【南スイス・ルガーノ】壮大な湖で湖水浴、フェリーから眺める絶景、山の頂上からアルプス山脈を堪能する1泊2日の旅

ルガーノは、筆者の住むイタリア「ミラノ中央駅（Centrale：チェントラーレ駅）」から電車で1時間20分の距離にあります。
ルガーノの駅を降りると目の前に湖と山々の景色が広がる美しい駅です。

ルガーノから市街地までは徒歩でもアクセス可能ですが、階段や坂道が続きます。スーツケースなど荷物が多い場合は、駅に直結した市街地を結ぶケーブルカーを利用しましょう。

市内の移動には、観光名所や隣町にアクセスする公共バスがあります。
ルガーノの町は、コンパクトなので観光名所には徒歩で移動が可能です。

湖畔を歩いているだけでスイスの美しい湖と山の景観が堪能でき、ベンチも点在しているので座って景色を眺めるのもオススメです。
町のシンボルでもある公園や湖で泳げるスポット、山の頂上から堪能する絶景など、ここからは筆者が訪れたルガーノの観光スポットをご紹介します。
ぜひ旅のプランを作成する参考にしてください。

リフォルマ広場は、ルガーノのメイン広場でフェスティバルやマーケットなども開催される賑やかなスペースです。
数多くのレストランやカフェが立ち並び、観光客や地元の人々がくつろぎながら食事やショッピングが楽しめる場所として親しまれています。

黄色の建物は市庁舎、リフォルマ広場のシンボルでもあるのです。

町の中心地にあるサン・ロッコ教会は、1500年代に建築をスタートさせた歴史があり、ネオバロック様式のファサードが目印です。
小さな教会でありながら、堂内へ入ると豪華な天井フレスコ画が目に飛び込んで来ます。八角形の天井ドームも美しく見どころです。

教会はルガーノ湖畔から一歩入った道にあり、リフォルマ広場から歩いてすぐの場所にあります。

チアーニ公園は、ルガーノ湖のほとりにある町で1番美しい公園。
かつては貴族の別荘として使用されていた時期もあり、1900年代初頭にルガーノ市が購入し公共公園として一般公開されるようになりました。
ルガーノの中心部でくつろぎのひとときを求める人々の憩いの場となっています。

古い木々やたくさんの花、優雅な噴水、ルガーノ湖の素晴らしい景色が魅力な場所。
樹齢約100年の木陰を散策しながら涼しげな水辺の音、小道にある彫像や美しい花壇など堪能しましょう。

子どもたちで賑わう遊び場もあるので子連れ旅行にもおすすめスポットです。
公園内には、ヴィラ・チャーニ(Villa Ciani)、州立自然史博物館(Museo cantonale di storia naturale)、図書館などの建物もあります。

夏の間、壮大な湖の景色を堪能しながら透明な水の中で泳ぎたい方にはルガーノ・マリッティマ（Lugano Marittima）がおすすめです。
レストランやバーが併設されているので、湖を楽しみながらリラックスしたひとときを過ごすのに理想的なスペース。
木製の家具や白いカーテン、音楽が雰囲気も良い空間です。

このエリアは、湖水浴エリアとなっているので、多くの人々で賑わっています。

どこまでも続くアルプスの山々に囲まれた美しい景色を眺めながら泳ぐのは至福のひとときです。

ビーチタオルを持参して日焼けを楽しみ、暑くなったら冷たい湖に入り火照りを冷やし、思い思いのまま湖で楽しみましょう。

モンテ・サン・サルヴァトーレは旅のハイライトでもあります。
ケーブルカーを利用して山の頂上から絶景を堪能しましょう。

ここへ行くには、ケーブルカーに乗って頂上まで行きます。ケーブルカーの駅はパラディーゾというバス停からすぐの場所にあります。ルガーノの市内中心部からは、徒歩約20分でもアクセスできます。

ケーブルカーは、山の急斜面を登り、途中で別のケーブルカーへ乗り換えさらに上へ上へと登ります。
ケーブルカーの天井がガラスになっているので、途中からルガーノの町並が一望できるのも魅力の一つです。

ケーブルカーの駅に到着すると、小さなスペースですが、レストランや子どもの遊具スペースもあり、パノラマビュースポットがあります。
さらに、歩いて15分ほど登ると頂上の展望台に到着します。

展望台のある頂上からは、どこまでも続くアルプス山脈を眺めることができ、天空の絶景、息を呑むような景色が360度楽しめます。

頂上には、教会やベンチもあるので雄大な自然の景色を時間が許す限り堪能してください。

モンテ・サン・サルヴァトーレは、ルガーノを一望できる素晴らしいスポットです。
ルガーノ湖を見渡せるだけでなく、晴れた日には雪が残るスイスのアルプスも見ることができます。

アクティブに過ごしたい方には、モンテ・サン・サルヴァトーレの頂上から始まる数多くのハイキングコースもあります。

ルガーノで子どもから大人まで楽しめることの一つは、フェリーに乗って湖に出かけることです。

湖から美しい景色を楽しめるフェリーでは、近くの観光スポットを回るコースがあります。
ルガーノから乗船して、約2時間のクルーズを楽しみ街並をフェリーから眺める、ルガーノ湖沿いの町のポイントから他の町のポイントへ移動、隣町まで行き帰りは歩きやバスで戻ったりなど、好みのコースがアレンジできます。

フェリーは、時間ごとにルートが少し異なります。
各港のチケット売り場で購入する際、行き先などスタッフに尋ねましょう。
チケットの購入は、事前にオンラインで購入することも可能です。

２階建のフェリーに乗船すると、テーブルと椅子があり素晴らしい景色を眺めながらカクテルや軽食が堪能できます。

今回は、ルガーノのフェリーターミナル「ルガーノ・チェントラーレ（Lugano-Centrale）」から20分ほどの距離にあるイタリア領カンピオーネ・ディタリア（Campione d'Italia）という町へ行きランチをしてフェリーでまたルガーノへ戻りました。

湖畔に広がる異なる特徴を持った町を訪れ、美しい光景が楽しめるのも魅力です。

今回は、1泊2日で楽しめるルガーノの観光スポットをご紹介しました。次回は数日滞在して、近郊にあるお城やバスやフェリーで周辺の町を訪れたいと思っています。
観光名所が中心に集まっているので、ミラノからの日帰り旅行にもおすすめなスポットです。
湖畔に広がる静かな町で、スイスの穏やかな絶景を堪能してください。