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毎年12月から乾期のベストシーズンが始まるフィリピンのリゾート。人気のリゾートというと「セブ」というイメージが強いかもしれませんが、今 “フィリピン最後の秘境” と呼ばれ、注目度急上昇のリゾートがエルニド。パラワン島北西部のエルニドまで、以前はマニラから国内線を乗り継ぎ、さらに車で約6時間の長い道のりでしたが、直行便エア・スウィフトが就航したことで、マニラから直行便で約1時間、セブからも1時間40分ほどでアクセスが可能に! 身近な秘境となりました。そんなエルニドの楽しみ方をご紹介します。
目次
エルニド観光の拠点となるのが、空港から車で約15分のエルニド・タウン。エルニド港からは毎日アイランド・ホッピングツアーが出ています。ツアーはA, B, C, Dの全部で4つ。
ツアー名 | 行先 | 料金 |
ツアーA | ビッグ・ラグーン、シークレット・ラグーン、シミズ・ビーチ、7コマンド・ビーチ、パヨンパヨン・ビーチ | 1300ペソ(約3500円) |
ツアーB | パグラシアン・ビーチ、スネーク・アイランド、クドゥグノン洞窟、カテドラル洞窟、エンタルラ・ビーチ | 1300ペソ(約3500円) |
ツアーC | ディルマカド島、シークレット・ビーチ、ヒドゥン・ビーチ、マティンロック・シュライン、スター・ビーチ | 1600ペソ(約4320円) |
ツアーD | カドゥラオ・ビーチ、パサンディガン湾、ナトゥナトゥ・ビーチ、スモール・ラグーン、パラダイス・ビーチ | 1400ペソ(約3780円) |
2024年4月時点で、1ペソは約2.7円です。
様々な観光ポイントがあるなかで、エルニドを象徴するフォトジェニックスポットがビッグ・ラグーンとスモール・ラグーン。エルニド・タウンの港から船で約40分のミニロック島北東の島の一部が湾曲し、透明度の高いエメラルドグリーンの海と黒大理石の奇岩、緑に囲まれて秘境感たっぷり! 美しすぎる入江を小舟やカヌーでのんびり進みます。
ビッグ・ラグーンのさらに北東にある入江がスモール・ラグーン。こちらはボートでは入れない狭い岩間をカヤックで通り抜け、ぼうけん感たっぷりの体験ができます。
ミニロック島南部のエメラルドグリーンの美しい海にざぶんと入り、浅瀬を歩いて行くと、奇岩の下のほうに小さな横穴があります。身をかがめてやっとひとり通れるぐらいの穴を抜けると、周囲を高い奇岩に囲まれた小さな入江が。これがシークレット・ラグーンと呼ばれる秘密の入江。水の流れが少ないので透明度はやや低めですが、穴場感のあるエルニドならではのスポットです。
ミニロック島からさらに南に位置するスネーク・アイランドと呼ばれる島では、干潮時になるとS字型のくねくねと曲がった、蛇のような道が海上に現れます。道中には売店もあり、飲み物も買えるので、浅瀬の海につかって乾杯もできちゃいます! 両側から波が打ち寄せる不思議な感覚を味わえますよ。
そして丘を5分ほど登った展望台からは、S字型の美しい白砂の道をはっきりと見ることができ、おすすめのフォトスポットです。
エルニド・タウン発のツアーでは上陸はできない、エルニド・リゾーツ宿泊者専用のプライベートビーチがエンタルーラ。一際美しい真っ青な浅瀬の海には珊瑚礁が広がり、色とりどりの熱帯魚たちにスノーケルリングで出合うことができます。
泳ぎ疲れたらハンモックでお昼寝し、おなかが空いた頃には、焼き立ての魚やお肉、新鮮なサラダやフルーツなどの豪華ランチをスタッフがサーブしてくれます。極楽の南国リゾート滞在をめいいっぱいに楽しめるスポットです。
予算が許せば、ぜひ「エルニド・リゾーツ」グループが運営する1島1リゾートのホテルに滞在するのがおすすめです。写真は「ラゲン・アイランド」。ラゲン島が丸ごとホテルの敷地になっています。エルニドにはその他に「パングラシアン島」、「ミニロック島」にも同様のリゾートがあります。
豪華な水上コテージの前に広がる浅瀬の海では、スノーケリングやカヤックなど様々なアクティビティを楽しむことができ、海で泳いだあとにはインフィニティプールのそばでまったり。周囲を奇岩と大自然に囲まれながらもラグジュアリーな滞在ができるエルニドならではのリゾートです。
周囲の島々へのアイランドホッピングなどのアクティビティが基本宿泊料金に含まれているのも嬉しいポイント。サンセットやサンライズクルーズ、エコハイキング、そして前出のプライベートビーチ(エンタルーラ)なども楽しめます。アイランドホッピングもエルニド・タウン発のツアーが混みあう時間帯を避けて各スポットを訪れることができますよ。
エルニドのさらに詳しい情報は、『地球の歩き方 フィリピン』でたっぷりご紹介しています。
D27 地球の歩き方 フィリピン マニラ セブ ボラカイ ボホール エルニド 2024~2025
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2023/10/12発売透き通る珊瑚礁の海に、7000を超える島々。ちりばめられた島々の数だけ違った魅力があるフィリピンの旅。
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TEXT:aruco編集部 池田祐子
トップ画像:iStock