
【神奈川】鎌倉 長谷寺あじさい路の鑑賞はネット予約が便利!見頃は5月下旬~6月下旬
2025.5.20
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「現存する日本最古の港湾施設跡」と言ってもピンと来ない人が多いかもしれません。どこにあって、いつできたのか。そして今はどうなっているのか。紹介します。
鎌倉市の東端、逗子市との市境近くに和賀江島(わかえじま/わかえのしま)という現存する日本最古の港湾施設跡があります。鎌倉時代の1232年(貞永元年)、鎌倉幕府の命により、物資の輸送を円滑にするために築かれました。当時は関東地方の海上交通の要所として活用されたということです。
現在も干潮時には石積みの一部が姿を現します。国の史跡にも指定され、鎌倉の海運と都市形成の歴史を物語る貴重な遺産であり、かつての物流と交通の中心だった鎌倉の繁栄を今に伝えるとともに、日本における港湾整備の始まりを象徴する場所として高い歴史的価値を持っています。
●和賀江島(わかえじま/わかえのしま)
・住所
鎌倉市材木座
・アクセス
JR鎌倉駅東口7番バス乗り場から「小坪経由逗子駅」行きで「飯島」下車徒歩約3分、または、JR逗子駅7番バス乗り場・京浜急行新逗子駅4番バス乗り場から「鎌倉駅」行きで「飯島」下車徒歩約3分
前述のようにこの港は石積みでできています。ゴロゴロした石と石の間は生き物たちの恰好の隠れ家。満潮時には海の下ですが、干潮になると和賀江島周辺を歩くことができ、潮だまりにはたくさんの生き物が。サカナ、ヤドカリ、カニ、ヒトデ、貝などなどたくさんいます。一度タコを手づかみで捕まえることもできました。
先週末に訪れたときは潮位を調べていなかったため、満潮のタイミングで訪れてしまいました。干潮の方が海遊びを楽しめるので、ぜひ潮位を調べて行ってみてください!