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アメリカ・サンフランシスコの名所の中でもとくに多くの観光客が訪れるフィッシャーマンズワーフ(Fisherman's Wharf)。ピア(桟橋、埠頭)には、シーフードレストランやマリンショップが並び、“ サンフランシスコに来て、ココに行かなきゃ、みやげ話の半分もできない”とも言われているのだとか。年間1,000万人以上の集客数を誇るアメリカ屈指の観光地・フィッシャーマンズワーフは、アルカトラズ島のフェリー発着場のピア33辺りからギラデリィスクエアまでの間を指します。歩けば20分ほどの大きさのウォーターフロント、フィッシャーマンズワーフを紹介します。
夏の早朝は、霧でどんよりした天気になることが多いフィッシャーマンズワーフ(Fisherman's Wharf)。たまには、上の写真のように朝からスッキリ晴れる日もあります。こんな天気に恵まれると、朝の散歩も気持ちがよいものです。
フィッシャーマンズワーフに行くには、BART(ベイエリア高速鉄道)かケーブルカーを使うと便利です。BARTで行く場合、最寄りとなる駅はパウエルストリート(Powell St.)駅です。ケーブルカーで行く場合、パウエル‐ハイド線かパウエル‐メイソン線のいずれかに乗車して、終点のフィッシャーマンズワーフまで行きましょう。
2階建てのショッピングモールのあるピア39は、日中は人でにぎわうものの早朝は静かです。ピア33のアルカトラズ島フェリー発着場から歩いて5分、ここから北側がフィッシャーマンズワーフのメインエリアになります。
この周辺には、100軒以上のショップ、レストラン、ブティックなどがあり、朝10時から夜9時頃まで観光客や地元の人たちでとにかくにぎわいます。
ピア39の北側を桟橋の数字が大きくなる方角に歩いて行くと、サンフランシスコで古い歴史のある「ボーディンベーカリー(Boudin Bakery)」の工場が現れます。「ボーディンベーカリー」は、サワードウブレッドで有名なパン屋です。工場からやや離れていても、酵母が発酵している少し酸っぱい匂いがします。なお、1階はカフェとギフトショップ、2階はビストロとミュージアムになっています。
ピア45、シーフードスタンドから少し入ると、小さい教会「フィッシャーマンズ&シーマンズチャペル(Fishermen's & Seamen's Chapel)」があります。1978年に旧コーストガードの建物跡地にできました。
「フィッシャーマンズ&シーマンズチャペル」は、漁師など海にかかわる人々の安全を見守ります。平日にドアが開いていることはあまりありませんが、開いていたら中に入って、船のホイール形のかわいいステンドグラスを観覧してみてください。
フィッシャーマンズワーフでは、本物のフィッシングボート(漁船)によるサンフランシスコ湾の周遊ツアーが催行されています。大手のツアー会社が実施しているサンフランシスコ湾の周遊ツアーに比べると、半額くらいの値段で参加することができます。ボートが小さいので、臨場感あふれる時間になりそうです。
「国立公園観光センター(National Park Vistor Center)」では、サンフランシスコ湾や町の歴史を知ることができます。世界中から海を越えて人々がやって来て、活気に満ちていた様子などの展示物を見ているだけでも楽しめるでしょう。
散策を続けていると、「ギラデリィ(Ghirardelli)」の看板が見えてきます。この看板が見えたらフィッシャーマンズワーフの北端です。元々はチョコレート工場だったこの場所は、今は「ギラデリィスクエア(Ghirardelli Square)」という名のショッピングモールとしてにぎわっています。
最後に、外観が船の形をしてる小さいミュージアム「マリタイムミュージアム(Maritime Museum)」を紹介しましょう。ここには、1962年5月に日本を出国して太平洋を独りで横断した堀江謙一氏のマーメイド号が展示してあります。実際に使っていた鍋なども観ることができます。とても小さなヨットなので、「これで本当に太平洋を横断したの?」とビックリしてしまいます。
いかがでしたか。アメリカ・サンフランシスコのザ・観光地、フィッシャーマンズワーフを紹介しました。ピア33から歩いて20分ほどと決して広いエリアではありませんが、コッテコテのおみやげ店、レストラン、ブティック、ユニークなギフトショップ、ケーブルカー 、湾内クルーズなど、1日いても飽きない楽しいエリアです。サンフランシスコに来たら、絶対、絶対足を運んでみてください。