キーワードで検索
先住民であるマオリとヨーロッパの文化が融合したニュージーランド。
伝統に触れ、自然やロケ地を訪れ、新鮮な海の幸や洗練されたグルメを味わうなど、五感を刺激する盛りだくさんの楽しみが待っています。
ニュージーランド人は自分たちのことを「キーウィ」と呼びます。
なぜそのような呼び方になったのかは、国鳥の飛べない鳥キーウィが語源とか、キーウィフルーツに由来しているとか。
イギリスの植民地時代に島の人が自らをキーウィと名乗ったなど諸説ありますが、本当のところはわかっていないそう。
働き者で家事に献身的な男性をキーウィハズバンドと呼ぶなど、
ニュージーランド人の誠実さや真面目さを象徴する言葉として一般的に使われています。
そのニュージーランド人の人口構成は、多くはヨーロッパからの移民の子孫が占めますが、
7人に1人は先住民マオリの血を引いていると言われています。
~ニュージーランドのマオリ文化~
ニュージーランドにはポリネシアにルーツを持つ先住民マオリの文化が受け継がれています。
ラグビーニュージーランド代表の「オールブラックス」が試合前に行う「ハカ」は、マオリの伝統舞踊のひとつ。足を踏みならし、自らを鼓舞し、相手に敬意を表すハカ「カ・マテ」は迫力満点です。
ほかにも結婚式など、いろいろなシーンで「ハカ」が披露されます。
日本の文化との共通点もあります。
Kaitiakitanga(カイティアキタンガ)は自然を敬い守るという意味、
おもてなしを意味するManaakitanga(マナアキタンガ)という言葉もあります。
ニュージーランドでは挨拶にマオリ語の「キア・オラ」が日常的に使われるなど、マオリ文化が身近にあります。より伝統的なマオリの文化に触れるなら、マラエ(マオリの集会所)を訪れてみませんか。
北島のロトルアやノースランド地方には国内有数のマオリの文化施設があり、伝統工芸や伝統舞踊を見学し、地熱で調理するハンギ料理を味わうことができます。
~ティアキ・プロミスの精神を大切にした旅を~
ティアキはマオリ語で、大地、海、文化を守ることによって人々の未来をも守っていくという意味。ティアキ・プロミスは今現在から、未来の世代まで、ニュージーランドを守っていくという約束です。
ニュージーランドの美しさを守るためにニュージーランドの人と共に私たち旅行者ができること、心がけておきたいことを提唱しています。
私たち旅行者が旅先でできること。
・土地、海、自然を気にかけ、そっと足を踏み入れ、跡を残さないように去る
・安全に旅行し、 全ての環境を思いやり、気を配る
・文化に敬意を払い、心を開き、受け止める心で旅をする
このティアキ・プロミスの精神を心にもってニュージーランドを訪れてください。
ニュージーランドの各都市に、ラグジュアリーなリゾートから気軽に楽しめるキャンプサイトまで、ユニークで多彩な宿泊施設があります。都市から離れた場所には、ダイナミックな自然を体感できる宿泊施設があり、のんびりとリラックスするには最高のロケーションです。
□ピュアポッズ
ニュージーランド各地に点在するサステナブルな宿の先駆者的な存在。全面ガラス張りでお水は地下水、太陽光発電で照明や冷蔵庫、バイオ燃料でヒーターやお湯などをまかなっています。限りなく環境に負担が小さい宿で、Wi-Fiもつながらず、ニュージーランドらしい究極の体験ができる宿です。
□クロスヒル
南島ハゥエ湖に位置するドーム型のプレミアムな宿泊施設を擁するラグジュアリーロッジ。豊かな自然と静かな環境の中、専用エリアの丘に囲まれた敷地内のドームからは天空が広がり、夜はまばゆい星空に、そして朝は朝焼けに包まれて過ごす特別な滞在ができます。
・URL: https://crosshill.co.nz/
□キャンプ・グレノーキー
国内有数の観光地、南島のクィーンズタウンから車で40分ほどのグレノーキーにある、サステナブルな宿泊施設です。敷地内には南島最大規模のソーラーガーデン(太陽光発電システム)があり、3カ所の湿地ではサイト内の全ての下水処理が可能で、再生された清浄水は敷地に生息する植物に供給されています。キャンプ・グレノーキーにはさまざまなタイプの宿泊施設があり、キャビン7棟とバンクハウス2棟、また共有スペースがあるRVキャンパーバンのサイト7台分など予算に応じて選べます。
数多くのアカデミー賞を受賞し、世界的大ヒットとなった「ロード・オブ・ザ・リング」の3部作は北島のマタマタやウエリントン、南島のネルソンやカンタベリー、フィヨルドランドなど、国内各地で撮影されました。
そのうちのひとつ、北島のマタマタにあるホビット村は「ロード・オブ・ザ・リング」やその後に公開された「ホビット」のロケ地ともなった場所。自然の中に映画の世界が広がっています。撮影のセットが残されている「ホビトン・ムービーセット」に足を踏み入れれば、まさに映画の中に迷い込んだような気分を味わえます。
□ホビトン・ムービーセット
・URL: https://www.hobbitontours.com/
ほかにも、『ラストサムライ』、『ピアノレッスン』、『ピートと秘密の友達』、「ナルニア国物語」など、たくさんの映画の撮影地となっているニュージーランド。
2021年にNetflixで公開され話題を呼んだ『スイート・トゥース-鹿の角を持つ少年』もオークランド、ワイカト地方、オタゴ地方で撮影されました。
シーズン2もニュージーランドで撮影予定とのことで、今から公開が待ち遠しいですね。
旅の途中で、映画のワンシーンのようなドラマチックな景色に出合えるかも知れません。
肉のイメージが強いニュージーランドですが、海に囲まれた国なのでシーフードも豊富。
代表的なものは、グリーンマッスルと呼ばれるニュージーランド沿岸でとれるムール貝。蒸し煮にしたムール貝は身が大きくてプリプリです。
南島南端のブラフは、4〜8月の秋の時期にしか食べられないブラフ・オイスターが名物。
同じく南島のカイコウラやその沿岸では、クレイフィッシュと呼ばれる伊勢エビの仲間が味わえます。ニュージーランドの白ワインと共にぜひお試しください。
またニュージーランドは食の安全への意識が高く、オーガニック食品や製品が手軽に手に入ることでも知られています。
2019年後半には南島のクライストチャーチの中心部にリバーサイドマーケットがオープン。
生産者から直接仕入れた新鮮な野菜や魚介類が並ぶマーケットのほか、パンやスイーツ、各国の飲食店20件以上が並ぶグルメストリートもあります。
2階にはレストランとイートインスペースがあり、購入したものをゆっくり味わうのもおすすめです。
□リバーサイドマーケット
・URL: https://riverside.nz/
~世界を代表するグルメタウン~
世界からの移民が多く暮らすニュージーランドでは、既成概念にとらわれず、自由な発想で生み出される料理が高く評価されています。
各地に世界トップクラスのレストランやワイナリーが点在。ゆったりとした空間で洗練された料理と世界でも評価の高いワインを味わう、至福の時間を提供してくれます。
クイーンズタウン近郊にあり、ヘイズ湖の脇に建つレストラン、アミスフィールド。ここでは、地元の漁師や農家の人たちが収穫した新鮮な食材を活かした料理を自身のワイナリーで生産されたワインと共に楽しむことができます。
□Amisfield
・URL: https://amisfield.co.nz/
また、ちょっと人と違う体験をしたいなら、ブルーダックステーションのシェフズテーブルはいかがでしょう。北島ワンガヌイ国立公園にあるここでは、2時間のサファリドライブ後
大自然の中、星空の下で地元食材を使ったコース料理を味わうことができます。
□Chef's Table at Blue Duck Station
・URL: https://www.thechefstable.co.nz/
南島のマウントクック・ヴィレッジにあり、この地域のアイコンとしても有名なハーミテージ・ホテル。ホテル内のレストランでは、氷河に覆われたアオラキ/マウント・クックを眺めながら、食事はもちろんのこと、昼のティータイムや夜のお酒を優雅に楽しめます。
□The Hermitage Hotel
・URL: https://www.hermitage.co.nz/
~独自のカフェ文化~
ニュージーランド人はお気に入りのカフェに、マイカップを持参して行くのが定番。
どの町にも必ずといっていいほどカフェがあり、バリスタのいるカフェもたくさんあります。
日本でも最近、耳にするようになった「フラット・ホワイト」はニュージーランドが発祥。
エスプレッソにほぼ同量のフォームミルクを加えたアレンジコーヒーです。
おなじみの「ラテ」、「カプチーノ」はもちろん、エスプレッソにスチームミルクを加えた「モカチーノ」も一般的。美しいラテアートにもコーヒー愛を感じます。
ニュージーランド産のワイン、乳製品、はちみつ、お肉など、食品および飲料商品から毎日にやさしい美容・日用品まで、800点以上が一覧できるイベントページ「キアオラ・ ニュージーランド」が「楽天市場」内に2022年2月末まで開設されており、選りすぐりのニュージーランド商品をご紹介しています。定期的にスペシャルキャンペーンも開催。ぜひ、サイトをご覧いただき、商品と共に、ニュージーランドへの旅を想像してみてください!
・URL: https://event.rakuten.co.jp/area/global/newzealand
■ニュージーランドの観光情報
・ニュージーランド政府観光局
*公式サイト: https://www.newzealand.com/jp/
*公式ツイッター: https://twitter.com/PureNZinJapan
*公式YouTube: https://www.youtube.com/user/TNZJapan
■こんな時だから旅を語ろう 特集ページはこちら
・URL: https://pu.arukikata.co.jp/tabiwokataro/
※当記事は、2021年11月29日現在のものです
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html