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アメリカを代表する国立公園のひとつ、ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)。写真で何度も見ていた場所でも、実際に訪れるとなると「クマ対策って何をすればいい?」「園内でご飯は食べられる?」「スマホの電波は?」「ガソリンはどこで入れる?」など、気になることだらけではありませんか?そこで今回は、初めてヨセミテを訪れる方に向けて、国立公園局(NPS)の最新情報のほか、実際に行ったからこそ分かる情報までまとめてご紹介します。
ヨセミテ国立公園の面積は約1,200平方マイル(約3,100平方km)で、実は東京都よりも広いんです。
ヨセミテといえばヨセミテバレーという印象が強いですが、実際にはバレー以外にもグレイシャーポイント、マリポサグローブ、トゥオルミ・メドウズなど広い範囲に見どころが点在しています。
そんな広大なヨセミテは、長い年月をかけた隆起や浸食、氷河によって現在の景観が形づくられ、1890年に国立公園に、1984年には世界遺産に指定されました。何度見ても、目の前に広がる雄大で力強い絶景に圧倒されます。景色の美しさだけでなく、その背景にある歴史を知ると、景色が違って見えることがあるかもしれません。
ヨセミテには数百頭のブラックベアが生息しています。ほかにもシカやリス、コヨーテなど、さまざまな野生動物が暮らしています。そのため、野生動物との距離はしっかり保ちましょう。近づいて写真を撮ったり、食べ物を与えたりするのはもちろんNG。野生動物との距離を守ることは、自分の安全だけでなく、その動物を野生のまま守ることにもつながります。
また、運転中も野生動物の飛び出しによる事故などに注意しましょう。
ヨセミテ観光において、特に覚えておきたいのが食べ物の管理。ヨセミテでは「ベアボックス」とよばれるクマ対策用のフードロッカーがキャンプ場や多くのトレイルヘッドの駐車場などに設置されています。食料だけでなく、飲み物、お菓子、ゴミのほか、石けんや化粧品、歯磨き粉など、においのするものも適切に管理する必要があります。
車の場合、日中は食料を外から見えない状態にして窓を完全に閉めれば車内保管が認められていますが、日没後はトランクを含めて車内に食べ物を残してはいけません。クマは食べ物を求めて車を襲うこともあるので気をつけましょう。
園内にはザ・オーウェニー(The Ahwahnee)、ヨセミテ・バレー・ロッジ(Yosemite Valley Lodge)、カリービレッジ(Curry Village)などの宿泊施設があり、キャンプ場も複数あります。しかし、予約が取りにくく、宿泊費も高くなる傾向があります。
そのため、マリポサ(Mariposa)やオークハースト(Oakhurst)など公園周辺の街に泊まるのもひとつの手。ただし、これらの街はヨセミテバレーに行くまでに車で1時間以上かかるので、時間に余裕を持って予定を立てましょう。予約時は距離だけでなく、実際の運転時間まで確認しておくと安心です。
国立公園というと、食事も心配になるかもしれませんが、ヨセミテバレー内にはレストランや売店が点在しています。一方で、営業時間や営業施設は季節によって変わるので、飲料水や軽食は余裕をもって持参すると安心です。
初めて訪れるときに特に注意したいのが駐車場です。ハイシーズンのヨセミテバレーはかなり混雑します。できるだけ朝早く駐車場を確保し、その後は無料のシャトルバスを利用すると、園内を移動しやすくなります。
ヨセミテ国立公園には5ヵ所の入口があり、それぞれに入園ゲートがあります。基本的には、このゲートで入園料を支払って園内へ入ります。過去にはハイシーズンに入園予約制度が導入された年もあり、ゲートで予約確認が行われていましたが、2026年は予約不要です。ただし制度は変更されることがあるため、旅行前には必ずNPS公式サイトで最新情報を確認してください。
入園料は基本的に車ごとにかかり、普通車は1台35ドルで7日間有効です。
なお、2026年からは16歳以上の非米国居住者について、通常の入園料に加えて1人100ドルの追加料金が設定されています。対象者や国立公園の年間パスポートの利用など、ご自身のプランに合わせて各条件を事前確認すると安心です。
ヨセミテバレーの一部では電波があり、携帯電話がつながりますが、公園全体で安定して利用できるわけではありません。Google Mapsなどは事前にオフラインマップをダウンロードし、必要な予約情報や地図はスクリーンショットを保存しておくと便利です。
もうひとつ忘れたくないのがガソリン。ヨセミテバレー内にはガソリンスタンドがありません。移動距離が長いうえ、山道の走行では、思っていた以上にガソリンを消費することもあります。そのため、公園へ入る前に余裕をもって満タンまで給油しておくことをおすすめします。
ヨセミテは、初めてだとその広さや独特のルールに少し戸惑うかもしれません。でも、クマ対策、駐車場、電波、ガソリンなどをあらかじめ知っておけば、現地では目の前の景色を楽しむことに集中できます。
朝の静かな森、太陽を受けて表情を変える巨岩、夕方のマーセド川。事前に少し準備しておくだけで、現地ではそんなヨセミテの自然とゆっくり向き合う時間が増えるはずです。
■ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)
住所:California, USA
営業時間:24時間(Hetch Hetchyおよび各施設、道路などを除く)
定休日:なし(道路・施設は季節や天候により閉鎖あり)
入園料:普通車1台35ドル/7日間有効
駐車場:あり