【岡山・足守】江戸時代の美しい町並みを残す「陣屋町足守町並みの雛めぐり」Ⅰ
2026.2.16
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こんにちは。岡山特派員のmamiです。今回は陣屋町の面影を残す足守の雛めぐりの続きです。
足守は、豊臣秀吉の正室北政所(ねね)の兄、木下家定が2万5千石で播磨国姫路城主から転封された地です。途中改易されたこともありましたが、木下利房の大坂の陣の功績により、改めて2万5千石で足守に入府し、これ以後、木下家が12代・256年間に渡り統治しました。お雛さまを愛でながら、そのような歴史も感じながら歩いてみましょう。
まずは、備中足守まちなみ館です。足守に残る商家を新たに改装した建物です。格子窓、二階の虫籠窓、生子壁などがかつての商家の雰囲気をかもしだしています。
普段は、足守の歴史と情報がギュッと詰め込まれた建物として、ボランティアが在中する、観光情報センターですが、この日は一歩中に入ると雛人形がずらりと並んでいます。明治時代のお雛さまも保存状態が良く古さを感じさせません。式台の奥には箱階段も見えますね。
伝統的な家屋が多く残る足守の風景に調和した足守プラザです。観光情報発信や文化交流の拠点として活用されています。
ここには、洪庵茶屋が併設され中庭に入ると陶芸の工房、さらに奥へ進むと旧藤田邸の米蔵ギャラリーがあります。
旧藤田邸はお庭の外から眺めるだけですが、周り廊下に沿ってズラリと段飾り等が並び圧巻でした。
白壁の長屋門と土塀に囲まれた家老杉原家旧宅にもひな人形の展示があります。この建物は、保存状態がとても良く武家の生活様式を知る上で貴重な存在です。
お座敷にはあがれませんが、当時の武家の生活が外からでも充分に堪能できます。
近水園は足守藩主木下家の庭園です。吟風閣の中のお雛さまが見られます。
吟風閣は六代目藩主が京都御所の残材を持ち帰り建てたといわれています。数寄屋造りで、二階は船底天井、一階はさし天井という凝った建物です。
庭園は単純な地割がなされ、モミジやサクラ、エノキが池を囲み、池中に鶴島・亀島の二島を巧に配しています。庭園は、吟風閣からの眺めが一番美しいとされますので、お雛さまを縁側にあがって見られるこの時期は、振り返って庭園の方も堪能することをお忘れなく。
近水園の手前には、白樺派の詩人、木下利玄の生家が見られます。足守藩時代最後の藩主を父に持ち、4歳で本家へ養子に出されるまで住んでいました。お雛さまはありませんが、長屋門をくぐると、藩主の住んでいた建物が見られます。
いかがでしたか。華やかなお雛さまを見ながら足守の歴史も堪能できる街並み歩きです。開催期間は3月22日までで、残すところ1か月ほどあります。この時期、岡山市に来られたらぜひ散策してみてください。