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サンクスギビングが終わると、気分はすでにホリデーシーズン。アメリカ西部、ネバダ州のラスベガスにも、クリスマスソングがあふれる季節になりました。世界一流のエンターテイメントや24時間営業のカジノなど、アメリカきっての不夜城と知られるラスベガスのクリスマスデコレーションは、世界を見渡しても類を見ない、超破格の規模と質です。今回は、ラスベガスのストリップエリアで見られるクリスマスツリー、そして地元で人気のイルミネーションスポットを紹介します。
ストリップ(ラスベガス大通り)のオアシスともいえるザ・パーク(THE PARK)。
こちらは、ニューヨークニューヨークホテルとPARK MGMホテルの間にある、緑たっぷりのダイニング&エンターテイメントスポットです。ストリップからT-MOBILEアリーナまで続く遊歩道には、テラスつきのレストランが並び、木陰のベンチやテーブルでひと休みできる、まさに「公園」そのものです。
こちらのザ・パーク(THE PARK)で、2018年11月29日(木)から12月31日(月)までの間行われているのが、「ホリデー・エクスペリエンス・アット・ザ・パーク(Holiday Experience at the Park)」です。
本イベントでは、ライトアップされた木立の間にキャビンが並び、ツリー用のオーナメントやスナックなどが売られて、ステージからはアカペラのクリスマスキャロルが聞こえてきます。
T-MOBILアリーナ前の広場には、高さ24メートルの巨大なホリデーツリー(クリスマスツリー)がお目見え。ビール片手にツリーを眺めてもよし、インスタ映えスポットもたくさんありますので、ホリデー気分を味わいながら夜の散歩が楽しめます。
煌めくホリデーツリーや目を惹くオブジェで色彩豊かに飾られたザ・パークはどうでしたか。あたたかいカクテルやスイーツ、ライブエンターテイメントなどで、ロマンチックなラスベガスのホリデーを過してみてください。
次に紹介するのは、ラスベガス市内から20分ほどのところにあるエセル M チョコレートファクトリー(Ethel M Chocolate Factory)。
こちらには、アメリカ南西部のサボテンをはじめとした300種類以上の植物が集められたカクタスガーデン(サボテン植物園)があります。このガーデン内のサボテンがイルミネーションで彩られる「ホリデー・エセル・M・カクタス・ガーデン(Holiday Ethel M Cactus Garden)」は、ラスベガスのホリデーシーズンの風物詩でもあります。
「ホリデー・エセル・M・カクタス・ガーデン」は、地元で人気の場所ですが、近年は大型バスで乗りつけるグループも多く、観光スポットとしても評判は上々です。サンタクロースとの記念撮影もできます。
ガーデン内では、あちらこちらで子供連れのファミリーを見かけます。豪華絢爛ではないですが、「ホリデー・エセル・M・カクタス・ガーデン」では、ラスベガスのゴージャスでエレガントなイルミネーションとは違った、ほのぼのとしたあたたかいイルミネーションが楽しめます。
ラスべガスのホリデーシーズンにもうひとつ欠かせないのが、ラスベガスモータースピードウェイで行われる、ドライブスルーのイルミネーション「グリッタリング・ライツ(Glittering Lights)」です。
ラスベガスのランドマークのひとつでもあるモータースピードウェイは、NASCARを始めとしたカーレースの会場ですが、この時期は、レース場内の駐車スペースなどをうまく利用してドライブスルーのコースが作られます。
約4キロメートルのコースの両脇には、地元のスポンサー企業による光のアートが点々と連なります。その数、なんと500以上だとか。こちらのイルミネーションは、CNN Travel による「アメリカのクリスマスライトを見るのにベストな場所9選」にも選ばれました。
早速、クリスマスイルミネーションのコースをドライブしてみましょう。
スポンサーでもあるFMラジオ局のクリスマスソング特集を聞きながら、一方通行のコースを時速20キロメートルくらいのスピードでゆっくりと進みます。
「グリッタリング・ライツ」は、車がないとちょっと不便な場所ですが、車窓から眺めるいかにもアメリカンな景色は、一見の価値ありです。
最後に紹介するのは、ベラージオホテルの「ボタニカルガーデン(Bellagio Botanical Gardens)」です。
煌びやかに光で着飾ったイルミネーションとは趣がかわりますが、クリスマスといえば、ここは絶対にはずせない必見スポットです。
ボタニカルガーデンは、ベラージオホテルの中にある温室のようなガーデン。植物をふんだんに使って作られるオブジェが季節ごとの風景を作りだす、人気のアトラクションです。
11月下旬のサンクスギビングが終わり、ホリデーシーズンに衣替えしたこの時期は、氷の王国がテーマです。白いカーネーションの花で作られたシロクマたちが愛嬌をふりまいています。
圧巻は、なんといっても7,000個のライトがちりばめられた、高さ12メートルのホリデーツリー(クリスマスツリー)です。
「ボタニカルガーデン」は、大人から子供まで、天候を気にせず、あたたかい屋内で楽しめるアトラクションです。なお、2019年1月12日(水)からは、デコレーションが一新され、チャーニーズニューイヤーのディスプレイになるそうです。
いかがでしたか。アメリカ・ラスベガスのストリップエリアで見られるクリスマスツリー、そして地元で人気のイルミネーションスポットを紹介しました。ホリデーシーズンにラスベガスを訪れている人は、ぜひ立ち寄ってみてください。