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【インドネシア】コモド国立公園完全ガイド~2026年最新

SARA HASHIMOTO

SARA HASHIMOTO

インドネシア・コモド島特派員

更新日
2026年7月11日
公開日
2026年7月11日
©サラトラベルコモド

コモド国立公園は、コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)見学だけでなく、パダール島のトレッキング、ピンクビーチ、マンタポイントなどを一度に訪れることができるインドネシア屈指の観光地です。ただし、入域料やレンジャー料、ボート係留料、各島の見学時間、1日1000人とされる入場管理、ホテル専用桟橋からの出港条件など、2027年に入ってから運用が変わった点も少なくありません。この記事では、2026年7月現在のコモド国立公園に関する最新情報など、旅行前に確認しておきたい内容をまとめました。

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コモド国立公園とは

コモド国立公園は、インドネシア東部のフローレス島とスンバワ島の間に広がる自然保護区です。1980年に国立公園に指定され、1991年には世界自然遺産に登録されました。コモドドラゴンの生息地として知られていますが、陸地だけでなく、珊瑚礁やマンタが見られる周辺海域も国立公園の範囲に含まれています。

コモド国立公園を構成する主な島と観光地は次の通りです。

コモド島(コモドドラゴン見学)
リンチャ島(コモドドラゴン見学)
パダール島
ピンクビーチ(パダール島・コモド島)
ロングビーチ(パダール島)
マンタポイント
タカマカサル島
シアバ島(タートルポイント/ウミガメの浜)
ギリラワ島
カナワ島
カロン島(オオコウモリ飛翔)

観光の拠点となるのは、フローレス島西端にあるラブアンバジョです。日帰りのスピードボートは早朝にラブアンバジョ港を出発し、パダール島、コモド島やリンチャ島、ピンクビーチ、マンタポイントなどを巡って夕方に戻ります。オオコウモリが飛び立つ風景が見られるカロン島へ立ち寄る場合はラブアンバジョ港に帰着するのは19時頃となります。

また、コモドドラゴンはコモド国立公園内の5つの島に生息していることが確認されていますが、観光客がコモドドラゴンを見学できる島は次の3箇所です。

コモド島
リンチャ島
コモド村

いずれの場所でも、島へ上陸した後、国立公園所属のレンジャーと一緒に遊歩道やトレッキングコースを散策します。コモドドラゴンがいる場所は日によって異なるため、決められた地点だけを見学するのではなく、レンジャーが周辺の状況を確認しながら案内します。

2026年のコモド国立公園入場料

2026年7月現在、外国人旅行者が支払うコモド国立公園の入域料は、1人1日250,000ルピアです。この入域料には、国立公園内でのトレッキング、野生動物の観察、シュノーケリングが含まれますが、各島のレンジャー料は別途支払います。

各島のレンジャー料は以下の通りです。

コモド島:5名まで1グループ200,000ルピア
リンチャ島:5名まで1グループ200,000ルピア
パダール島:5名まで150,000ルピア

これを1人で割ると、約400,000~450000ルピアかかることになります。
なお、コモド村を訪れて周辺でコモドドラゴンを観察する場合も、レンジャー料が必要です。コモド島とリンチャ島では通常の見学コースのほかにロングコースが用意されることがあり、長いコースを選ぶ場合は追加料金が発生します。外国人の入域料250,000ルピアは平日と休日で同額となっています。

プライベートチャーターでは、訪問する島によってボート係留料が1艇につき100,000ルピア加算されることがあります。入域料は1人単位、レンジャー料は5名までのグループ単位、ボート係留料は1艇単位なので、参加人数によって1人あたりの合計額が変わります。
たとえば2名でパダール島とコモド島を訪れる場合、2名分の入域料に、パダール島とコモド島それぞれのレンジャー料、ボート係留料などが加わります。

ただ、ツアー料金には国立公園入域費用が含まれている場合がほとんどですが、なかにはツアー当日に別途現金で支払うツアーがあるため、申込む前に含まれる費用を確認しておく必要があります。

1日1000人の入場制限は運用されていない

コモド国立公園では、2026年4月1日から1日1000人とする入場管理制度が導入されると発表されました。しかし、2026年7月現在、この1日1000人という上限が厳密に運用されているわけではありません。人数枠の管理システムが十分に機能しておらず、当初予定されていた制限がなし崩し的になっているのが実態です。

国立公園入場チケットは一般の旅行者が直接購入できるシステムにはなっておらず、現地の旅行会社などが登録手続きの一環として手配を行います。
チケット購入時には入域予定日、氏名、国籍、パスポート番号などを登録する手続きが求められます。

この入場制限に関しては、一旦導入が決まった経緯があるために、オンライン予約サイトや現地情報の中には現在まで情報が更新されておらず、「完売になった」「1日1000人の制限があり、ピークシーズんである8月は観光できない」などと不安に思う方のお問い合わせが度々ありますが、現時点でそのようなことはありません。
通常のツアー参加者が「1日1000人の枠が埋まってチケットを購入できない」という事態には陥っておらず、繁忙期でも制限人数を超えて観光客を受け入れている状況です。

また、パダール島には早朝、午前、午後の3部制が設けられ、各時間帯の目安も示されていますが、時間帯の枠を理由として上陸を拒否されるケースはないようです。制度上の枠組みは存在するものの、旅行者がコモド国立公園へ行けない事態は、少なくとも2026年中は起こらないものと考えています。

各島の見学時間

パダール島では、桟橋から階段と坂道を歩き、3つの湾を見渡せる展望スポットを目指します。上りはおよそ30~45分、下りは20~30分が目安で、途中の展望地点や山頂での滞在を含めると、島全体では約1時間から1時間30分を見ておきます。早朝のツアーでは日の出前後に上陸することが多く、午前から日中にかけて訪れる場合は、日差しを避ける場所が少ないため、帽子や飲料水を船から持参した方が良いでしょう。

一方、コモドドラゴン見学ですが、コモド島では、レンジャーの説明を受けてから森林やサバンナの遊歩道を歩きます。リンチャ島では、桟橋から整備された新しい施設を通り、コモドドラゴンの観察区域と周辺の自然を見学します。

各島やスポットの見学時間の目安は以下の通りです。

コモド島 通常コース:45分~1時間
コモド島 ロングコース:1時間30分~2時間
リンチャ島 ショートコース:約30分
リンチャ島 通常コース:約1時間
リンチャ島 ロングコース:約2時間
コモド村:1時間前後
ピンクビーチ・ロングビーチ:45分~1時間
タカマカサル島:30分前後
マンタポイント:30~45分

マンタは野生動物なので観察時間は一定ではなく、潮の速さやマンタが現れる位置に合わせて船長(キャプテン)やガイドが滞在時間を判断します。

また、コモド国立公園内の陸上観光地には、それぞれ入島できる時間帯が定められています。島の近くまで到着していても、受付時間外にはレンジャーを伴うトレッキングを開始できません。船の到着時刻だけでなく、受付、レンジャーとの合流、コース終了までの時間を含めて行程が決められます。

主な島の入島時間は次の通りです。

コモド島・コモド村:7時~16時
リンチャ島:7時~16時30分
パダール島:5時~8時、8時~11時、15時~18時
ギリラワ・ダラット島:7時~17時

各島とも、閉島時間までにトレッキングなどを終えて島を出発しなければなりませんので、少なくともそれよりも1時間前までには入島する必要があります。パダール島に関しては、以前朝の部は、午前10時までに入島しなければ上陸できませんでしたが、実質的な運用としては現在も変わっておらず、国立公園事務所によると午前10時までに上陸する必要があるという説明でした(たとえば、10時30分に「30分でも良いから上陸させてくれ」と言っても断られる可能性があるということです)。

リゾート専用桟橋と国立公園外の島

ラブアンバジョ近郊にあるリゾートホテルの中で、アヤナ・コモドリゾートやカタマラン・リゾートには宿泊者専用の桟橋がありますが、2026年7月現在、朝の出港時にはラブアンバジョ港で出航手続きを行う必要があります。

そのため、朝はホテルの専用桟橋から直接コモド諸島へ向かうのではなく、ラブアンバジョ港で手続きを済ませてから出発します。

帰着時は日没前であれば、専用桟橋へ戻ることが可能です。ただし、カロン島に立ち寄った場合など、日没後は桟橋の使用ができないために、ラブアンバジョ港へ戻ることになります。

なお、ラブアンバジョ周辺の島がすべてコモド国立公園に含まれるわけではありません。国立公園外の代表的な場所には、以下の島々があります。

ケロール島
マンジェリテ島
セバユール島
セラヤ島(1島1リゾート)
サボロ島(パイレーツ島)

これらの島々では、白砂のビーチ、浅瀬の珊瑚礁、シュノーケリング、短時間のトレッキングを目的として訪れることができます。これらの島だけを巡る場合には、コモド国立公園の入域料はかかりませんが、島ごとの施設利用料、係留料、地域の入島料が設定されることがありますので注意が必要です。

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