香港における「僕の夏休み」

公開日 : 2015年08月29日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

香港の学校は9月から1学期が始まり終わるのが大体6月。夏休みは7月から2カ月の長期間となります。7、8月は香港には祝日はなく、お盆もないのでサラリーマンは時間を見つけて夏休みを取ります。日本とは違い有給休暇は簡単に取れるので、会社や同僚との時間調整さえすれば問題なしです。まず、大勢の人は海外旅行に出かけます。香港は中国の一部ですが、香港独自のパスポートがあり、香港人が中国に行くにはパスポートをいらないケースがありますが、中国本土の人が香港に来る場合はパスポートが必要です。日本のように47都道府県あるわけではないので、香港からでることは、それイコール海外旅行となります。大体1週間くらいの旅行が多いようです。

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香港の場合、地理的に最高の場所で東南アジアには数時間のフライトで着きます。どこにでも簡単に行けるのです。そして、香港人の一番の人気渡航先は日本です。中国本土の人とは違い、爆買いはほとんどしませんが、彼らは文化的なレベルの高いので、行く先々で問題を起こすことはほとんどありません。そして、一番ありがたいのは、リピート率が高く、何度も何度も日本に訪れる人が多いのです。日本観光業界は香港人をターゲットにした戦略を立ててもいいと思います。

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かといって、全員が海外旅行にいけるわけがありません。この時期は、香港内でのイベントが目白押し。夏休みに先立ち6月には観光のエキスポが開かれ、日本のブースは大盛況でした。7月には何十万人と言う人が訪れるブックフェアがあります。びっくりするような価格で雑誌や本が売られる大人気のイベントです。そして、8月にはフードエキスポが開催されます。これは飲食業界のビジネスも兼ねるほどで2015年は林農水大臣も訪れるほど。一般の人は、世界各国の料理や食材を買います。この前に書いたように、ガンダムやマジンガーZのイベントが開催されたりするので、暇を持て余すことなく過ごせる香港の夏休みと言えそうです。

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8月お題"ぼくの夏休み"

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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