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スカボローという地名を見て、サイモン&ガーファンクルがカバーした唄「スカボローフェア」を想起する人が多いことでしょう。
スカボローは北東イングランドのヨークシャー州にある、海辺の街。ロンドンから電車2本を乗り継いで行くことが出来ます。
廃墟となったスカボロー城が残る半島を境に、南岸と北岸に別れるスカボロー海岸。北岸は海水浴やサーフィンなどのウォータースポーツで賑わうのと対照的に、南岸は砂遊びや犬の散歩などノンビリ寛いだ雰囲気で、海を見晴らす通り沿いにはゲーセンや土産物店が並びます。
当記事では南岸のお散歩・おすすめスポットを紹介しますね!
スカボローの街から南海岸に向かって歩くと、いかにも年季の入った橋が見えてきます。これはクリフ・ブリッジ(Cliff Bridge)またはスパ・ブリッジ(Spa Bridge)と呼ばれる、歩行者専用の橋。
この一帯は17世紀に温泉が見つかり、保養地として人気となった地域。湯治や行楽で訪れる人々の足回りを改善するため、1827年に完成しました。つまり来年で200年。第2級保存建築に指定されてるのも納得ですね。
1827年といえば、日本では江戸時代後期の文政10年、第11代将軍・徳川家斉の時代。その当時にこれほど堅牢な遊歩橋が建てられた、当時の大英帝国の国力と技術力がしのばれます。
その歩道橋の下には、海や駐車場をつなぐ4本の地下道があります。それら地下道および交差点の壁一面に、地元アーティスト・ユニットが素敵な絵を描きました。テーマは「海のハーモニー」
海の生き物たちが美しく描かれているだけでなく、ユーモアたっぷり。眼鏡をかけたクジラや、クラゲに座りランタンを下げて餌を釣ろうとしてる海老に・・・なぜか犬?!と思ったら、どうもハイイロアザラシ。英語でGrey Sealの他にSea Dogという呼び方もあるから、わざとワンコ顔にしたようです。
海と海の生物で覆いつくされた中に、小さなムーミンとスナフキンも発見。スカボローは昔々その昔、北欧からヴァイキングが上陸した海岸でもあるのです。海という自然界、そして地元愛に満ちたパブリック・アートですよね!
スカボロー南岸にはRNLI(Royal National Lifeboat Institution 王立救命艇協会)の施設もあります。これは1824年創設、イギリス&アイルランド周辺の海で救命活動を続けているボランティア組織。
大型車のガレージのように見える入口からは救命艇やクルーを乗せる本船専用格納所が見え、その横にあるオフィスは一部が公開されています。
一般人とくに子供たちが海で安全に遊べるよう、教育的指導をするのも大きな役割。ポスターや模型が並ぶ展示室は、課外授業にも人気です。
また完全にボランティア団体として運営されているため、併設ショップではオリジナル・グッズも充実しています。ネイビーブルーやアクアブルーの商品が多く、海のイメージにぴったり。
スカボロー南岸へ遊びに行ったら、こんな施設も立ち寄ってみませんか?