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アドリア海を挟んでイタリアの対岸、九州の約1.5倍の面積の細長い国土に、10の世界遺産(2018年6月現在)をはじめとする、たくさんの見どころをもつクロアチア。その領域には、1000以上の島を抱え、世界各国からリゾートバカンスに訪れる人でにぎわいます。4~9月がオンシーズンのクロアチアで、美景に出合える3つの場所へご案内します!
自然が生み出した幻想的な絶景が広がるプリトゥヴィッツェ湖群国立公園。深い緑に覆われた広大な敷地内に、大小16の湖と92ヵ所の滝をもち、耳に心地よい滝の音をBGMに、エメラルドグリーンの湖で泳ぐ魚や、木々の間を飛び回る野鳥を見つけながら、思い思いに散策を楽しめる場所です。
公園内には、ウオーキング用の木道が整備され、時間と体力によって、コースを決めることになります。すべての見どころを押さえるなら5~6時間、ハイライトだけを厳選して見るなら2時間コースもありますが、せっかく遠い日本からここまで来るなら、4時間は確保したいところ!
紺碧の海と、ぎゅぎゅっと密集したオレンジ屋根の景色は誰もをとりこにする美景!特に6~9月上旬、夏の強い太陽の日差しを受けて輝くアドリア海は美しく、ビーチに並ぶパラソルが鮮やかに映えます。旧市街をゆったりと散策しながら、お気に入りのカフェやシーフードレストランを見つける…そんな大人の休日を楽しみたい町です。
ドゥブロヴニク観光の定番の城壁散歩。全長1940mの城壁の上が歩けるようになっており、約1時間で旧市街をぐるりと回ることができます。次々と現れる美しすぎる景色に、写真を撮り続けることになるはず!
沿岸の町スプリットから、フェリーで1時間強のフヴァール島は、セレブからも愛されるヨーロピアンリゾート。先に紹介したドゥブロヴニク旧市街と似た色彩の家並みが広がるも、ドゥブロヴニクとはまた違う、ゆったりとした島時間が流れる町。
フヴァール島で必ず訪れたいのが、町と海を見渡す城塞。海面に白い跡を残しながらゆっくりと進むフェリーや、ミニチュアのように見えるボートや人は、いつまで見ていても飽きることがありません。
一度の旅行ではとてもまわりきれない、多彩な魅力ある町や島に抱かれたクロアチア。日本からの直行便はないので、ヨーロッパの各都市で乗り継ぐと所用約15時間~。2018年9月からは大韓航空による仁川(ソウル)-ザグレブ線が運航開始し、クロアチアへ行く航路の選択肢が増えます。太陽の光が景色を美しく照らし出す、ベストシーズンのアドリア海リゾート&大自然を楽しみに行きませんか?
aruco編集部 福井由香里
写真 ©iStock