散策に訪れます。
城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)は、ユネスコ世界自然遺産。海底火山の噴火でできた巨大な火口丘で、朝日が美しく見える絶景スポットとして有名です。
山頂までは徒歩約20〜30分。頂上からは、海と島全体が一望できます。早朝のサンライズ鑑賞がおすすめ!
済州牧官衙(チェジュ牧官衙)は、朝鮮時代の済州島の行政機関(官庁)の跡地です。済州市の中心にあり、かつて済州を治めた役人(牧使=モクサ)が政治や裁判などを行っていた場所です。
・朝鮮時代(約500年前)の建物を復元した歴史的なスポット
・伝統建築や、儀式を再現したイベントも開催
・済州島の政治・文化の中心だった場所です
場所
済州市の旧市街にあり、アクセスしやすい観光地です。近くには東門市場や伝統家屋もあります。
*牧使(モクサ)は、朝鮮時代に地方を治めていた最高責任者(地方長官)のこと。済州島の知事や県知事のような役職です。
龍頭岩(ヨンドゥアム)は、済州市の海岸にそびえる全長約30メートルの奇岩。まるで龍が海から天へ昇るように見えることからその名が付きました。約200年前、漢拏山(ハルラサン)の噴火によって流れ出た溶岩が冷え固まり、今の姿になったといわれています。
夕暮れ時には、空と海と岩が織りなす幻想的な景色が広がり、済州観光の象徴として多くの観光客が訪れる人気スポットです。
黒い玄武岩の海岸は、済州島特有の火山活動によって生まれた自然のアート。黒くゴツゴツとした岩肌が続くこの海岸線は、太陽の光や夕焼けの中で独特の表情を見せ、写真映えも抜群。済州空港や市街地からも近く、遊歩道が整備されているので、海沿いの散策にもぴったりです。
また周辺には、新鮮なアワビやサザエが楽しめる海鮮店も点在しており、グルメと景観の両方が楽しめるエリアとなっています。
さらに、済州島は海に囲まれているため、夕陽が水平線に沈む瞬間まで遮られずに見えるのも大きな魅力。夜には沖に広がるイカ釣り船の灯りが幻想的な光景を演出し、一日の終わりに心癒されるひとときを過ごせます。
済州国際空港の近くを通る海岸沿いの道を歩いていると、頭上を飛行機が着陸していく光景が見られます。迫力満点で、ただ眺めているだけでもワクワクする瞬間です。
済州シティツアーは、済州市内の主要観光地を巡る循環型の観光バスツアーです。前述した観光地の一部もこのバスで周ってくれます。
バス1日券を購入すれば、22ヶ所のバス停で自由に乗降可能で、効率的に観光地を巡ることができます。日本語のアナウンスやパンフレットも用意されており、言葉の心配も少なく、観光に便利な移動手段です。
<運行情報運行情報>
・運行時間:09:00~19:30(最終便17:00出発)
・運行間隔:1日9本(約1時間に1本)
・所要時間:1回の循環で約2時間
・運休日:毎月月曜日
<料金>
・1日券:大人 12,000ウォン(約1,200円)
・1回券:大人 3,000ウォン(約300円)
・4歳~高校生:1日券 8,000ウォン(約800円)
・4歳未満:無料
※支払いは現金、クレジットカード、交通カード(T-money)で可能です。
以下の観光地を巡ることができます:
・観徳亭(済州牧官衙):朝鮮時代の行政機関跡
・東門市場:済州最大の伝統市場
・龍頭岩(ヨンドゥアム):海にそびえる奇岩
・済州民俗自然史博物館:済州の自然と文化を学べる施設
・龍潭レポーツ公園:市民の憩いの場
・済州国際空港:出発・到着地点 他
・チケット購入:各バス停で乗車時に購入(現金・カード・交通カード可)
・乗車方法:バスの前方ドアから乗車し、料金を支払います。1日券の場合、リストバンドを腕に装着します。
・降車方法:降車時はブザーを押してお知らせください。
・降車場所がわからない場合、運転手やガイドに相談すると親切に対応してくれます。
済州シティツアー公式サイト
効率的に観光地を巡りたい方に最適
・自由に乗降できるので、気になる場所で降りて観光可能
・日本語対応で、言葉の心配が少ない
・リーズナブルな料金で、コストパフォーマンスも良好
・済州島の観光を効率よく楽しむために、ぜひ「済州シティツアー」をご利用ください!
*ただ、バスの故障など予期せぬトラブルが起こることもあります。筆者も2階建てバスを楽しみにしていましたが、時間になってもバスが来ず。現地の親切な方がバス会社に確認してくれたところ、故障で急遽、2時間に1本に減便中とのことでした。
結果的に予定変更も良い思い出となり、その日の旅は思わぬラッキーに繋がりましたが。
・関空・成田から直行便で約2時間!機内アナウンスやサービスは日本語にも対応しており、安心
・空港から市内へはバスやタクシーでアクセスOK
・タクシーも安くて便利。1330と翻訳アプリで安心利用