幸せな気持ちで満たされる、イタリアのラッキースポットを巡ろう！

歴史が香るイタリアの美しい町並みは、眺めているだけでも幸せな気分になりますが、ラッキージンクスのあるご利益スポットへ行けばもっとハッピーに♪ 願いをたずさえて、イタリアの町々を訪ねてみましょう！

まずは日本から直行便で行ける、見どころたっぷりのおしゃれタウン、ミラノの中心地にあるラッキースポットをご紹介。ミラノ観光の目玉となる町のシンボル、ドゥオーモを真正面にして左側を向くと、「ヴィットリオ・エマヌエーレII世のガッレリア」の重厚感たっぷりのファサードが目に入ります。アーチをくぐると、カフェやショップが軒を連ねる、美しすぎるアーケードにうっとり…！

「ヴィットリオ・エマヌエーレII世のガッレリア」は東西南北にのびる2本のアーケードが中央で交差しています。その交差スポットで、上を見上げると鉄とガラスを用いた丸天井、足元を見ると、床に色鮮やかなモザイクが描かれています。

気になるラッキースポットは、トリノの紋章をモチーフにしたモザイク画の上。お願いごとをしながら雄牛の下半身の部分に踵をつけて、クルっと1回転。3回転という説もあるためか、3度回っている人が多い印象でした！人通りのある昼の時間帯であれば、必ず誰かが回っているので、それに習うといいでしょう♪

次にご紹介するのは、ミラノから列車で約1時間15分の世界遺産の町、ヴェローナ。シェークスピアの名作『ロミオとジュリエット』の舞台となったロマンティックな古都は、愛のパワースポットとして、世界各国の女子に人気！

ヴェローナの中心、エルベ広場から徒歩3分ほどの場所にある「ジュリエッタの家」へ。門をくぐって、蔦の絡まる壁に囲まれた、石畳の中庭へ出ると、ジュリエッタの像とご対面。さらに、建物を見上げると、今にもジュリエッタが出てきそうなステキなバルコニーがあり、物語の世界に引き込まれます。

ジュリエッタ像の右胸を触ると、恋が叶う、幸せな結婚ができる、といわれていて、像のまわりには順番を待つの人々であふれ返っています。相手を想いながら、優しい気持ちで試してみてくださいね☆

中世の面影を色濃く残す旧市街に、美しい建築物や、見るべき芸術作品などの見どころが詰まった花の都フィレンツェ。この町のラッキースポットは新市場の横にあるイノシシ像。新市場そのものは目立った観光スポットにはなっていないので、うっかり通り過ぎそうになるのですが、イノシシ像のまわりは人だかりになっているので、何だろう？と足を止めたくなるはず。

イノシシ像の鼻をなでると幸運が訪れるという言われがあり、多くの人になでられてきた鼻の部分はピカピカ。像は17世紀中頃に作られ、350年以上もの間、町を見守ってきましたが、2004年にバルディーニ美術館に移されたので、実はここにあるのはレプリカなんです。

イノシシ像の口の中にコインを置いて、手を離したときに口から滑り落ちたコインが、下の格子を通り抜ければ願いごとが叶うという、言われもあります。運試しと思ってチャレンジしてみて！

世界中の人が願いをかけるラッキースポットは、どこも旅人の笑顔であふれていて、願掛けをするだけでも楽しい気持ちになれそう…という印象でした。『arucoイタリア19～20』では、ローマやヴェネツィアのLOVE運上昇スポットや、イタリアのおみやげとして手に入れたいラッキーアイテムも紹介中です。旅の前にチェックしてみてくださいね。

aruco編集部 福井由香里
写真 ©iStock