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【レソト王国】アフリカのスキー場「アフリスキー(AFRISKI)」知られざる魅力を徹底解説!

あんな

あんな

南アフリカ特派員

更新日
2026年8月23日
公開日
2026年8月23日

南アフリカの隣国、レソト王国には、なんとスキー場があります。その名も「アフリスキー」! 日本ではあまり知られていませんが、実は南アフリカから毎年多くの観光客が訪れる、大人気リゾート地。ヨハネスブルグから車で約5時間半で行けてしまうアクセスの良さが人気の理由です。南半球に位置するため、スキーシーズンは日本とは真逆の6〜8月。正直なところ、行く前はあまり期待していませんでした。しかし実際に行ってみると、雪質から施設の充実度まで、良い意味で期待を大きく裏切るクオリティの高さに驚きの連続! スキー上級者の夫も初心者の私も、どちらも大満足の滞在となりました。今回は、そんな知られざる秘境「アフリスキー」の魅力を、基本情報とともにご紹介します。

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AFRISKIならではの3つの特徴

ほぼ富士山級?! 高地のスキー場

アフリスキーがあるこの場所は、なんと標高3222M。富士山でいうと、ちょうど8号目と同じくらいの高さです。
高地なので酸素が薄く、少し坂道を歩いただけでも息切れしたりと想像上に体力を奪われます。体が重くだるく感じたり、頭痛が起きたりと、高山病の初期症状が現れることも。必ず頭痛薬を持参し、こまめに水分補給をしながら無理なく楽しみましょう!

標高が書かれたフォトスポットがエリア各地にある

コンパクトだからこその魅力がたくさん

アフリスキーは施設全体が非常にコンパクト。コンパクトなスキー場ならではの便利さも、実際に滞在して感じた大きな魅力のひとつでした。リフト乗り場のすぐ近くに駐車場があるため、宿からリフト乗り場まで車でダイレクトに移動できます。車をそのまま「移動式マイロッカー」として使える身軽さは最高!
日本の大型スキー場では、重たいギアを背負ってロッカーとゲレンデを行き来することも多かったので、この快適さはありがたかったです。

想像以上に良かった、徹底管理された雪質

この日の少し前にたまたま大雪が降ったため、ゲレンデ以外も美しい雪景色が広がっていましたが、基本的には人工雪がメインです。夜間にしっかり圧雪・整備されているため、朝にはベストな状態で雪が固まり、非常に滑りやすいコンディションが保たれています。雪がベチャベチャしてつまずくようなこともなく、ほぼフラットで引き締まった絶好の雪質でした。

  • 降雪機があちこちに設置されている
  • 圧雪車のおかげで快適なバーンが保たれる

コースは主に3コース

コースは3つあり、それぞれにリフトが1基ずつありました。メインとなるコースは全長1キロ、残り2つは初心者用のなだらかで短いコースです。
どのリフトも営業時間は9時から16時までです。

スキー場全体像
頂上からの景色
初心者用コース入り口

リフト

リフトは「Tバー式」と呼ばれるものです。持ち手をつかみ、両足は地面についたまま、お尻を押される形で引っ張られて(引きづられて)いくスタイルです。私は苦戦しましたが、速度はゆっくりで、途中で転ぶとすぐに停止するので怪我の心配はなさそうでした。
初心者用のリフトも、少し形が違うものの同様に引っ張られるタイプでした。こちらもかなりゆっくり進みます。

Tバー式リフト
引きづられていく
初心者エリアのリフト

充実のレンタル

レンタルコーナーは広々とした室内に、板、ストック、ボード、ヘルメットが豊富に揃っており状態も良好です。初〜中級者用なら日本の一般的なスキー場と変わらないクオリティです。超上級者やこだわり派でなければレンタルで全く問題ありません。
注意点として、ウェアのレンタルはありませんでした。持参するか、隣接するショップで購入する必要があります。また、気温は低いものの、日中はアフリカ特有の強烈な日差しで滑るとすぐ暑くなります。半袖で滑っている人もいましたが、転ぶと擦りむくので長袖の着用が安心です。

料金情報(2026年8月版)

日本でいう「リフト券」は、現地では「スノーパス」と呼ばれています。2日券、3日券とまとめ買いをするほど、1日あたりの料金が安くなる仕組みです。

リフト券のみ(自前のギアを持参した場合)

スノーパス単体(リフト券のみ)→ 1日:M 650(約6,500円)

【注意事項】公式サイトには情報がないのですが、リフト券を帰りに受付に返却したところ、M100(約1000円)返金されました。詳しくは現地でスタッフにご確認ください。

キャンスキー(リフト券+レンタルのセット)

レンタルをする場合は、「キャンスキー」と呼ばれるリフト券とレンタルのセットを申し込みます。

キャン-スキー(Can-Ski)→ 1日:M 1,250(約12,500円)

【注意事項】上記のレンタルに含まれているのはスキー、もしくはスノーボード、そしてブーツです。ヘルメットが必要な場合は別途 M 100(約1,000円)でレンタルできます。

ラーントゥスキー(レッスン込みプラン)

ラーントゥスキー(Lern to Ski)→ 1日M1450(約14,500円)

初心者向けのグループレッスン2時間+ リフト券 + レンタル一式込みになった安心のパックです。レッスン込みプランはこれ以外にも、もう少しハイレベルなものから個人レッスン、子供向けなど様々なコースが用意されており、内容によってプランの名前も価格も異なります。

現地で撮影した価格表(来年には変更になる可能性もあるのでご参考までに!)
スノーパス(リフト券)は1日M650
価格表の他にも注意事項などいろいろな張り紙が。

お子様連れができること3選

キッズ用レッスン・託児所「バンビーニ」&「プディ」

アフリスキーには、4〜12歳を対象とした託児サービスがあります。専門スタッフが子どもを預かってくれるので、その間、両親は安心してスキーを楽しむことができます。かわいらしい専用キッズエリアで、年齢に合わせたプログラムが利用できます。4〜5歳は「バンビーニ」という、ソリ遊びなどを通して雪に慣れるためのプログラム。6歳以上は「プディ」というもう少し本格的なレッスン内容になります。もちろんキッズサイズのスキーギア一式もレンタル可能です。

4歳未満は残念ながら受付不可
キッズ用レッスンエリア

無料アスレチック

託児所のすぐ隣にはアスレチックがあり、こちらは誰でも無料で遊べます。このアスレチック、実はジップラインのようなものも付いていて、しかもそこそこな長距離でした。勇気がある方はチャレンジしてみてください。
ここは宿泊エリアからゲレンデへの通り道の脇にあるのですが、あまり人が立ち入らないようで、他よりもきれいな雪がたくさん残っていて雪遊びにも最適でした。

無料のアスレチック

ソリ遊びエリア「BUN BOARDING」

家族全員で思いっきり雪遊びしたい方はソリ遊びエリア「BUM BOARDING」へ! 年齢制限がないので、誰でも楽しむことができます。ただし、こちらのソリ遊びエリアの入場はスノーパス(リフト券)とは別料金で、料金は1時間M250(約2,500円)です。ソリは用意されているので、もちろん手ぶらでOK。
そり遊びエリアは、お子様連れだけでなく、スキーをしないゲストや日帰り客にも大人気です。午後には大混雑になっていたので、なるべく早い時間の利用がおすすめです。

お食事どころ

アフリスキーには主に2つの食事処があります。どちらもクオリティが高くおいしい料理が食べられるのですが、提供までにはかなり時間がかかるのでご注意を。メニューにもしっかり「いちから手作りしているので時間がかかります」と書かれていました。

アフリカで最も「高い」?! スカイレストラン

アフリスキーのメインのレストランがこちら、「スカイレストラン」です。看板には「アフリカで最も標高が高いレストラン」という文字が掲げられていて、地元の食材を使ったおいしい料理が楽しめます。レストランはスキー場エリアから徒歩5分ほどの宿泊エリア周辺。もうひとつの食事処に比べて座席数が多く、ゆったりと過ごすことができます。夜になると、日によっては店内の小さなステージで生演奏が行われることも。

絶品だったヒレステーキはM220(約2,200円)

ゴンドラカフェ

リフト乗り場のすぐ目の前にある小さなカフェです。3つのコースのどこからもアクセスしやすく、滑っている途中の休憩に便利です。出来立てのハンバーガーやホットドリンクを楽しめるほか、南アフリカではあまり見かけないグリューワイン(ホットワイン)もありました。カフェの前にはテーブルやベンチがたくさん設置されており、カフェを利用しない人も思い思いに休憩しています。スキーを楽しむ人はもちろん、雰囲気を楽しみに訪れる日帰り客も含め、座って休憩できる場所は基本的にここだけ。そのため、日中はかなり混雑します。

混雑するカフェ前のベンチ

クーラーボックス(ドリンクとホットドック)

ゴンドラカフェのすぐ外には、「クーラーボックス」という名前の屋台があり、すぐ隣ではおいしそうなソーセージが焼かれています。ここではホットドッグとドリンクを販売しており、中のソーセージにはスパイスやハーブが効いた南アフリカの国民食「ボルボス」が使われています。スキー場で食べる熱々のホットドッグの味は格別です。

ここでお会計&ドリンク受け取り
すぐ隣でソーセージがおいしそうに焼かれていた
絶品!

プディズパントリー(売店)

ゴンドラカフェの下の通路には小さな売店があります。お菓子やドリンクなど、ちょっとしたものを待ち時間なくササっと買いたい方にはおすすめです。

ショップ

種類豊富なスキーグッズ&オリジナルグッズ

アフリスキー公式ショップには、オリジナルグッズをはじめ、スキーウエアやサングラス、手袋など、ゲレンデで必要なアイテムがそろっています。
なかでもアフリスキーのロゴ入りグッズは旅の記念にぴったり! Tシャツやニット帽、バケットハット、ステッカーなど、様々なアイテムが並んでいました。日本のゲレンデで身につけていたら「それどこの?」と聞かれること間違い無しです。

BURTONなど日本でも馴染みのあるウエアも揃う

モコロトロ(バソトハット)

レソト定番のお土産といえば「モコロトロ」。英語でバソトハットとも呼ばれるこちらはレソトの国旗のデザインにも描かれているとても伝統的な帽子です。
ここではキーホルダーのようなミニサイズから、実際に帽子としてかぶれる本格的なサイズまで豊富に販売されています。価格は、小さいもので約500円、本格的なサイズでも約2,200円ほどでした。
ただし、この帽子には頭に固定するための紐などが付いておらず、基本的には頭にのせるだけ。そのため、もしモコロトロをかぶって実際にスキーを楽しみたい場合は、固定用の紐などを自分で用意しておいたほうがよさそうです。

キーホルダーサイズ
帽子として被りたい場合はこちら。
トイレのマークもかぶっていた

宿泊所

アフリスキーには、キッチン付きの豪華キャビンからバックパッカー用まで様々な宿泊施設が用意されています。今回は、私が実際に宿泊した「Vail」というアパートメントタイプのお部屋をご紹介します。

実際に泊まった「VAIL」をリポート!

Vailは、スカイレストランやゲレンデへ徒歩でもアクセスしやすく、とても便利な立地。チェックインは16時からです。
部屋に入ってまず感動したのが、なんとストーブがすでについていたこと! 外の寒さで冷え切っていた私たちにとって、予想外だったので大感動でした。
さらに、ベッドのシーツの下には電気毛布も敷かれていました。そして、個人的にもうひとつうれしかったのが、バスタブがあったことです!想像以上にしっかりと寒さ対策がされていたので、寒い朝晩でも快適に過ごすことができました。
ただし、バスルームのアメニティは固形石鹸のみ。シャンプーやコンディショナーなどは持参必須です。
お茶セットも完備されており、インスタントコーヒーのほか、南アフリカで有名な紅茶ブランド「Five Roses」のセイロンティーとルイボスティーが用意されていました。また、清掃もしっかり毎日入ってくれます。今回宿泊したのはキッチンなしのお部屋でしたが、スカイレストランまで徒歩約1分。さらにレストランの料理も想像以上においしかったので、食事に困ることもありませんでした。立地、設備、快適さを考えると大満足。アフリスキーに宿泊するなら、「Vail」はおすすめです!

建物の前に駐車可能
お茶セットも完備!
  • ストーブは3段階で熱さ調整可能
  • 電気毛布のスイッチ
コテージが立ち並ぶ宿泊エリア。VAILは左奥にある青い壁の建物。

宿泊予約の際の注意事項

宿泊はアフリスキー公式サイトから申し込みます。シーズン中は最低3泊からの予約必須というルールが適用になることもあるのでご注意ください。3泊もできない! という方は、南アフリカ内のレソトとの国境近くにある「クラレンス」という町に宿泊し、日帰りでアフリスキーを訪れるルートも定番です。

アフリスキー施設詳細

「日本からわざわざ行く価値ある?」と聞かれたら「あります!!」と堂々と答えられるほどの楽しい、アフリカならではのスキーリゾートです。ぜひ訪れてみてください。サハラ以南のアフリカでスキーできるのは現在アフリスキーだけです。ここに書ききれなかった魅力もまだまだあるので、また別記事でご紹介していきます。

◾️アフリスキー公式サイト
https://afriski.africa/?srsltid=AfmBOooafyajvzGJ3O0yQvl3wEA_EHKWl9Sefll5V8YuOW-JHFg7q9rs

住所:Afriski Mountain Resort, 400, Lesotho
電話番号:+27117052814
スキーシーズンは毎年6月〜8月の3ヶ月間。

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