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皆さん、こんにちは! カリフォルニア州特派員のかんです。
前回の記事では、アメリカの高速道路でトラブルが起きた際の心強い味方「511(FSP)」についてご紹介しました。
もし511やロードサービスを呼んで、無事にスペアタイヤ(替えのタイヤ)に交換してもらえたら一安心!と言いたいところですが、実はここからさらに注意すべきことがあります。
今回は、アメリカでパンクに見舞われた後の「鉄則」と、現地で新しいタイヤを手配する際に必ず聞かれる「タイヤサイズの見方・確認方法」を分かりやすく解説します。
フリーウェイでパンクをしてしまったものの、無事にスペアタイヤに交換をしてもらえた場合、後はそのまま自宅まで戻りたい方もいるでしょう。
しかし、スペアタイヤでの運転には、注意すべき鉄則があります。
鉄則1:スペアタイヤで高速道路を走らない!
多くの車(特にレンタカーやコンパクトカー)に積まれているスペアタイヤは、「テンパータイヤ(通称:ドーナツタイヤ)」と呼ばれ、通常より一回り小さく、細い応急手当用のタイヤです。
このタイヤは、あくまで「最寄りの修理工場までたどり着くため」の一時的な代用品であり、次のような制限があります。
①最高速度は時速45〜50マイル(約70〜80km/h)まで
②走行距離は50マイル(約80km)が限界
アメリカのフリーウェイは流れが非常に速く、時速65〜75マイル(約105〜120km/h)以上で走る車が多いのが通常です。そんな中をドーナツタイヤで走り続けるのは、バースト(破裂)やスリップを誘発し、大事故に繋がりかねません。絶対にNGです。
スペアタイヤに換えたら最寄りの出口からフリーウェイをすぐに下り、一般道を使って「早急に」タイヤショップやレンタカー会社の指定場所に直行してください。
鉄則2:新しいタイヤを早急に手配する(サイズ確認が命)
レンタカーなら会社に連絡して車両交換などの指示を仰ぎますが、自家用車や長期滞在中の車、あるいは自分でショップに駆け込む場合は、新しいタイヤを手配(購入)する必要があります。
アメリカで有名なタイヤショップ(Pep Boys, Costco Wholesale, Discount Tire等)に電話をしたり、ウェブサイトで在庫を探す際、必ず確認されるのが、「タイヤのサイズ」です。これを知らないと手配が進みません。
サイズを確認する方法は、主に2つです。
①運転席側のドアを開けた内側のステッカーを見る
ドアのラッチ(留め金)付近に、適正空気圧と一緒にサイズが記載されたシールが貼ってあります。
②パンクしていないタイヤの側面を見る
タイヤの横(サイドウォール)に、モコモコとした立体的な数字とアルファベットが並んでいます。
<実践:手配時の「タイヤサイズ」の見方>
タイヤの側面やドアの内側を見ると、以下のような暗号のような文字列が書かれています。ショップに伝えるのはこの部分です。
例: 185 / 55 R 16 83H
一見難しそうですが、パーツごとに意味が決まっています。
ショップの店員には、この文字列をそのまま「One eighty-five, fifty-five, R-sixteen」というように左から順番に伝えればOKです。
| 表記の例 | 意味 | アメリカでの説明・ポイント |
| P | 車種区分 | Passenger car(乗用車用)の頭文字。省かれることもあります。 |
| 185 | タイヤの幅 | ミリ単位の幅。数字が大きいほど太いタイヤです。 |
| 55 | 偏平率(%) | タイヤの「厚み(高さ)」の割合。数字が小さいほど薄いタイヤになります。 |
| R | 構造 | ラジアル(Radial)構造の意味。現在の乗用車はほぼこれです。 |
| 16 | リム径(インチ) | ホイールのサイズです。ここが違うと車にはまりません。 |
| 83H | ロードインデックス / 速度記号 | 耐荷重と対応最高速度の能力。一般的な街乗り・手配時は前のサイズ( 185 / 55 R 16 )が合っていれば基本は大丈夫です。 |
ショップのウェブサイトで検索する場合も、「Width(幅:185)」「Aspect Ratio(偏平率:55)」「Wheel Diameter(インチ:16)」を選択する画面が必ず出てくるので、この見方を覚えておくとスムーズに在庫検索ができます。
カリフォルニアでのドライブ中に、特にフリーウェイでタイヤがパンクするとパニックになります。
しかし、「511で安全な場所に移動」→「スペアタイヤでは高速を走らず一般道へ」→「サイズを確認してショップへ」という流れを知っておくだけで、トラブルの被害を最小限に抑えることができます。
ロードトリップに出かける前に、一度ご自身の車のドア内側を見て、サイズをスマホでパシャリと写真に撮っておくのがおすすめですよ!
安全運転で素敵なカリフォルニアドライブを楽しんでくださいね!