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【スイス】3つの太陽が育む、世界遺産のラヴォー地区の葡萄畑へ!

さくさく探検家

さくさく探検家

スイス特派員

更新日
2026年10月2日
公開日
2026年10月2日

ボンジュール!スイス国外への輸出量はわずか1%(2025年時点)と、外国では滅多にお目にかかれない希少なスイスワイン。そのワインの生産地として有名なのが、レマン湖の北東の丘陵地帯に広がるラヴォー地区の葡萄畑です。美しい景観はもちろん、ローマ時代からの葡萄栽培やワイン作りの伝統と歴史を評価され、2007年に世界遺産にも登録されています。今回は、葡萄の収穫シーズンを迎えた、ラヴォー地区の葡萄畑の絶景旅へとご案内します!

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ラヴォー地区の葡萄畑

ラヴォー地区の葡萄畑

フランス語圏のヴォー州のローザンヌとモントルーの間、レマン湖を見下ろす丘陵地帯に広がるラヴォー地区の葡萄畑。テラス状の見事な葡萄畑とワイン農家が住む町や村が織りなす風景は、青くきらめく美しいレマン湖と相まって、訪れる人々を魅了し続けています。

南向きで斜面いっぱいに太陽を浴びる葡萄畑

ラヴォーで質の高い葡萄が育つ背景には、「3つの太陽」と呼ばれる自然の恵みがあります。「空から降り注ぐ太陽光」、「湖面からの反射光」、そして「石垣に蓄えられた熱」。この3つの熱が葡萄を美味しく成熟させます。

シャスラ種の葡萄

栽培されている葡萄の約7割は白ワイン用のシャスラ。土壌や気候、人の営みが織りなす「テロワール」を素直に味に映し出す品種です。ラヴォーの土壌は多様性に富んでおり、この豊かなテロワールが、それぞれの畑から作られるワインに独自の個性をもたらしています。

ラヴォーのワインはAOC(原産地呼称)で管理されており、特に最高品質と称えられるのが、特級畑(グラン・クリュ)に指定されているデザレーDézaleyとカラマンCalamin。このほか、リュトリLutry、ヴィレットVillette、エペス Epesses、サン・サフォランSaint-Saphorin、シャルドンヌChardonneなどのワインがあります。ラヴォーではこれらのワインの飲み比べが楽しめます。

ラヴォー・エクスプレスで巡る世界遺産の葡萄畑

ラヴォー地区の葡萄畑を手軽に効率良く見て回れるのが、ラヴォー・エクスプレスLavaux Express(機関車をイメージした自動車)。

キュリーの波止場に止まっているラヴォー・エクスプレス

曜日によってリュトリLutry又はキュリーCullyの波止場発のコースがあります。葡萄畑を巡る周回コースの所要時間は1時間15分。夕方18:30発にはワインの試飲が含まれるコースもあります。特に秋はハイシーズンのため、あらかじめオンラインで事前予約しておくと安心です。※2026年の営業は11/1まで

筆者家族はキュリー発の周回コースに参加。運転手さんが同行するのみで解説は付きませんが、無料の音声ガイドのアプリをダウンロードすることができました(日本語なし、英語あり)。

  • ラヴォー・エクスプレスから見た葡萄畑とレマン湖
  • 急斜面に広がる葡萄畑

ガタガタ揺られながら、振り落とされないかちょっと心配になるぐらいの早いスピードで進みます。ちょうど葡萄の収穫期だったため、ワイン農家さんの家の前を通ると、プレスされた葡萄の何とも言えない芳醇な香りが漂ってきます。そして、一面に広がる葡萄畑の世界へ。青くきらめくレマン湖と緑の葡萄畑のコントラストは息を飲むほどの美しさです。

  • 収穫前のシャスラ
  • 特に急こう配な斜面にあるデザレーの葡萄畑

たわわに実っているシャスラのすぐ横を通りすぎていきます。これがもうすぐ収穫されて、ワインへと姿を変えていくと思うと、まだ見ぬ一杯への期待が膨らみます。筆者が訪れた9月下旬は、既に収穫を終えた畑もあれば、収穫を待っている畑も。黄金色のシャスラが実っている景色は印象的でした。

  • 停車中の様子
  • まるで緑の絨毯のような葡萄畑

ラヴォー・エクスプレスは絶景スポットで一時停車します(15分間)。可愛らしい小屋が観光客を出迎え、ワイン3種試飲やシャスラのジュースが販売されていました。景色を堪能したり、ワインやジュースを味わったり、みな思い思いの時間を過ごします。

筆者家族は濃厚かつフレッシュなジュースを満喫。最高のロケーションで飲む一杯は格別でした!

葡萄畑と美しい村の風景

ラヴォー・エクスプレスが走るルートはどこも風光明媚という言葉がぴったりの絶景の連続でした。

■ラヴォー・エクスプレスLavaux Express
営業日時:2026年は4/1~11/1まで ※時期や曜日によってコースや時間帯が異なる
料金:コースによって異なるため公式サイト参照
URL:https://www.lavauxexpress.ch/en/

ラヴォー・ヴィノラマでワインの試飲

ラヴォー地区のワインを味わうなら、ラヴォー・ヴィノラマLavaux Vinoramaに立ち寄るのがおすすめ。同地区の300種類以上の銘柄がそろっており、予約なしでも気軽に試飲や購入ができます。

筆者家族は白ワイン3種の試飲と、おつまみにソーセージ(実際はサラミでした)を注文

筆者家族はここでヴィレット、デザレー、サン・サフォランの3種の白ワインを試飲。バスケットに入ったパンとスティックパイもセットでついてきました。

スタッフの方が、土壌によってワインの風味が異なることを説明してくれましたが、実際に飲んでみて納得。どれも近接した畑で作られているのにもかかわらず、フルーティーなものからキリッとしたドライなものまで、全く違う風味に驚かされました。筆者のお気に入りはデザレー。はちみつや花の香りを持ち、コクがあるけれども柔らかな口当たりでとてもリッチな気分に浸れました。

お気に入りのワインが見つかったら、大人1人につき3本(1本760ml程度)までは免税範囲で日本へ持ち帰れるので、旅の思い出とともに、お土産として持ち帰ってみてくださいね。

■ラヴォー・ヴィノラマLavaux Vinorama
営業日時:4~10月は毎日営業(月~土10:30-20:00、日10:30-19:00)
住所:Route du Lac 2, 1071 Rivaz
アクセス:リヴァRivaz駅から徒歩8分
URL:https://www.lavaux-vinorama.ch/an-invitation-to-travel-en3.html

最後に

ラヴォーのレマン湖沿いを走る電車

ラヴォーの絶景ですが、実は電車の車窓からも楽しめます。ラヴォーには湖沿いを走る路線と葡萄畑の斜面を横断する路線のふたつがあり、どちらも葡萄畑の絶景を楽しめます。ラヴォー地区で下車しない場合でも、モントルーとローザンヌの間を通る電車に乗る場合は、車窓に広がる風景にもぜひ注目してみてください!

さて、今回の旅はいかがでしたでしょうか。ラヴォーは、ジュネーブやベルンからはそれぞれ約1時間、約1時間半と日帰りで訪れることもできます。また、ゆっくりと立ち止まりながら景色を楽しみたい方は、葡萄畑の間を縫うようにつくられた遊歩道のハイキングもおすすめです。

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