
海外でのタクシーの呼び方、使い方
2022.12.20
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仁川国際空港からソウル市内にアクセスする方法には、大きく分けると、空港鉄道、リムジンバス、タクシーの3つの方法があります。今回は、荷物の持ち運びを気にせずに、目的地まで快適に到着できるタクシーの利用方法を紹介します。
韓国には、一般タクシー、模範タクシー、大型(ジャンボ)タクシーの3種類のタクシーがあります。タクシー乗り場に行くと、この3種類のタクシーが並んでいます。「どのタクシーを選んだらいいの?」という方に、まずは簡単にそれぞれの特徴を紹介しましょう。
●一般タクシー
一般タクシー(上記の写真)は、白やシルバー、またはソウルタクシーの場合だとオレンジにソウルキャラクターのハッチが描かれたタクシーを指します。模範タクシーより料金が安く、一般的に利用されるタクシーです。
●模範タクシー
模範タクシーは、黒い車体で車の上に黄色い【模範】と書かれたランプが目印です。言葉通り、模範タクシーは、タクシー運転手として10年間無事故無違反のタクシーに与えられる資格です。一般タクシーより料金は割高ですが、安全かつサービスの面でも安心して移動できるタクシーです。
●大型(ジャンボ)タクシー
大型(ジャンボ)タクシーは、9人まで乗車できるタクシーです。グループでの移動や荷物が多い場合などに便利です。模範タクシーと同じ料金で乗車できます。
仁川国際空港のタクシー乗り場は、第1ターミナル、第2ターミナル共に、1階到着ロビーを外に出て、横断歩道を渡った場所にあります。一般タクシー、模範タクシー、大型タクシーと種類別に並んで停まっています。基本、一番前に停まっている車から順に乗っていきます。
それぞれのタクシー乗り場は、タクシー運転手の事業区域別ごとにさらに分かれています。【ソウル】と書かれたエリアに停まっているソウルタクシーだけが、ソウルに行く客を乗せることができます。
ただ、第2ターミナルでは、2019年5月10日から6ヵ月間、仁川タクシーでもソウルまで客を乗せることができるようになっています。状況をみながら、第1ターミナルでも導入される見込みのようです。
乗車ルールに変更がありそうですが、今のところ、忘れ物や何かトラブルがあった時のことを考えて、ソウルへ移動する人は、できればソウルタクシーに乗車するとよいでしょう。
タクシー乗り場に向かって歩いていくと、運転手が車の外にいて、歩いてくる旅行者に向かって「ソウル?」と行先を聞いてきます。具体的な目的地を伝えて乗車しましょう。
タクシー料金について説明します。仁川国際空港の第1ターミナル、第2ターミナルのタクシー乗り場の横には、大まかなタクシー料金が書かれた掲示板があります。そこに書かれた料金に、ソウルまでの高速道路通行料6,600ウォンを加算した料金がタクシー料金の相場になります。
目的地に到着して清算する際には、高速道路通行料が含まれた領収書を渡されるので、必ずもらうようにしてください。料金や走行距離だけでなく、乗車したタクシー情報が書かれていますので、後で忘れ物に気付いた際に活用できます。
おおよそのタクシー料金は、上記を参照してください。
※高速道路通行料6,600ウォンを除いた料金です。
※上記のタクシー料金の目安は、2019年7月現在のものです。
タクシー運転手から不当料金を要求されたり、乗車を拒否されたり、メーター機を使用せずに運転されたり、途中で降ろされたりなどの行為は、不法行為です。
タクシー乗り場にあるタクシー料金の目安の掲示板の下にも、苦情に関する問い合わせ先が書かれています。万が一、このような違法行為があった場合は、
ソウルタクシーの場合:(02)120
仁川タクシーの場合:(032)120
まで連絡しましょう。違法行為が認められたタクシー運転手には、処罰(罰金)が科せられます。
いかがでしたか。重い荷物を気にせず、目的地まで快適にタクシーで移動して、韓国・ソウルの旅をスタートさせてみてはいかがでしょう。