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インドネシアといえば、南国フルーツを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。インドネシアは、赤道近くの熱帯気候に位置しているため、日本ではあまり見かけないような南国フルーツが豊富にあります。雨季・乾季といった季節区分はあるものの、日本のような寒暖差のある四季は無く、一年を通して南国フルーツが育ちやすい暖かい環境です。また、インドネシアは1万7千以上の島々から成る巨大な島国であることから、島ごとにフルーツの収穫時期にズレがあり、一年中インドネシアのどこかでフルーツの収穫が行われています。今回は、そんな南国フルーツパラダイスであるインドネシアのフルーツについてご紹介します。
インドネシアには、なんと100種類以上の品種のマンゴーが存在するようです。そのなかでもインドネシアを代表するマンゴーの品種として親しまれているのが「ハルマニスマンゴー」です。品種名である「ハルマニス」は、インドネシア語で甘い香りを意味するHarum manis(ハルム マニス)から来ています。日本では、マンゴーの皮が赤っぽく色付いたものが完熟であるイメージですが、ハルマニスマンゴーは熟していても皮が緑色のままであることがほとんどです。インドネシア国内で親しまれる理由としては、濃厚な甘さと、繊維が少なくとろけるようななめらかな舌触りが楽しめることが挙げられます。完熟すると柔らかくなりやすく、傷みやすいため、長時間の輸送には向かず国外に出回ることが少ないマンゴーです。インドネシアでは、マンゴーの旬となる9月から11月頃には、店頭でより多く見かけるようになりますが、1年を通して市場やスーパーに並んでいます。購入してすぐに食べたい時には、店頭スタッフに声を掛けて食べごろのマンゴーを選んでもらうのが確実です。
インドネシアには、日本ではあまり見かけないような南国フルーツが豊富に存在します。Salak(サラック)と呼ばれるフルーツは、ヘビのうろこのような皮に包まれている見た目からSnake Fruit(スネークフルーツ)という名前でも知られています。インドネシアは、サラックの世界最大級の生産地として、いくつかの品種のサラックを栽培しています。そのなかでも、Salak Pondoh(サラック・ポンド)と呼ばれる品種が有名で人気があります。サクサクとした食感でほんのりと甘みが感じられ、栄養素も高いことからローカルでは「健康的なおやつ」としての人気を維持しているフルーツです。しかし、日本人にとっては少々なじみが無く、品種によっては味に特徴があるため、日本で見かけることがあまりないと思います。インドネシアでぜひ挑戦してみてほしいフルーツです。
Mangosteen(マンゴスチン)は、東南アジア原産の「果物の女王」と呼ばれるフルーツです。この記事のトップ写真であるドリアンは、「果物の王様」と呼ばれています。マンゴスチンは、ライチに似たような爽やかな甘酸っぱさのある果肉が特徴的で、ライチと比較するとより繊細な上品な甘みが感じられるように思います。深い紫色の厚い皮と皮に包まれた白い果肉のコントラストが視覚的にも美しさを感じさせ、果物の女王と呼ばれるにふさわしい印象を受けます。また、マンゴスチンには抗酸化作用のある栄養素が含まれていて美容としての効果も期待でき、スキンケア用品に用いられることも多いフルーツです。
果物の王様と呼ばれるドリアンは、マンゴスチンとは反対に、トゲトゲした厚い皮と大きな実が迫力を感じさせます。店頭に置かれていると、強烈なにおいを放っているため、すぐにドリアンを発見することができます。ドリアンは、強烈なにおいと打って変わって、食べてみるともったりとしたカスタードクリームを食べているような濃厚な甘さが感じられます。ローカルではドリアン愛好家も多く存在します。切りたての果肉を食べると臭みを感じにくいようで、ドリアン専門店で新鮮なドリアンを楽しむ人もいます。しかし、ドリアンは価格帯の高い高級フルーツであり、高カロリーであるため、頻繁に食べることはしづらい特別な日を感じさせるフルーツでもあります。そういった高級感や背徳的な食べ物としての特別感がローカルの人たちを魅了するポイントであるのかもしれません。東南アジアの宿泊施設では、ドリアンの強烈なにおいとマンゴスチンの皮から出る汁が染料にも使われるほど強力な色彩を放つことを警戒して、ドリアンとマンゴスチンの部屋への持ち込みを禁止している所も多いです。
インドネシアの市場やスーパーで見られるフルーツは、色鮮やかなものが多く、店頭にいるだけですぐに南国ムードが感じられます。ドラゴンフルーツやパパイヤなどの色鮮やかなフルーツは、見た目も華やかで食卓に並べると、南国の太陽を感じさせるような存在感を放ってくれます。そのような太陽を感じさせてくれる南国の彩色豊かなフルーツを食べることで、自然と活力が湧いてくるようにも思います。
インドネシアを訪れた際には、ぜひさまざまな南国フルーツを食べてみることにも挑戦してみてください。