鉄道で行くスイスの山岳リゾート グリンデルワルト
2024.4.10
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グリュッサGrüessech! ベルンからこんにちは!「スイスのアルプスを歩いてみたいけど、本格的なハイキングは不安…」そんな方におすすめなのが、ユングフラウ・アイガー・ウォークです!アイガーグレッチャーからクライネシャイデックまでの約40分の初心者向けハイキングコース。実際に歩いてみると、世界自然遺産に登録されているアイガー、メンヒ、ユングフラウの3名峰をはじめ、アルプスの絶景を満喫できる感動のルートでした!今回はそのリアルなハイキングの様子をご紹介します!
ユングフラウ・アイガー・ウォークJungfrau Eiger Walkは、ベルン州のユングフラウ地方にあるアイガーグレッチャーEigergletscher(標高2320m)とクライネシャイデックKleine Scheidegg(標高2061m)を結ぶ約2.5km、所要時間約40分のハイキングコース。
アイガーグレッチャーからクライネシャイデックまで砂利道の緩やかな下り坂が続いており、道幅は広く、危険な箇所もないため、初心者でも気軽に楽しめます。履き慣れたスニーカーなどの運動靴で十分ですが、下り坂で少し滑りやすい場所もあるため、靴底の溝がしっかりしたものだと安心です。
スタート地点のアイガーグレッチャーへは、グリンデルワルト・ターミナル駅(標高947m)からアイガーグレッチャー(標高2320m)へ直行する高速のロープウエイ「アイガーエクスプレスEiger Express」で向かいます(乗車時間は約15分)。
■アイガーエクスプレス
営業時間:時期により異なるためURL参照
ハイシーズン料金(5/1~10/31):グリンデルワルト・ターミナル→アイガーグレッチャー(片道)大人40.6フラン、6~15歳の子供20.3フラン ※ユングフラウトラベルパスで無料、ハーフフェアカードで50%引、スイストラベルパス・ベルナーオーバーランドパスで25%引、親と同伴の6〜15歳の子供はスイス・ファミリーカードやジュニアカードで無料
URL:https://www.jungfrau.ch/en-gb/eiger-express/
駅に降り立ったら、周囲を散策してみましょう。目の前に迫るのは、巨大な切り立った崖のようなアイガー(標高3967m)。展望エリアに立つと、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3名峰(以下、ユングフラウ3山)やアイガー氷河が一望できる大パノラマが広がっています。
この辺りは韓国ドラマ「愛の不時着」のロケ地にもなっており、記念のフォトフレームがあります。
筆者家族は、展望エリアの少し先にある、おしゃれな雰囲気のウォールバーThe Wall Barでランチを楽しみました。こちらのテラス席からもユングフラウ3山の絶景が楽しめます。
アイガーグレッチャーにはほかにも、駅に直結したレストランRestaurant EigergletscherやカフェBistro Eigergletscherがあります。
※公式サイトによると、Restaurant Eigergletscherは2026/6/1~10/31まではグループ向けのみ営業。11/1からは一般客向けの営業を再開。
この日はあいにくの曇り空でしたが、お腹もいっぱいになったところで、いよいよハイキングスタート!ウォールバーの付近から下り坂が始まります。
スイスのハイキングコースには、目的地の方向や所要時間などが分かる黄色の標識が要所に設置されています。駅周辺や分岐点には必ずあり、標識が立てられないところは岩や木にペイントされているので、道を確認しながら安心して歩けます。
写真の標識を見ると、ユングフラウ・アイガー・ウォークは矢印部分が「黄色」ですが、「白・赤・白」の矢印もあります。この色は難易度を表しており、「黄色」は初心者でも歩けるコース、「白・赤・白」は道が狭く障害物もある中級者向けの山道を意味します(スイス国内の共通ルール。他の国では異なる)。アイガーグレッチャーからクライネシャイデックへは「白・赤・白」のハイキングコースもあるため、初心者の方は間違って難しいコースに入らないように注意しましょう。
最初の見どころは、コース沿いにポツンと佇む旧ミッテルレギ小屋Alte Mittellegihütte。実は約100年前に、アイガーの東山稜(ミッテルレギ稜)を初登攀した日本の登山家・槇有恒の寄付で建てられたもの。もともとはミッテルレギ稜にありましたが、新しい小屋の建設に伴い、こちらに移設されました。スイスの大自然の中で日本との繋がりを感じられる、日本人にとっては胸が熱くなるスポットです。
足元に目を向けると、夏のハイキングならではの高山植物たちがまるで花畑のように咲き誇っています。可愛らしい花々に心が癒されます。
また、コースのところどころにワイヤーが張ってあり、通行止め?と勘違いしそうになる箇所も出現します。これは牛が外に出ないように設置されているもの。端に人ひとりが通れるくらいの通路があるので、そこから通り抜けましょう。
このコースはユングフラウ3山をバックに歩き進むのですが、360度見渡してみてどこを切り取っても絵になる風景が続きます。
コースの中盤あたりに、ファルボーデン湖Fallbodenseeがあります。冬のスキーシーズンに人工雪をつくるために雪解け水を貯めている貯水湖です。晴れて風がない日には、ユングフラウ3山を湖面に映した絶景フォトを撮ることができます。湖の周囲に簡易トイレや休憩スペースもあるので、ここでひと休みするのもオススメ。
歩いていると、カランコロンと心地良いカウベルの音が聞こえてきます。その先には、アルプスの絶景の中でくつろぐ牛たちが。山での放牧期間は一般的に6月中旬頃から9月中旬頃までなので、ハイキング中に放牧牛に会えるのも夏の間だけの楽しみです。
牛たちに別れを告げると、ゴールのクライネシャイデック駅はもう目の前。景色を楽しみながらゆっくり歩いて1時間ほどでしたが、絶景の中を気持ち良くお散歩するようなハイキングでした。
駅周辺には、レストランやカフェ、ギフトショップもあり、いつも観光客で賑わっています。筆者家族は、ドリンクを買ってテラス席でユングフラウ三山をのんびり眺めながら休憩したあと、ヴェンゲルンアルプ鉄道(WAB)でグリンデルワルトへと戻りました。
■ユングフラウ・アイガー・ウォーク
URL:https://www.jungfrau.ch/de-ch/kleine-scheidegg/jungfrau-eiger-walk/
今回のハイキングはいかがでしたでしょうか。ユングフラウヨッホ展望台(トップ・オブ・ヨーロッパ)の観光の帰り道に、ひと駅分を歩くこのハイキングを組み込むのがオススメの定番ルート。ハイキングは6月から10月頃まで楽しめます。気軽な絶景ハイキングを楽しみたい方は、ぜひ訪れてみてください!