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コーヒー大国ベトナムには、町の至る所にカフェがあります。その中でも、ベトナム最大級のコーヒーチェーン「ハイランズコーヒー」は、ベトナムに来た人なら1度は見たこと、訪れたことがあるのではないでしょうか?そのハイランズコーヒーが、2026年6月、ハノイで1000店舗を達成!早速行ってきました。
今回訪れたハイランズコーヒーは、ハノイ最大の湖、西湖とその隣にあるチュックバック湖の間を走るタイン・ニェン通り沿いにあります。「あれ?前からなかった?」と思った方は、かなりのハノイ通です。同じ通りの南側、スワンボード乗り場に程近い場所にも、以前からハイランズコーヒーはありました。新店舗はそこから車で北に約3分、ハノイ最古の仏教寺院で観光名所でもある鎮国寺(チャンクオック寺)からは、徒歩で5分ほどの距離です。
この日は、16:00に友人とこちらのカフェで待ち合わせ。渋滞で少し遅れるというので、先に店に入って待つことにしました。この場所には、元々別のカフェがありましたが、建物の中に入ったのは初めて。1階は中央にカウンターが配置された広々とした空間。手前にはテーブルが置かれ、ハイランズコーヒーのオリジナルグッズが山のように積まれています。遠くから見ても、今まで見たことのないデザインのタンブラーやコーヒー豆もたくさんあります。よく見ると、多くのデザインに「1000」の文字が。展示してあるほとんどの商品が、1000店舗達成に纏わる記念グッズであると、店員さんが教えてくれました。
また店内には、ハイランズコーヒー最初のローストマシーンが展示されていたり、ハイランズコーヒーの歴史を学べるパネルやデジタルサイネージもあり、まるで“ミニ博物館”のようです。
ベトナムのカフェ文化に大きな影響を与えているハイランズコーヒーですが、ウェブサイトでもその成り立ちについては触れられておらず、特に外国人にとっては、謎多きチェーン店でしょう。多くの人が素通りしてしまう歴史コーナーですが、うんちく好きの私は、興味津々です。
展示によると、創業者はベトナム系アメリカ人のデビット・タイ氏。スターバックスに影響を受け、祖国ベトナムでコーヒー店を始め、1999年にハノイに1号店を出店しました。以前知人から、ハノイの1号店は2025年に取り壊され、ホアンキエム湖北側にあった、通称「鮫の顎ビル」の店舗だよ、と聞いたことがありましたが、違っていたようです。展示パネルに1号店の詳細の記述はないものの、写真を見る限り、今もホアンキエム湖西側にある「Four Seasons」という屋外カフェの建物にそっくり。1999年は、私にとっても大学を卒業し、社会人になった年でもあるので、ハイランズコーヒーとは“同級生”のようなものです。その後、2002年にホーチミン市の1号店オープン、その後本格的に店舗を増やし、2013年には、ホーチミン市のお店で、現在のようなセルフサービスを導入(ベトナムのカフェでは、セルフサービスが珍しい)、2023年に700店舗を達成したと書いてあります。それからわずか3年足らずで、300店舗を増やした訳ですから、いかに人気が高いチェーン店かがわかりますね。
渋滞が予想以上にひどいようで、先に飲み物をオーダーして、席で待つことにしました。
ハイランズコーヒーのおすすめは、やはりコーヒー関連の飲み物。ベトナム伝統のコーヒーもありますが、現代風にアレンジしたものもあり、チェーン店にしてはメニューが豊富。コーヒーが苦手な方のために、ミルクティーやフルーツティーなどのお茶や、最近はクリームをトッピングしたフラッペ系などの飲み物も若者を中心に人気のようです。ベトナムのカフェは、フードメニューがないところも多いのですが、ハイランズコーヒーではケーキやパンなども注文できます。
1000店舗達成のメモリアルドリンクがあれば、是非飲んでみたいと思っていたのですが、残念ながらなし。とは言え、せっかくメモリアル店舗に来たので、普段なら絶対頼まないであろう、新メニュー「いちごと抹茶のコーヒー」を注文。若い店員さんに「これ美味しい?」と聞くと、「こっちの方が美味しいです!」と、まさかの別メニューをオススメされました。「新メニューなのに、オススメじゃないの?」と聞き返すと、「まずくはないけど、僕はこっちの方が好き」と。結果的にオススメされたものが、美味しかったことは過去何度もあるので、初心貫徹は止めにします。
座席は1階と2階にあります。注文したものの準備が整うと、呼び出しベルが鳴って、カウンターに取りに行くセルフ式なので、余程混雑していなければ、商品を受け取ってから席を確保するのが良いでしょう。
ちょうど夕方。陽が沈んで西湖がとても綺麗な時間帯のため、西の窓側は、すでに満席。
西日が強すぎるため、スクリーンが下ろされていますが、スクリーン越しからでも湖面が美しく輝いているのがわかります。東側の席はチュックバック湖が見えるので、午前中はとても気持ちが良いと思います。但し、屋外席でないと湖が見えないため、夏の暑い時期は、クーラーの効いた屋内席が人気です。
そうこうしているうちに、友人と合流。結局、店員さん推しのドリンクを、美味しく頂きました。
このメモリアル店舗は、開放感があり、他のハイランズコーヒーよりもくつろげる気がします。
ちなみに店員さんは、1000店舗達成の記念グッズは、どこの店舗でも扱っているよ、と言っていましたが、後日他のお店に行った時は、一部商品のみの販売や、全く扱っていない店舗もありました。店舗によって、取り扱い商品が異なる可能性がありますので、確実に手に入れたい方は、是非西湖沿いの新店舗へ足を運んでみて下さい。
ハイランズコーヒー (Hailands Coffee) *1000店舗目
住所 28 Thanh Niên, Tây Hồ, Hà Nội
アクセス 旧市街から車で約15分
営業時間 7:00〜23:00
定休日 なし