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【インドネシア】コモド諸島でもっとも美しい砂洲 タカマカサル島

SARA HASHIMOTO

SARA HASHIMOTO

インドネシア・コモド島特派員

更新日
2026年7月25日
公開日
2026年7月25日
©サラトラベルコモド

コモド国立公園を巡る日帰りツアーのなかで、ひときわ明るい景色を見せるのがタカマカサル島です。白い砂と透明な浅瀬だけが海の中央に浮かぶ小さな砂洲で、ピンクビーチと並び、コモド諸島を代表する美しいビーチとして知られています。潮位によって島の形が変わり、砂洲を歩いたり、浅瀬でシュノーケリングを楽しんだりすることができるのも特徴です。サンゴや魚はさほど期待できませんが、ウミガメがたまに姿を見せることもあり、シュノーケリング初心者が海に慣れる場所としても向いています。特に子供に人気があるため、家族で参加するコモド島ツアーにふさわしい観光スポットです。

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コモド諸島に浮かぶ白い砂洲

コモド国立公園をめぐるアイランドホッピングには、コモドドラゴンを観察するコモド島、3つの湾を見渡せるパダール島、淡い桃色の砂浜が続くピンクビーチなど、訪れる目的が異なるスポットが組み込まれています。そのなかで、ひときわフォトジェニックな風景を見せるのがタカマカサル島です。島と呼ばれていますが、白い砂と細かなサンゴ片が集まってできた小さな砂洲です。周囲には建物も桟橋もありませんが、開放感があり、アクティビティの多いコモド諸島の中で、憩いのひと時のように感じられます。

タカマカサル島は、ピンクビーチとともに、コモド国立公園を代表する美しいビーチとして挙げられます。ピンクビーチは薄桃色の砂浜と海岸沿いの景観が目を引きますが、タカマカサル島では、白砂、透明な浅瀬、沖合いの濃紺のコントラストがきれいです。ユニークな曲線をした砂洲が独特で、海に入って写真を撮ることができるので、撮影スポットとしても人気です。

潮によって変わる景色

潮の満ち引きによって、タカマカサル島の面積や砂洲の形は変化します。干潮時には広い砂浜が現れ、細長く伸びた砂洲の上を歩くことができます。満潮時には砂洲の大半が海面下に沈み、見渡せる砂浜の面積は小さくなります。写真で見た形と実際に訪れた際の景色が異なる場合がありますが、これは砂洲特有の自然現象によるものです。

ツアーのクルーズ船は砂洲の近くで停泊し、船の種類や海況によって小型艇を利用したりもしますが、大抵浅瀬を歩いて上陸します。足元は砂地が中心ですが、細かなサンゴ片や貝殻が混じる場所もあるため、マリンシューズを履くのも良いかもしれません。一般的な日帰りツアーでの滞在時間は30分ほどで、写真を撮り、浅瀬で過ごすには十分な時間と言えます。

タカマカサル島には日差しを遮る木や建物がありません。日中は白砂からの照り返しもあるため、帽子やサングラス、飲料水を用意しておくと良いでしょう。短い滞在でも日差しは強く感じるため、子供連れの場合はラッシュガードなどで肌を守ると安心です。

浅瀬ではシュノーケリングも

こちらの写真のように、タカマカサル島はやはりややピンクがかった色をしている場所があり、コモド島近海ではピンク色の砂浜が広がっていることがわかります。

タカマカサル島の周囲には浅瀬が広がっており、シュノーケリングを楽しむことができます。ただ、他のシュノーケリングスポットのように、サンゴ礁や魚の群れを鑑賞するポイントではなく、白い砂地と透明度の高い海が広がる穏やかな環境です。そのため、初心者の方が、マスクの装着感や呼吸法を確認したり、水に慣れたりするための練習場所として適しています。

水深が浅く足が届くエリアから始められるため、初心者やお子様でも安心です。まずはガイドの手が届く範囲で、ライフジャケットを着用して水に浮かぶ感覚を掴むとよいでしょう。浅瀬であっても潮の流れが変わる場合があるため、ガイドやインストラクターが案内する範囲内で安全に過ごしましょう。

タカマカサル島でのシュノーケリングは、澄み切った海と白砂が作り出す明るい水中の景色を楽しむ時間です。泳がない場合でも、砂洲の散策や足つけだけで十分に魅力を感じることができるでしょう。

時にはウミガメに出会えることも

タカマカサル島の周辺では、浅瀬でシュノーケリングをしていると偶然ウミガメに出会えることがあります。必ず遭遇できるわけではなく、鑑賞のメインとなる場所でもありませんが、不意に姿を見せてくれることがこの海で泳ぐ魅力のひとつです。サンゴや魚が少ない静かな環境だからこそ、初心者の方は操作の練習を兼ねて悠々と泳ぐ姿を探してみてください。

万が一ウミガメが現れなくても、透明度の高い浅瀬で呼吸やマスクの扱いを落ち着いて確認できます。もし運よく遭遇できた場合は、驚かせないよう少し離れた場所から静かに見守りましょう。白い砂洲の周りを泳ぐウミガメの姿は、水中に顔をつける十分なきっかけになります。

コモド国立公園の日帰りツアーでは、この後にマンタポイントやタートルポイント(シアバ島)などの主要なシュノーケリングスポットへ向かうのが一般的です。先にこの浅瀬で呼吸や姿勢に慣れておけば、次のポイントでも余裕を持って楽しめるようになります。

特に子供が喜ぶ砂の島

長年旅行業に従事してまいりましたが、当初予想していなかった点として、この島が子供にとても人気があるということがあります。パダール島では比較的長いトレッキングがあり、コモド島ではレンジャーとともにコモドドラゴンを探すため、子供には周囲のペースに合わせる時間が続きます。一方、タカマカサル島では船を降りた先に白い砂と浅い海が広がり、決められた見学コースではなく砂洲の範囲で自分の興味に合わせて自由に過ごせます。

波が穏やかな日には、砂洲の周囲が海の中央にできた水遊び場のように見えるのでしょう。小さな子供は大人の手が届く場所で浅瀬を歩き、少し大きな子供ならライフジャケットを着けてシュノーケリングを試すこともできます。長いトレッキングや説明などを必要とせず、白い砂の上を走ったり水面を進む小さな魚を探したりと、船を降りてすぐ海とじかに触れられることが好まれる理由だと考えられます。

タカマカサル島では、貝殻やサンゴ片を見つけることもありますが、持ち帰らず、その場所で眺めるだけにします。日陰がないため、帽子、長袖のラッシュガード、飲料水を用意しておきます。砂は日差しを受けると熱くなることがあり、足元にはサンゴ片が混じるので、子供にもマリンシューズを履かせておくとよいでしょう。

タカマカサル島は、周囲の島々のように歩いて巡る場所ではなく、白い砂洲に立ち、海の色を眺め、浅瀬で静かに過ごすための休憩所のような立ち寄りスポットです。コモド島やパダール島とは異なる独特の景観があり、ピンクビーチとも違う落ち着いた時間が流れています。それぞれのペースで思い思いの過ごし方を選べることも、この島がコモド国立公園の日帰りツアーで親しまれている理由なのかもしれません。

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