【アメリカ】週末に大型デモが予定されているサンフランシスコ、今週の様子

全国50州で同時にデモを行う「50501運動（50州、50の抗議、1つの運動）」として、サンフランシスコでも今週末土曜日に「San Francisco No Kings! March & Rally」が開催されます。これは権威主義や軍事主義に反対し、「民主主義を守る」ことを目的とした平和的な抗議活動で、参加者は正午前にドロレス公園に集結し、それからシビックセンターへのマーチが予定されています。

また、それとは別に午前10時からICE抗議活動がミッション通りと24丁目でも予定されています。
このICE抗議デモは6月9日にも開催されており、約1,500人が参加、そのうち148人の抗議者が逮捕される事態となっています。今週末は様々なイベントも開催され、市内は混雑が予想されます。移動に関しては十分な時間を持つことがおすすめです。

サンフランシスコフェリービルの真向かいにあるヴァイランクール噴水周りに、今週フェンスが設置されました。この噴水はもう何年も使用されておらず、構造的に安全ではないという理由で修復工事が行われる予定です。

今年の秋から、観光名所フィッシャーマンズワーフで修復工事が開始されることが発表されました。これはラグーン付近（テイラー通りとジョーンズ通りの間）にある廃業したアリオトのレストランと数棟の閉鎖された建物の解体にあり、解体後は公共の広場になる予定。ピア39自体は、今後のフィッシャーマンズ・ワーフの改修工事中も通常通りとなります。

今週末にベイエリアで開催されるイベントを一部ご紹介します。

・6/14：11AM-5PM：Soy &Tofu Festival 2025
毎年サンフランシスコの日本町で開催される大豆と豆腐のお祭り。大豆と豆腐の業者、料理デモストレーション、ライブ音楽、インタラクティブゲーム、豆腐食べ放題コンテストなど、ユニークなイベントが盛りだくさん。大豆と豆腐のデザートコンテストのほか、小中学生を対象としたアートコンテストの受賞作品の展示もあります。今年は平和広場が改装中のため、St. Mary’s Cathedralで開催されます。

・6/14 & 15：11AM-7PM：North Beach Festival 
毎年夏にお馴染みのノースビーチのお祭り。市内最大級と言われるストリートフェアでは、3つのステージで開催されるライブ音楽はもちろん、ビアガーデン、動物との触れ合いコーナー、イタリアンストリートペインティング、チョークのお絵描きイベントなど、内容も盛りだくさんです。イタリアを代表する屋台も多数出揃います。

・6/13 – 6/15：San Francisco Jazz Festival
40を超える興奮のライブショーが繰り広げられるSF・ジャズ・フェスティバル。注目の若手から伝説のアーティストまでが集結し、クラシック・スイング、コンテンポラリー・フュージョンなど、多様なジャズ音楽を満喫できます。

・6/14：10AM-5PM：Dia de Portugal in San Jose 
サンノゼの中心地で開催されるポルトガルの誇りと伝統を祝うお祭りです。伝統的な音楽、民謡ダンス、美味しい料理、手作りの工芸品、パレードなど、すべての年齢層が楽しめるイベントが盛りだくさん。

・6/14：Sundown Cinema
サンフランシスコの複数の公園で催される無料の屋外映画シリーズ。6月はSFを舞台としたアクション・スリラー映画『ブルリット』が上演されます。事前エンターテイメントとフードトラックを楽しむため、早めの到着がおすすめ。

・6/15 – 8/17：Stern Grove Festival
夏中無料でライブ音楽を満喫できる人気屋外コンサートシリーズが今週末を皮切りにスタートします。シンフォニーからジャズ、ヒップホップ、インディロックなど、世界クラスのパフォーマンスを楽しめるチャンスです。

このコラムを書いている2025年6月13日現在、サンフランシスコの市のデータによると、今週1週間のサンフランシスコのコロナ感染陽性率は1.5%。今週も引き続き減少傾向が続いています。カリフォルニア州の平均陽性率は2.3%。こちらも安定しています