York Museum Gardens
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北イングランドの都市ヨークは、中世の市壁や街並みが残る歴史ある街。
英国国教会においてカンタベリー大聖堂の次に重要なヨーク大聖堂や、新幹線0系も展示される大規模な国立鉄道博物館など見どころが多く、観光にも人気があります。
そんなヨークの真ん中にある長閑で美しい公園が、ミュージアムガーデンズです!
ヨーク観光で欠かせない名所は沢山あります。その多くは旧市街の中にあるため、徒歩で観光スポットを巡ることが出来るのも魅力のひとつ。
そんなヨーク市街地の真ん中には、ゆっくり寛げる公園もあります。それがミュージアムガーデンズ。街の中心を流れるウーズ川に掛かるレンダル橋のすぐ近くにあり、観光途中の休憩にもぴったりなロケーション。
この敷地は中世時代、セントメアリー(聖マリア)修道院が所有していた場所。でもさらに遡って1世紀初頭にローマ人による建造物も残っているので、昔からこの周辺は栄えていたことが想像できますね。
ヨーク駅から歩いて行く場合、レンダル橋を渡ってすぐ左手にあるミュージアムガーデンズ。中世のロッジハウスが見えたら、そこが入口です。
公園に入って前方を見やると、自然美を生かしたイングリッシュ・ガーデンが広がります。面積は10エイカー(約4ヘクタール、東京ドームより少し大きいくらい)とイギリスの公園にしては広大ではないものの、緑が多くゆったり寛げます。
さらに歩を進めると、右手に円柱形の建造物。これは、この地域が1世紀初頭ローマ帝国植民市エボラクムだった時代に、ローマ人が建てた物見塔の基礎を有効活用し、中世にリフォームされた塔です。よく見ると最下部は違う石材を使っているため灰色に近く、それがローマ人による部分。
その物見塔を過ぎると、ヨークシャー博物館があります。石器時代に遡りヨークシャーで発掘されたもの、前出ローマ植民市エボラクム時代のもの、中世・・・と文字通りヨークシャーの歴史を展示しています。
ヨークシャー博物館を過ぎると、なにやら廃墟が見えてきます。それは1088年に創設されたセントメアリー(聖マリア)修道院の跡地。
創設後450年ほど続いたカソリック系修道院でしたが、ヘンリー8世の宗教改革により1539年に解散を余儀なくされました。
大部分は故意に取り壊されたものの、外壁の一部分は今もしっかり原型を留めています。堅牢な造りだっただけでなく、イギリスには地震がほとんど発生しないのも幸いしているでしょう。
また公園の一角には、修道院のゲストハウスとして1300年代に建てられた、ホスピティウム(Hospitium)という建物もあります。ここは病院のホスピスじゃなく、客人をもてなすホスピタリティーの滞在施設だったもの。
修道院のほうは取り壊されてしまったけれど、こちらは使用可能な状態で現存。通常は中に入れませんが、結婚式などのセレモニーやイベントで貸切り利用ができます。14世紀のゲストハウスで、中世をテーマにした披露宴なんて楽しそう!
庭園をのんびりお散歩しながら、歴史探訪もできちゃうミュージアムガーデンズ。ヨーク市街観光の途中で、立ち寄ってみてくださいね。