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ワシントン州にある「シュラン(Chelan)」という町をご存知でしょうか?町には澄んだ水が印象的なシュラン湖(Lake Chelan)があり、水辺を中心に落ち着いた雰囲気が広がっています。ノースカスケード国立公園へ向かう途中のちょっとした休憩のつもりでしたが、湖のそばを歩き、ふらりと町を散策してみると、自然と人々の暮らしが調和した居心地のよい場所でした。目的地へ急ぐ旅の途中で出合った静かな湖の町は、思いがけず心に残る場所になりました。
シュランは、ワシントン州中北部に位置するシュラン湖畔の小さな町です。周辺にはブドウ畑やワイナリーが点在し、ワインの産地としても知られています。
夏は湖でのボートや水泳、SUP、周辺でのハイキング、冬はスキーなど、季節ごとにさまざまなアウトドアを楽しめるのも魅力。湖と山に囲まれた風景のなかに、ゆったりとした時間が流れています。
そんなシュランで、まず立ち寄ったのは、「シュラン・リバーウォーク・パーク(Chelan Riverwalk Park)」。水辺に沿って歩ける遊歩道があり、散歩をする人やランニングをする人、芝生でピクニックを楽しむ人などを見かけました。地元の方が週末を楽しんでいるようで、観光地というより、日常にそっと混ぜてもらったようなのどかな雰囲気でした。
私が訪れた7月のある日は日差しがかなり強かったものの、大きな街路樹の下に入ると涼しく、木陰を歩くのがとても気持ちよく感じられました。風に葉を揺らす大きな木々の緑と青い水が、夏の日差しのなかで鮮やかに見えました。木漏れ日が揺れる遊歩道を歩いていると、長いドライブで少し固まっていた体が、ゆっくりほどけていくようでした。
シュランでいちばん印象に残ったのは、やはり湖。シュラン湖は細長く延びる大きな湖で、ボートやSUPを楽しんでいる人の姿も見えました。
湖の水は、とにかく澄んでいて、岸辺から水のなかをのぞけるほど。町のすぐそばで、これほど澄んだ水を見られることに驚き、思わず足を止めてしまいました。
ウェストウッディンアベニュー(West Woodin Avenue)の一部は橋になっていて、橋の上からは青い湖とその周囲の町並みを広く見渡せます。
写真を撮るなら、橋の上から湖と周囲の風景を少し広めに入れると、シュランの水辺らしい一枚になります。
橋の近くの岸辺にはカルガモの親子が見え、地元の方々と一緒に微笑ましい姿を眺めていました。
強い夏の日差しを受けて水面の色がキラキラと変わり、しばらく眺めていたくなる穏やかなひとときでした。
水辺からダウンタウンへ歩いていくと、小さなお店やレストランが並んでいます。
歩いてみて意外だったのは、いわゆる観光地らしいお土産屋さんばかりが並んでいるわけではなかったこと。キッチン用品や洋服、ヨガウェア、雑貨、オーガニック食品などを扱うお店があり、観光客向けというより、地元の人も普段から買い物に来ていそうな印象を受けました。
湖でウォーターアクティビティを楽しむ人が多い町らしく、水着などが並んでいるのも印象的でした。食事ができる場所もあるので、私たちのようにドライブの途中でランチ休憩を兼ねて立ち寄るのにも便利です。
実は、シュランは、ワシントン州の山や湖、小さな町をつなぐ周遊ドライブルート「カスケード・ループ(Cascade Loop)」に含まれる町のひとつ。
ここからコロンビア川沿いを北上し、メソウ・バレー(Methow Valley)方面へ進むと、やがてワシントン州道20号「ノース・カスケード・シーニック・ハイウェイ(North Cascades Scenic Highway)」へと続いていきます。
ノースカスケード国立公園周辺は、険しい山々や深い森、鮮やかな色の湖など、車窓から眺めるだけでも景色が大きく変化していく場所。私もこの先に待つ山の風景を楽しみにしながら車を走らせました。
シュランは、そのドライブの前に食事をしたり、水辺を散歩したり、ひと息ついたりするのにちょうどいい町でした。公共トイレもあり、長距離ドライブの休憩にも便利です。透き通った湖を眺めてから再び車を走らせると、水辺の青から山の緑へ、少しずつ変わっていく風景が次の目的地へと続いていきます。
なお、ノース・カスケード・シーニック・ハイウェイは冬季に通行止めになるため、最新の道路状況を確認してください。
■シュラン・リバーウォーク・パーク(Chelan Riverwalk Park)
住所:117 E Wapato Ave, Chelan, WA 98816
営業時間:7時から日没まで
入場料:無料
駐車場:あり(無料)
トイレ:あり
URL:https://www.chelanpud.org/parks-and-recreation/our-parks/day-use-parks/chelan-riverwalk-park