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「北方のバラ」と呼ばれている美しい古都・チェンマイ。かつてラーンナー王国の首都として栄え、独自の建築様式・美術・料理などが発展し、今も世界中の人々を魅了しています。2023年2月にはタイベトジェットの大阪ーチェンマイ直行便が就航。タイ北部への旅行がますます便利になりました。チェンマイが掲載されている地球の歩き方タイ編はただいま絶賛制作中。改訂版が出る前に「チェンマイに行く!」という方の参考になればと、絶対押さえておきたいスポットを7つのテーマに絞ってご紹介します。チェンマイの魅力を語っていたらあまりにも長くなりすぎたので(汗)、【前編・中編・後編】に分けて、リアルによかったスポットをお伝えします!
目次
チェンマイの名物料理で、まず名前が挙がるのがカオソーイ。ミャンマーがルーツのカオソーイは、カレー味のスープに麺を入れ、その上に揚げ麺を載せたカレーラーメンのこと。何店舗か専門店がありますが、地元の人がおすすめしてくれたのが、ローカル食堂の「カオソーイ サムージャイ」。7:30から営業しているので朝食にもおすすめです。オーダーしたカオソーイは、とろっとしたココナッツベースのス-プが濃厚で美味。途中まで食べたら、ライムを絞ってさっぱりと味変させるのが地元の人おすすめの食べ方とのこと! 写真を見ての通り、スープの表面にはラー油のような油が覆っていて、結構辛いのです。辛いのが苦手な人は「カルナータムマイペット(辛くしないでください)」と伝えましょう。
地元の人に「カオソーイと一緒に頼んだほうがいい」と聞いてオーダーしたムーサテ(焼き鳥)Moo Sa Tay 60バーツ(約240円)。炭火で焼いているので香ばしく、一緒に提供される甘いピーナッツ系のソースに合う味です。
ひとつ注意事項が! 注文と同時にお水のペットボトルが勝手に置かれてしまうことも。実はこの水は有料の様子。いらない場合は断りましょう。
次に紹介する名物料理は「サイウア」。レモングラスなどのハーブが入ったタイ北部のスパイシーなソーセージです。サイウアはさまざまなお店で味わえますが、地元の人が「ワローロット市場の中心にある屋台がいちばんおいしい」と教えてくれたので行ってみました。ピリ辛でハーブが効いた味付けで、ビールのおともにぴったりの味。1本40バーツ(約160円)で、希望すればカットして、竹串に刺してくれるので食べ歩きもできちゃいます。
旧市街近くにあり100年以上の歴史を持つ、チェンマイ最大の市場・ワローロット市場。地元では「カート・ルアン(大きな市場)」という愛称で親しまれ、タイ北部ならではの食べ物やおみやげを求めて多くの人が訪れます。
このスポットはタイ・チェンマイ旅行で絶対したい7つのこと【中編】でも紹介しています。ぜひご覧ください。
タイ北部の料理を代表するひとつ「ゲーン・ハンレー」。隣国ミャンマーから伝わった豚肉とショウガがきいたカレーです。ペーストした香辛料で具材を炒めて、油でじっくり煮込むので、肉がほろほろ。そんなゲーン・ハンレーなら、チェンマイきってのおしゃれエリア・ニーマンヘーミンにある、地元の人で行列のレストラン「トーン・テム・トー」がいち押し。ほかにはチェンマイ名物のナムプリック・オン(トマトと豚肉の煮込み)とナムプリック・ナム(青唐辛子入り)をディップできる前菜盛り合わせ237バーツ(約948円)がおすすめ。豚皮のから揚げはスナックのようで、ビールといっしょに食べ出したらきりがありません。
開放的な雰囲気とリーズナブルな価格帯で地元の人にも人気。チェンマイの家庭料理をお手頃価格で提供しているので、町歩きでお腹が空いたときに立ち寄りたいお店です。人気店のため、行列でなかなか入れないときは歩いて行ける2号店が比較的空いています。
アジアと北欧が融合したチェンマイ発のファッション・雑貨ブランド、ジンジャーの本店「ザ・ハウス・バイ・ジンジャー」。滞在中一度は訪れたいこの有名店の敷地内にはカフェ・レストランも併設されているので食事とお買い物が一度に楽しめます。
伝統的なタイ料理に「ザ・ハウス・バイ・ジンジャー」オリジナルの味付けが加えられていてマイルドなメニューも多数。きれいに盛り付けられた料理に使用している器はどれもセンスがよく、自宅用に購入したくなります。ぜひ食事のあとに隣のショップも覗いてみてください。
料理だけではなく、ドリンク類、特にカクテルの種類が豊富。シグニチャーカクテルに位置付けられているドリンクの名前は「TOM YAM KAFE」。タイらしく唐辛子が使用されて、さっぱりした味でした!
カントーク・ディナーとは、丸いテーブルを囲んでお祝いの席などで食べるタイ北部の伝統的な食事スタイルのこと。チェンマイの老舗店「オールド・チェンマイ」では、カントーク・ディナーを食べながらタイの民族舞踊ショーも楽しむことができます。テーブルの上にはタイ北部の代表的な料理がずらりと並び、かなりのボリューム。人気のため予約必須です!
民族楽器のすてきな音色と華やかな舞踊に、会場は大盛り上がり。初めてチェンマイを訪れる方は必訪です。
チェンマイでしたいこととして、グルメの次に挙げたいほど、チェンマイの雑貨は安くてかわいい! まず向かいたいのはおしゃれストリート「ニーマンヘーミン通り」。約1kmにわたる表通りを中心に数本の路地がつながっており、民家に混ざっておしゃれなブティックやカフェ、ギャラリーが並んでいるのでゆっくり散策を。まずおすすめなのがニーマンヘーミン通りに面した人気ショップ「Cha baa」。山岳民族の刺繍を使ったアクセサリーやワンピースなど、カラフルでテンション上がるアイテムが揃います。
複合施設「ワン・ニーマン」もぜひ散策を。2018年にオープンし、新しいのに、重厚な雰囲気。そんなセンスあふれる建築とインテリアが魅力的です。ショップやカフェ・レストラン、マッサージ店などが集まります。
上で紹介したワローロット市場は、旧市街とピン川に挟まれたエリアに位置しています。地下1階、地上3階で構成された大きな建物の中には各種ショップがずらり。雑貨好きならこの市場と、周辺にある「モン族市場」もぜひ訪れたい。モン族の手仕事による衣類やカラフルな雑貨が目を引きます。かわいい色使いのポーチは50バーツ(約200円)前後とリーズナブルで、ついお財布の紐が緩みます。台所用品や籐雑貨屋も並び、雑貨好き、小物好き、布好きにはたまらないエリアです。
このスポットはタイ・チェンマイ旅行で絶対したい7つのこと【中編】でも紹介しています。ぜひご覧ください。
旧市街のウアライ通りで開催される「サタデーマーケット」と、ターペー門付近で開催される「サンデーマーケット」も雑貨の宝庫。銀細工の村として発展したウアライ通りには、現在も銀を使った工芸品の店が多く、シルバーアクセサリーや雑貨が低価格で並んでいます。一方、「サンデーマーケット」が開催されるラチャダムヌン通りは、ターペー門へ約1km続く歩行者天国。毎週日曜日の昼過ぎから深夜まで、バラエティ豊かな露店で大にぎわいです。どちらも地元の人々に愛されてにぎわっていますが、規模がより大きいのは「サンデーマーケット」。そのためチェンマイに行くなら日曜(できれば土曜も!)に滞在するのをおすすめします。
たくさんの人であふれかえっているので手荷物には十分に注意すること。荷物は前に抱えるなどして、財布など貴重品は取りだしにくいところにしまいましょう。
このスポットはタイ・チェンマイ旅行で絶対したい7つのこと【中編】でも紹介しています。ぜひご覧ください。
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