【モントリオール】エスニック地区でベトナムフォーを味わう

モントリオールからボンジュ～ル！
皆さんこんにちは。モントリオール在住、カナダ特派員のNAMIです。

モントリールも少しずつ暖かくなってきました。
朝はまだ少し肌寒いですが、午後は気温がマイナスではなく、プラスになるようになってきています。

さて本題に入る前に、今日は少しだけカナダの移民の歴史についてお話しします。
皆さんもご存じの通り、カナダは移民の国で、モントリオールだけではなく、多くの大都市では日本人の他にもたくさんの移民者が住んでいます。
モントリオールの歴史はフランス人の入植から始まり、サンローラン通りをメインストリートとして、その道を北へ北へと移民者が街をつくっていきました。

モントリオールの市の紋章は、19世紀にモントリオールに住んでいた市民の国の花がモチーフになっていて、ユリの花（フランス）バラの花（イングランド）あざみの花（スコットランド）クローバー（アイルランド）、そして2017年に先住民のモチーフでもある白松が加わりました。
旧市街のすぐ上には中華街があります。
ここは元はアイルランドからの移民者の街だったところで「リトルダブリン」とも呼ばれていました。
アイルランド人に続き、パシフィック鉄道建設に従事するために多くの中国人がカナダに移民して来ました。
そしてユダヤ人、イタリア人、ハイチ人、エジプト人、モロッコ人、南米人と続き、現在に至ります。

モントリオールの中でも移民者が多いのはCôte-des-Neiges駅、Snowdon駅、Acadie駅とブルーラインの辺りで、「モントリオールのエスニック地区」と呼んでもよいでしょう。

モントリオールのアジア人は、中国人に次ぎベトナム人も多いです。
ベトナムからの移民がモントリオールに入って来たのは1970 年代後半に 入ってからで、第一期の移民が1975年に4000人、独裁的な共産主義政権から逃れる為に15,000 人以上のベトナム人がモントリオールに入って来ました。
モントリオールに住んでいるベトナム系のカナダ人は歯医者、医者という医療職についている人が多いですが、レストランの数も星の数ほどあります。

ご飯が恋しくなった時に食べたいと思うのは、やはりアジア系の料理ですよね。
モントリオールではベトナムレストランは比較的どこでもありますが、人気のベトナムレストランはサンジョゼフ礼拝堂のあるCôte des neige駅かSnowdon駅辺りに集まっています。
今日はそんなエスニック地区にあるベトナムレストランに注目してみました。

数あるベトナム料理屋さんの中から口コミ人気NO.1のレストランと、今回新たに挑戦したSnowdon駅近くにあるベトナムレストランをご紹介します！