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【アルゼンチン】カミニートエリアでタンゴショーが見られるレストラン

相川 知子

相川 知子

アルゼンチン特派員

更新日
2025年6月29日
公開日
2025年6月29日

ブエノスアイレスの観光地として名高いカミニート。カラフルな建物が立ち並び、タンゴのリズムが聞こえてくるこの場所は、まさにボカ地区の魂ともいえる昔ながらの石畳の上に現地アーティストのギャラリーのある野外美術館という場所です。

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歴史が息づく建物で、文化に浸る

このレストランが入っている建物は、1867年に建てられた移民の大家族の家が数軒集まった集合住宅「ベンティージョ」。1928年には、アルゼンチンの著名な音楽家フアン・デ・ディオス・フィリベルトがここで雑貨店を営んでいたという記録があります。そう、あのタンゴの名曲「カミニート」の作曲者です。

店内には、フィリベルトや、ともに「カミニート」を生み出した詩人ガビーノ・コリア・ペニャローサへのオマージュがあふれていて、ただ食事をするだけでなく、芸術と歴史に包まれた時間を過ごせます。

タンゴは外のオープンテラスからもいい
屋内からも見えて涼しく暖かい

五感で味わう“ナティーボ”なひととき

「ナティーボ」とは“ネイティブ”——つまり現地そのもの、という意味。ここでは名前の通り、アルゼンチンならではの味と雰囲気がぎゅっと凝縮されています。
おすすめは、奥のテーブル席。
大きな窓からちょうど反対側のオープンテラスの舞台で踊るタンゴショーを室内なので、エアコン完備で、夏は涼しく、冬も暖か。ゆったりと安心して食事が楽しめる空間です。

また他にもタンゴショーレストランはあるのですが、この店の料理はどれも、地元の家庭料理をベースにした素朴で深い味わいものばかりです。特におすすめは:
ミラネッサ(Milanesa):アルゼンチン風のカツレツ。ボリュームたっぷり。

・フィデオ・アル・ペスト(Fideo al pesto):バジルソースのパスタ。優しいシンプルな味がホッとします。パスタは手うち麺で手作りです。

・エンパナーダ(Empanada):外はカリッと、中はジューシーなお肉がたっぷり。

もちろん、アルゼンチン産のワインも種類豊富に揃い、料理といただくともっとおいしいんです。

■Encuentro Nativo(エンクエントロ・ナティーボ)
住所:Magallanes 854, Caminito, La Boca, CABA, Argentina
営業時間:月曜日〜日曜日 10:00〜19:00  ですが、このボカ地区自体は17時には帰ったほうがいいでしょう。。。
URL:https://www.instagram.com/encuentronativoresto/

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