【京都府・八幡市】サイクリストの聖地「さくらであい館」で桜を愛でる
2025.2.25
キーワードで検索
乙訓エリアの桜の名所といえば、昨年ご紹介した京都府八幡市の背割堤が有名ですが、今回はアクセスしやすい街なかの「勝竜寺城公園」をご紹介します。園内を彩る桜も見どころであると同時に、大河ドラマ「豊臣兄弟!」に登場する秀吉のライバル・明智光秀ゆかりのスポットでもあります。歴史に彩られた染井吉野をぜひ。
勝龍寺城は1339年(暦応2年)に室町幕府初代征夷大将軍である足利尊氏の命により細川頼春によって築城されました。1571年(元亀2年)、肥後細川家の祖・細川藤孝(幽斎)は、京都防衛の要衝にある勝龍寺城を、織田信長の命を受け改修します。そして、1578年(天正6年)、明智光秀の娘、玉(後のガラシャ夫人)が、細川忠興に嫁ぎ、2年間、この城で幸福な新婚時代を過ごしました。本能寺の変の後、秀吉と天下を賭けた山崎の合戦では光秀がこの城に本陣を構え、敗戦後は最期の夜を過ごしたとされ歴史の一大転換点となりました。
また、勝龍寺城は安土城よりも早く築城された「瓦・石垣・天主」を備えた近世城郭でもあります。さらに、集落を含む惣構の土塁・空堀を遺す例は全国でも希少で、学術的な価値も非常に高いんです。現在の「勝竜寺城公園」は1992年(平成4年)に勝龍寺城跡に造られた都市公園で「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。
「勝竜寺城公園」にほど近い「神足ふれあい町家」は、江戸時代末期の商家である石田家住宅を活用した施設です。国登録有形文化財でもある貴重な町家ですが、喫茶スペースや物販コーナー、中庭を利用することができます。観桜の後にランチや休憩に利用するもよし、観桜の前に立ち寄って地元の名産品を買っていくもよし。ちなみにこの施設は西国街道沿いに建っているのですが、すぐ近くにJR西日本の駅名標「神足(こうたり)」があります。普通は駅に設置されているものなので、面白い風景ですよ。ぜひ探してみて。
園内の染井吉野の見頃は4月上旬です。のんびりと歩ける園内もおすすめですが、桜と一緒に復元された土塁や空堀跡もぜひご覧いただき、お気に入りの映え視点を探してみてください。3月21〜27日は日没から21時までライトアップ(見学は園外からのみ)。3月28・29日は開園時間を20時まで延長し、園内のライトアップも21時まで実施されますので、昼間とはひと味違った風情を楽しんでみませんか。
■勝竜寺城公園
住所:京都府長岡京市勝龍寺13-1
電話番号:075-952-1146
アクセス:JR「長岡京」駅から徒歩約10分、阪急京都線「長岡天神駅」駅から徒歩約20分
営業時間:9:00〜17:00(4月から10月は18:00まで)
休園日:無休(12月28日〜1月4日を除く)
入園料: 無料
※桜は全て昨年以前の写真です。
■長岡京市立 神足ふれあい町家
住所:京都府長岡京市神足2丁目13番10号
電話番号:075-951-5175
アクセス:JR「長岡京」駅から徒歩約8分、阪急京都線「長岡天神駅」駅から徒歩約15分
営業時間:9:00〜18:00
休館日:12月28日〜1月4日
入館料:無料
URL:https://fureaimachiya.com
今回の「乙な京都™」はいかがだったでしょうか。私にとって「勝竜寺城公園」はとても身近すぎて近世城郭としての価値や意義について理解不足を感じた機会でした。今年の11月には第33回を数える「長岡京ガラシャ祭」がありますので、細川ガラシャに興味を持たれた方はチェックしてみてください。