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ケアンズといえば、グレートバリアリーフや熱帯雨林を思い浮かべる方が多いかもしれません。実は、シティから車で約1時間半の場所には、海辺のリゾートとはまったく異なる景色が広がるアサートン高原があります。約2年半ぶりにケアンズを再訪した今回は、前回気になっていたこの地へ。火山湖や世界遺産の熱帯雨林に囲まれた巨木、野生のロックワラビーとのふれあい、地元グルメなど、自然と食の魅力が詰まった日帰り旅を日本語ガイド付きツアーで満喫しました。
アサートン高原はケアンズの西側に広がる高原地帯です。
道中はサトウキビ畑やユーカリの森が続き、海沿いの景色とはまったく違う、のどかな風景に変わっていきます。
途中には、ギリーズ・ハイウェイ沿いにある展望スポット「Heales Lookout(ヒールズ・ルックアウト)」にも立ち寄りました。眼下には世界遺産の熱帯雨林に囲まれた緑豊かな谷・ゴールズボロー・バレーが広がっています。
最初に訪れたのは、世界遺産の熱帯雨林に囲まれた火山湖「Lake Barrine」です。
湖畔に建つLake Barrine Tea houseは、観光客だけでなく地元の人にも親しまれているティーハウスです。
正直、最初は「休憩で立ち寄る場所」という印象でしたが、旅の中でも特に心に残る場所になりました。
この日は風もほとんどなく、水面はまるで鏡のよう。静かな湖を眺めながら過ごす時間は、とても穏やかでした。
名物のスコーンは外は香ばしく、中は驚くほどふんわり。ブルーベリージャムとクロテッドクリームとの相性も良く、景色とともに味わうティータイムは忘れられない思い出になりました。
Lake BarrineTeahouse(レイク・バリン ティーハウス)
・住所:Lake Barrine Teahouse Gillies Highway, Queensland
・URL:https://www.lakebarrine.com.au/
・SNS:Instagram
次に訪れたのは、アサートン高原を代表する名所「Curtain Fig Tree」です。
ガイドさんの説明を聞きながら歩いていくと、目の前には無数の気根が地面へ向かって垂れ下がる、不思議な光景が広がっていました。その姿はまるで巨大なカーテンのよう。あまりの迫力に思わず足を止め、見入ってしまいました。
以前テレビで見て、一度訪れてみたいと思っていた場所だったので、その景色を目の当たりにした瞬間、感動が込み上げてきました。
高さ約50m、樹齢500年以上ともいわれる巨木は圧巻で、自然の壮大さをあらためて感じました。
Curtain Fig Tree
・住所:Curtain Fig Tree Rd, Yungaburra, QLD, Australia
・URL:Crater Lakes National Park | Parks and forests | Department of the Environment, Tourism, Science and Innovation
アサートン高原の中でも特に印象的だったのがGranite Gorge Nature Park(グラネット・ゴージ公園)です。
巨大な花崗岩が広がるエリアに、マリーバ周辺にのみ生息するロックワラビーが暮らしています。
専用のエサを使った餌やり体験では、ガイドさんがワラビーを呼ぶと、少しずつ近くまで寄ってきました。私の手のひらに前足をそっと添えてエサを食べる姿が愛らしく、野生動物とは思えないほど距離の近さに驚きました。
野生のワラビーをこれほど間近で観察できたことは、今回の旅でも特に印象に残る体験でした。
もともと爬虫類は苦手でしたが、この日はガイドさんが、「生き物だから優しくね」と自然に声をかけながら、アオジタトカゲやヒガシアゴヒゲトカゲ、カーペットパイソンに触れる機会を与えてくれました。
最初は緊張したものの、ガイドさんが丁寧にサポートしてくださったおかげで、最後には「また会いたい」と思えるほど爬虫類の印象が変わりました。
さらに、オオホンセイインコも肩に乗ってくれる場面がありました。日本ではなかなか味わえない体験の連続で、ただ観光するだけではなく、「自然の中に少しお邪魔させてもらっている」という気持ちになりました。
Granite Gorge Nature Park
・住所:274 Luck Rd, Mareeba QLD 4880, Australia
・入園料・ワラビーのエサ:現地購入
アサートン高原にはいくつか動物に出会える場所がありますが、Granite Gorgeはその中でも特に距離が近い場所です。
柵越しではなく、岩場の中で自然と向き合う時間。
その中で感じたのは、動物の可愛さだけではなく、「ここで生きている」という静かなリアルでした。
今回のツアーでは、アサートン高原を代表するデイリーファーム「Gallo Dairyland(ガロ・デイリーランド)」にも立ち寄りました。
チーズやチョコレートの試食に加え、併設カフェでランチも楽しめます。
地元産の新鮮なミルクを使ったチーズはコクがあり、お土産として購入しました。
ランチはキッシュと地ビールを。チーズの風味がしっかり感じられるキッシュで、とても美味しくいただきました。地元ならではの味をゆっくり楽しめます。
自然だけでなく、アサートン高原の食文化にも触れられる立ち寄りスポットでした。
Gallo Dairyland
住所:9 East Barron Road, East Barron QLD 4883, Australia
URL:https://gallodairyland.com.au/?utm_source=chatgpt.com
ツアーの後半は、Coffee Works Mareeba(コーヒーワークスマリーバ店)へ。店内では自家焙煎のコーヒー豆をはじめ、チョコレートや紅茶、ギフト商品などが販売されていました。コーヒーにまつわる展示もあり、買い物を楽しみながら過ごせます。私はアフォガートをいただき、エスプレッソのほろ苦さとアイスクリームの甘さを味わいながら、アサートン高原を巡った一日を振り返り、ゆっくりとした時間を過ごしました。
その後は、de Brueys Boutique Winesへ。マンゴーやライチ、パッションフルーツなど、トロピカルフルーツを使ったフルーツワインの試飲を体験しました。果実の風味を生かした飲みやすい味わいで、オーストラリアらしいワインを楽しめる立ち寄りスポットです。
Coffee Works Mareeba(コーヒーワークスマリーバ店)
・住所:136 Mason Street, Mareeba QLD 4880
・URL:https://coffeeworks.com.au/coffee-works-mareeba/
de Brueys Boutique Wines(デ・ブルーイー ブティック ワインズ)
・住所:103 Mayers St, Mareeba QLD 4880, Australia
・URL:https://secure.debrueys.com.au/
アサートン高原は広範囲にスポットが点在しているため、レンタカーでも巡ることができます。
一方で、初めて訪れる方や海外での運転に不安がある方は、ツアーを利用するのも一つの方法です。
アサートン高原の日帰りツアーは複数の事業者が催行しており、訪問先や内容もさまざまです。
私が利用したのは、日本語ガイド付きのTrue Blue Tours(トゥルーブルーツアーズ)です。ホテル送迎付きで移動の負担が少なく、各スポットで植物や野生動物についての説明も聞くことができました。
今回案内してくださったのは、ケアンズでも人気の日本語ガイド・Shaneさん。
前回ケアンズを訪れた際は日程が合わず参加できなかったため、今回ようやく参加することができました。
Shaneさんの温かいお人柄や分かりやすい案内も、この旅が印象深いものになった理由の一つです。
URL:https://www.truebluetours.com/
※写真に写っているShaneさんには掲載許可をいただいています。
ケアンズを訪れるなら、海だけで旅を終えるのはもったいないと感じました。アサートン高原には、火山湖や世界遺産の熱帯雨林、野生動物との出会い、そして地元ならではの食文化があります。
ケアンズ中心部とはまったく異なる景色が広がり、日帰りでも十分にその魅力を満喫できます。時間に余裕があれば、ぜひ足を延ばしてみてください。
約2年半ぶりにケアンズを再訪した今回の旅で、私が「もう一度来て本当に良かった」と最も強く感じたのがアサートン高原でした。定番観光とはひと味違うケアンズの魅力に出会える場所として、心からおすすめしたいスポットです。