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インドネシアのフローレス島西端に位置するラブアンバジョは、世界遺産コモド国立公園の観光拠点として知られる港町です。町の西側には大小の島々が浮かぶ海が広がり、夕方になるとオレンジ色に染まる美しい景色を楽しむことができます。ラブアンバジョには、海を見渡す丘や海沿いのレストラン、眺望のよいカフェなど、夕日を楽しめる場所が数多くあります。また、西向きのリゾートホテルや、船上で日没を迎えるサンセットクルーズも人気です。コモド島ツアーから戻ったあと、夕日を眺めながら食事をするのもよいでしょう。今回は、ラブアンバジョで夕暮れを楽しめるおすすめの場所と、それぞれの特徴をご紹介したいと思います。
フローレス島やコモド諸島は、赤道に近く日没時刻は年間を通じて17時45分から18時30分ごろにおさまり、季節による差も小さいので、コモド島のアイランドホッピングから戻ったあとの夕日観賞も時間の見当がつけやすいです。日帰りのアイランドホッピングは16時から17時前後に港へ戻る行程が多く、ホテルで一息ついてから夕日を見に出かけるか、港付近でそのまま日没を迎えるかによってその日の夜の過ごし方も変わってきます。
夕日を眺める場所も、街の周辺に点在する丘、市内の高台、海沿いのレストランやリゾートホテル、船上などさまざまです。丘の上からは海と島々を見渡す雄大な景色が広がり、港の近くでは停泊する船と夕焼けのコントラストを楽しめます。また、カフェでコーヒーを飲みながら日没を待ったり、シーフードを味わいながら夕暮れの海を眺めたりするのもよいでしょう。
また、ラブアンバジョの夕日の特徴として、夕日が水平線に沈んだあと30分ぐらい経ってから、空全体がセピア色に染まる現象が起こることがあります。上に掲載した画像がその時間のものですが、これがえもいえぬほど美しく、もう終わったと思ったのに2度サンセットが訪れるようで印象的です。ですので、たとえばアメリヤヒルで夕日を見たあとで市内に戻ってきて港付近で少し時間をとって再度夕焼けを眺めるというのも、なかなか興があるのではないかと思います。
ラブアンバジョの夕日観賞スポットの定番として知られるのが、市街地の北側に位置するアメリヤヒルです。周辺には海に向かって起伏のある丘が連なっています。この丘の上からは、青い海に浮かぶ島々や海岸線を見渡すことができ、ラブアンバジョの自然を間近に感じられる場所です。乾季には丘の草が黄金色に変わり、雨季には緑が広がるため、訪れる季節によって景色も変わります。
夕方になると西日が丘の斜面を照らし、海の向こうに沈んでいく太陽とともに、周囲の景色が少しずつ色を変えていきます。海上の島々が幾重にも重なって見えるのも、この場所ならではの眺めです。車を降りてから丘を登る場所もあるため、歩き慣れた靴で訪れるのがおすすめです。
なお、この丘はコモド空港に降り立つ飛行機を間近に見られるため、夕日の時間帯よりも少し早めに来て、着陸時のフライトを眺めるというのもおすすめです。
それから、こちらへは市内から車両などの交通手段が必要ですが、日本人にも人気のアヤナ・コモドリゾートからは徒歩で訪れることが可能です。
ラブアンバジョには、海に面したリゾートホテルが数多くあります。なかでも西向きの客室やビーチ、レストランを備えたホテルでは、美しい夕日を楽しめるところが多く、ホテルで過ごす夕方の時間も旅行の楽しみとなります。
サンセットが売りになるので、眺望のよいレストランやラウンジを用意しているホテルも多く、ワエチチュビーチ沿いのアヤナ・コモド・リゾートやカタマランリゾートなどは特に人気があります。
こうしたリゾートホテルに宿泊するなら、コモド島ツアーから戻ったあと、プールサイドやビーチで夕日を眺める時間をゆっくりとるのもよいと思います。日中はコモド国立公園の島々を観光し、夕方はホテルで海を眺めながら過ごすというメリハリのあるステイにすると、疲労回復にも効果的かもしれません。客室の向きや建物の位置によって見える景色は異なりますが、西向きの海を望むリゾートホテルに泊まれば、夕暮れも滞在中の楽しみのひとつになることでしょう。
ラブアンバジョの夕暮れを、地元の雰囲気とともに楽しみたいなら、港の北側に位置するカンポン・ウジュン(Kampung Ujung)のシーフード屋台もおすすめです。
この一帯は夕方から夜にかけて食事を楽しむ人々で賑わい、海沿いには魚介類を扱う屋台が並びます。新鮮な魚やエビ、イカなどを選び、焼いたり揚げたりしてもらうのが一般的で、インドネシアらしい食事が楽しめます。屋台の前に並べられた魚介類を眺めながら、その日の夕食を選ぶのも楽しみのひとつです。
魚は種類や大きさによって値段が変わるため、店をひと巡りして魚を見比べ、値段を先に聞いてから決めます。
屋台の中にはビールを提供しているところもあるので、おつまみとしてシーフードを注文する人も多いです。
市街地に入る通り沿いに、港を見渡す展望スポットがあります。ラブアンバジョの高台に位置し、眼下にはウォーターフロントや港に停泊する船、海の向こうに浮かぶ島々が広がっています。街の中心部からも近いため、夕方の市内観光の途中に立ち寄ることができます。自然に囲まれたアメリヤヒルとは異なり、こちらはラブアンバジョの港町らしい景色を高台から眺める場所です。
夕方には、港に並ぶピニシ船と呼ばれるインドネシアの伝統的な木造帆船が西日に照らされ、印象的な風景が広がります。高台から眺めると、港の広がりと周囲の島々との位置関係もよくわかり、ラブアンバジョが海に囲まれた街であることを実感します。日没後、街や船の明かりが灯り始める時間帯も見どころです。港と夕日を一緒に写真に収めたい方には、こちらがおすすめだと思います。
ラブアンバジョの高台に建つLA CECILE HOTEL & CAFEも、夕日を楽しめる場所として知られています。ホテルに併設されたカフェからは、ラブアンバジョの市街地や港、その向こうに広がる海を見渡すことができ、食事やドリンクを楽しみながら夕暮れの景色を眺められます。丘の斜面に建つホテルならではの開放的な眺望が特徴で、海沿いのレストランとは違い、街と海の両方を見渡せるのが魅力です。
カフェではインドネシア料理や洋食、コーヒーなどのドリンクを楽しめるため、夕方に訪れて日没まで過ごすのもよいでしょう。高台から見る夕日は、海と島々だけでなく、その手前に広がるラブアンバジョの街並みも一緒に楽しめます。特に太陽が低くなった時間帯には、港周辺の建物や船が夕日に照らされ、昼間とは異なる景色が広がります。なお、カフェはホテルの宿泊客以外も利用できます。
ちなみに、こちらの宿泊者に提供される朝食はとても美味しいと評判。市街地からここまで坂が続き徒歩で行くのはかなり大変なので、車両などが必要です。
近年、ラブアンバジョでは海を見渡せるカフェも増えており、そのひとつがオープン間もないTAKA BAJOです。市内中心街の坂を少しのぼった場所に位置するカフェで、海と港を望む屋外席が設けられています。前述したLA CECILE CAFEとは違い、市内から徒歩で行くことができます。
店内には冷房のある客席もありますが、夕方に訪れるなら、海の景色を楽しめる屋外席がよいでしょう。テラスには段差を利用した客席が配置され、港の向こうに広がる夕暮れの空を眺めながら過ごせます。
TAKA BAJOでは、コーヒーや抹茶などのドリンクのほか、パンやケーキなども楽しめます。フローレス島はコーヒーの産地としても知られているので、地元のコーヒーを味わいながら夕日を眺めるのも、この土地らしい過ごし方だと思います。夕食前のひとときを過ごしたい方や、コモド島ツアーから戻ったあとに少し休憩したい方にも合った場所です。
ラブアンバジョの夕日を海上から楽しむなら、サンセットクルーズという方法もあります。港から船で出発し、ラブアンバジョ周辺の海を航行しながら日没を迎えるもので、ラブアンバジョから眺める夕日とはまた違った景色を楽しめます。船上からは、海に浮かぶ島々やラブアンバジョの海岸線を眺めることができ、とても幻想的です。
サンセットクルーズは、14時~14時30分ごろ港を出発し、シュノーケリングやトレッキングをしながらコモド国立公園内のカロン島周辺で日没を迎えるコースが主流です。カロン島では夕暮れ時になると、島のマングローブ林からオオコウモリが飛び立ち、空を群れになって飛ぶ姿が見られることで知られています。夕日とともにコモド国立公園の自然を楽しめるのが特徴です。また、ボートをチャーターすればプライベートクルーズも楽しめ、海上で過ごす時間を旅行の予定に合わせて組むことも可能です。船の上から眺める夕日は、ラブアンバジョならではの楽しみ方のひとつといえます。
ラブアンバジョの港近くで、夕日を眺めながら食事を楽しみたい方におすすめなのが、海上に延びる桟橋に設けられたレストランLE BAJOです。港の周辺にありながら、客席からは海を間近に眺められ、周囲にはラブアンバジョらしい港の風景が広がっています。建物は開放感のある造りで、海側の席では潮風を感じながら食事ができるのも特徴です。日中は青い海と船の往来を眺め、夕方になると西日に照らされた港の景色を楽しめます。
LE BAJOではシーフードをはじめとする料理やドリンクが用意されており、夕食を兼ねたサンセット観賞にうってつけです。夕日を眺めるなら、日没より少し早めに訪れて海側の席を確保し、空の色が変わっていく様子を楽しむのがよいでしょう。
シーサイドの席は予約が必要ですが、2列目などは少し早めに行けばとれることが多いので、こちらがねらい目。
なお、このレストランではシュノーケリングなどを楽しむことができるので、夕食時に限らず、休憩がてらアクティビティを楽しむということもできます。